新造ドライバルク貨物船「Ocean Virginia号」が竣工
PR TIMES / 2021年10月7日 16時15分
エンビバのサステナブルな木質ペレットの安定供給を支え、
日本の温室効果ガス削減目標の達成に貢献
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【今治市、2021年10月7日】サステナブルな木質バイオマスエネルギーを専門とする、再生可能エネルギーのグローバル企業であるEnviva(以下、「エンビバ」)は、日本最大の海事都市である今治市で開催された新造貨物船の命名・受渡式において、日本を代表する造船会社である今治造船株式会社をはじめとする関係者から、本船の名付け親となる栄誉を受けました。本船はサステナブルなエネルギー源であるエンビバの木質ペレットを含む様々な乾貨物を運ぶために建造され、第一中央汽船株式会社によって運航されます。エンビバはサステナブルな木質ペレットを米国の南東部から主にイギリス、欧州、カリブ地域、日本に輸出しており、顧客が自社の炭素排出量をライフサイクルベースで85%以上削減し、再生可能エネルギーを活用して温室効果ガス削減目標を達成することに貢献しています。
エンビバの事業地のひとつであり、木質ペレットの出荷拠点のチェサピーク港を擁するアメリカ南部バージニア州に因んで命名されたOcean Virginia号は、全長180メートル、全幅29.8メートル、載貨重量約38,000トンのバルクキャリアです。当該船舶の建造工程において、建造に携る地域に経済効果や雇用を創出するとともに、日本全体の国際貿易の強化にも貢献します。自然エネルギー財団(REI)によれば、2018年の時点で日本の木質バイオマスの90%は国内由来であり、木質バイオマスによるエネルギー供給量は600万以上の世帯向けの電力供給に相当します。日本において木質バイオマスエネルギーの利用が増加する中、エンビバが日本市場向けに提供する持続可能な木質ペレット等の輸入バイオマスは、国産バイオマス利用を補完する重要な役割を果たすことになります。
エンビバの日本担当ゼネラルマネージャーである宮田滋央は次のように述べています。「当社のサステナブルな木質ペレットを日本のお客様に輸送するこの最新の船舶を名付けることができたのは大きな名誉であり、たいへん嬉しく思います。バイオマスのサプライチェーンを構築する上で、安定的かつ信頼性の高い海上輸送の確保は不可欠です。日本の産業パートナーと密接に協力して業界のサプライチェーンに参画できることを光栄に思います」
海運会社大手の第一中央汽船は120年以上前の創業以来、日本の産業成長を支える上で大きな役割を果たしてきました。 同社の取締役執行役員である宮崎俊広氏は、次のように述べています。「当社が運航する船舶に最新船のOcean Virginia号が新しく加わりました。これらの船舶を活用してエンビバ社の木質ペレットを輸送し、脱炭素化に貢献できることを大変光栄に思います。エンビバ社のような優れた顧客との強力なパートナーシップを通じ、当社の役割を発揮していきます」
エンビバと第一中央汽船が締結した長期傭船契約(COA)により、日本への木質ペレット輸送を長期的に行うことが可能になります。Ocean Virginia号は、今治造船の本社所在地である愛媛県今治市にあるしまなみ造船で建造されました。この地域は中世まで遡る海事・海運産業の歴史を持っており、様々な景気変動を乗り越え、外国の造船会社に対して強い競争力を発揮してきました。
米国南東部の木質ペレットが辿る道のりの詳細については、 当社のビデオ『Lifecycle of a wood pellet』(https://www.envivabiomass.com/life-of-a-pellet/)をご覧ください。
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Enviva Partners, LPについて
Enviva Partners, LP(NYSE:EVA)は、天然資源である木質繊維を原料とし、輸送可能な木質ペレットに加工する事業を行う、上場のマスター・リミテッド・パートナーシップです。同社は、木質ペレットの大部分を長期テイク・オア・ペイ契約に基づき、イギリス、欧州、日本の信用力の高い顧客に販売しています。同社は合計で年間620万トンの製造能力を保有しており、工場はバージニア、ノースカロライナ、サウスカロライナ、ジョージア、フロリダ、及びミシシッピの諸州に立地しています。更に、同社は木質ペレットを、バージニア州チェサピーク、ノースカロライナ州ウィルミントン、ジョージア州サバンナ、アラバマ州モビール、及びフロリダ州パナマシティの各ターミナルから輸出しています。詳しくは、当社のウェブサイト https://www.envivabiomass.com/をご覧ください。
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