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織物屋の試み展 ―ファッションデザイナー編―

PR TIMES / 2019年3月14日 5時40分

会期:2019年3月28日~4月7日 会場:フリッツ・ハンセン 青山本店 (東京都港区北青山)

株式会社川島織物セルコン(本社:京都市左京区 社長:山口進)は、織物の未来と100年後の川島織物セルコンを考える活動のひとつとして、これからの時代を担う新進気鋭のファッションデザイナー、青木明子(AKIKOAOKI)・井野将之(doublet)・堀内太郎(TARO HORIUCHI)の三氏に、織物のデザインを依頼し、北欧家具メーカー フリッツ・ハンセン(FRITZ HANSEN)の代表作エッグチェアに張り込むという企画を実現しました。
2019年3月28日(木)より、そのコラボレーションチェアと、三氏の服をフリッツ・ハンセン青山本店にてお披露目展示します。



[画像1: https://prtimes.jp/i/42495/2/resize/d42495-2-255847-1.jpg ]

開催概要
タイトル : 織物屋の試み 展 - ファッションデザイナー編 -
日   時 : 3月28日(木)~4月7日(日) 12:00 - 18:00
場   所 : フリッツ・ハンセン青山本店 ( 東京都港区北青山3-10-11 1F& B1)
張り地デザイン : 青木明子(AKIKOAOKI)、井野将之(doublet)、堀内太郎(TARO HORIUCHI)
協    力 : フリッツ・ハンセン
特設サイト : https://www.kawashimaselkon.co.jp/event/kokoromi2019(※ 3月中旬開設予定)


青木明子(あおきあきこ) / AKIKOAOKI (https://www.akikoaoki.com/

[画像2: https://prtimes.jp/i/42495/2/resize/d42495-2-190146-17.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/42495/2/resize/d42495-2-758619-9.jpg ]


万華鏡のように色が変わり反射する織物 ビロード × 引箔
引箔(ひきばく)と紋(もん)ビロードという織物技術を併用することで、“見る角度で色が変わる”と“透明感ある反射”という、二つの課題を両立させました。透明感を出すために、レンズシートを採用。美しく見える組織・色を実現しました。
使用織機 : シャトル力織機、 シャトル手織機

青木明子(あおきあきこ)
1986年東京都生まれ。 2009年女子美術大学ファッション造形学科卒業後、 ロンドンの Central Saint Martins にてファッションを学ぶ。帰国後コレクションブランドでアシスタントを経て、2014年よりウィメンズウェアブランド“AKIKOAOKI”をスタートする。同年10月、Mercedes-Benz Fashion Week TOKYOにて2015SSコレクションを発表。2018年2月、LVMH Young Fashion Designers Prizeショートリストにノミネートされ、同年11月には毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞、『VOGUE JAPAN』が国内外のファッションシーンで活躍する新世代女性を応援するために贈る「Rising Star of the Year」を受賞。

デザイナーコメント
今回の作品は、川島織物セルコンさんの工場を実際に拝見するところから始まりました。素晴らしい沢山の匠の技の中でも、その中で一際、自分の目をひいたものがビロード織でした。日本古来の伝統的な柄の中に、一部、周りとは違った立体的なテクスチャーが入るビロード織は見た瞬間に、これを元になにか新しいものを考えたい、と感じました。クラシカルなビロードで花柄をつくり、それとは相反する未来的なテクスチャーの中に花を浮かべたい、2つの異なる質感をぶつけたいと思いました。何度も試作を重ねていただいた結果、まるで鏡のようにピカピカ光る質感をつくるために、本来は織物には使わないようなメタリックシートを細く裂いていただき、それを糸のように織り込んでベースの生地を制作していただきました。裂き方にもバリエーションを持たせることで光の反射の強弱が生まれ、見る角度によって光沢に動きが生まれました。また、あえて黒を選択することで生地表面の艶がより強く光を放ちます。今回の織物は、伝統的な技法と、今までにトライしたことのない素材とで、新たな織りの表情を探りました。


井野将之(いのまさゆき) / doublet (http://doublet-jp.com/

[画像4: https://prtimes.jp/i/42495/2/resize/d42495-2-137696-18.jpg ]

[画像5: https://prtimes.jp/i/42495/2/resize/d42495-2-689251-11.jpg ]


見る角度で図柄が変わる織物 引箔
レンチキュラーシートを引箔で織り込み、井野氏が自身のブランドでも多く使用する“見る角度で変化がある”素材の織物バージョンに挑戦しました。見る方向によって、ジャカード布張り椅子に見えたり、革張りのソファや木のベンチに見えたりします。
使用織機 : シャトル力織機

