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メンテナンス向けビッグデータ活用アプリを開発 

PR TIMES / 2019年9月14日 6時40分

対応方法通知し業務効率向上に効果発揮



フジテック株式会社は(本社:滋賀県彦根市、社長:内山 高一)エレベータのメンテナンスにおける、不具合への対応スピードを速めるため、対応内容を担当者に通知するアプリケーション(以下アプリ)を開発しました。このアプリは、過去の不具合への対応事例を集めたビッグデータを分析し、発生した事象への適切な処置方法を担当者に通知します。これにより、若手とベテラン専門技術者間の対応力を平準化し、業務効率の向上に効果を発揮します。アプリは今年9月から近畿エリアで試験運用を開始しており、今後は全国展開に加え、海外法人での活用も推進します。


[画像: https://prtimes.jp/i/46269/2/resize/d46269-2-140817-0.png ]



エレベータのメンテナンスにおける不具合への対応は一般的に、稼動ログのデータを現場で解析し原因を特定することからはじまります。この解析は経験をつむことによって得られるスキルですが一方で、若手の専門技術者にとっては、時間のかかる作業となっていました。このアプリを導入することで、稼動ログを現場で解析することなく、不具合への対応をスムーズに行うことができます。そのため、若手・ベテランの専門技術者ともに、稼動ログデータの解析に時間をかけずに実作業に移れ、業務効率向上が期待できます。アプリの利用は社用のスマートフォンで行います。アプリに届く通知には、対応方法と必要な機器などが記載されています。


このアプリの開発は、滋賀大学データサイエンス学部との共同研究で得られた知見を活用しています。共同研究では、過去20年以上蓄積してきた異常記録と保守点検の実施記録を分析し、その2つの相関関係から高い確率で不具合の発生を予測できるモデルを開発しました。今後もAI、IoTを活用した保守技術の向上を目指します。

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