井野将之(いのまさゆき)
1979年群馬県生まれ。東京モード学園卒業後、企業デザイナーとして経験を積み、その後 MIHARAYASUHIROにて靴・アクセサリーの企画生産を務める。その後、パタンナー村上高士とともに、「doublet」を立ち上げ、2013S/S展示会よりデビュー。
2013年「2013 Tokyo新人デザイナーファッション大賞」プロ部門にて最優秀として選出。2017年「Tokyo Fashion Award2017」に選出され、パリでの展示会開催及び2017秋冬東京ファッションウィークにて、初のランウェイショーを開催する。2018年「LVMH PRIZE」にてグランプリを受賞。

デザイナーコメント
名作エッグチェアに今までおそらく張ったことのないレンチキュラーの素材を使うことで、革張りの反発がある座り心地なのか、包まれるようなビロードの座り心地なのか、ウッドベンチの硬い座り心地なのか。座った時の座り心地を想像できない好奇心をくすぐる椅子ができればと思ってデザインしました。フリッツ・ハンセンのクオリティにより、見た目をさらに裏切る座り心地の良さのおかげで成り立っています。


堀内太郎(ほりうちたろう) / TARO HORIUCHI (http://tarohoriuchi.com/

[画像6: https://prtimes.jp/i/42495/2/resize/d42495-2-412232-15.jpg ]

[画像7: https://prtimes.jp/i/42495/2/resize/d42495-2-624914-10.jpg ]


古きを知り、新しきを創る織物 綴織(つづれおり)
織物の歴史と工程そのものに着目したデザイン。長年、当たり前のように使われてきた下絵が、インスピレーションの元です。アーカイブの中から選んだデザインを再構成・リデザインし、緞帳用の織機で製織しています。
使用織機 : 緞帳用大機

堀内太郎(ほりうちたろう)
1982年東京生まれ。2007年アントワープ王立美術アカデミーを首席で卒業後、「タロウ ホリウチ」を2010年春夏コレクションからスタート。2012年、第30回毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞受賞。2018年メンズライン「th」を新たに立ち上げる。2019年1月には展覧会「th presents Ronald Stoops Exhibition "WORK RONALD FRIENDS" 1980s-2018」のディレクターも務めた。

デザイナーコメント
川島織物セルコンの資料館(川島織物文化館)で拝見した作品群のなかで、特に私が美しいと感じたのが緞帳の製作過程で職人が描く下絵でした。今回のコンセプトは「織下絵」という完成した織物から本来は見えないその工程をデザインに加えフォーカスすることで、現代的要素と過程の美しさを捉えようと試みました。エッグチェアの形状がミニマルでモダンな形状をしていることから、それと相反する昔の自然や動物を描いた図案を選び組み合わせました。


川島織物セルコンについて
天保14(1843)年創業の織物メーカー。呉服悉皆業からスタートし、明治期に室内装飾織物(インテリア業)にも進出。現在は帯・緞帳・祭礼幕などの伝統的な織物から、カーテン・カーペット・インテリア小物までをトータルに手掛けています。伝統技術と先端技術を合わせ持つ川島織物セルコンは、日本の織物のパイオニアとして時代をリードし続けてきました。京都の本社は、日本最古の企業博物館「川島織物文化館」や染織の学校「川島テキスタイルスクール」を併設し、「織物をつくり・みて・まなぶ」ことが出来る珍しい施設になっています。
社   名 : 株式会社川島織物セルコン
所在地 : 京都市左京区静市市原町265
創   業 : 天保14年(1843年)
事業内容 : 身装・美術工芸事業 /  緞帳、祭礼幕、和装小物などの製造販売
インテリア事業 / カーテン、壁装、床材、インテリア小物などの製造販売、室内装飾工事

軍配マークについて
軍配(ぐんばい)とは、かつて武将が戦の指揮に用いたうちわ形の道具です。
川島織物セルコンでは二代川島甚兵衞が、自らが織物の祖と仰ぐ聖徳太子ゆかりの軍配扇を京都の広隆寺で目にして感銘を受け、その図柄を商標に採用しました。
現在も着物の帯に織り込むなど、歴史に裏付けされた織物技術と独自のデザイン表現・高い品質の証として使用しています。


本プロジェクトでは、ブランドの歴史や技術を進化・発展させ織物の未来につなげていくという志のもとに、軍配マークを使用しています。

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