リアルとデジタルの融合。現代における新たな超絶技巧への挑戦。
PR TIMES / 2021年11月4日 10時45分
最新のCTスキャンを使った多次元彫刻プロジェクト作品内部まで制作された世界初の鉄鍛金作品を制作。
京都で美術商を営む古美術鐘ヶ江(Gallery:京都府京都市)と、IoTクリエ―ターの育成やスタートアップ事業を支援する株式会社クロステック・マネジメント(本社:京都府京都市/代表取締役:北村誠)は、工芸の次のすがたを実現させる運動“KOGEI Next”として初の展示会を実施します。
KOGEI Nextでは、伝統に縛られる工芸家たちを解放し、その超絶技巧を活かした、この時代らしい作品を発表致します。鉄鍛金家・本郷真也の”visible”では、今や私たちの生活に切り離せなくなった、デジタル空間を取り込み、単なる外側と内側だけではなく、私たちの周りに潜む様々な境界や、瞬間と永遠といった、多次元的概念を彫刻で表現致します。この時代にしか出来得ない、超絶技巧+αの作品を発表致します。
[画像: https://prtimes.jp/i/76636/2/resize/d76636-2-23756c6fa3b6a9fc4bc1-0.jpg ]
鍛金とは、紀元前より続く、金属を叩いて変形させるという、最もプリミティブな工芸技法の一つです。
日本では、弥生時代~明治期まで鉄剣、甲冑などや工芸品に使用され、独自の発展をし、その技術力は世界からも賞賛されています。しかし明治期以降、工業化の流れによって需要が薄れ、最も難儀である鉄鍛金の特殊技法は伝承されず、一部技術が”制作不可能”となってしまいました。
しかし、本郷真也は独自の研究によって、その不可能と言われる特殊技法を復活させ、鉄鍛金のあらゆる技法を有する、歴史的にも類い稀な作家となりました。
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=htSQFnX_UqA ]
Visible01は、その様な歴史に埋もれた鍛金技法の魅力を、新たな可能性を持って現代で示す作品です。
KOGEI Nextでは様々な専門家や企業との協働を進めています。現在では、高度に成長した企業が利益追求だけではなく、積極的に社会問題に取り組む世の中となりました。その中には崇高な思想を用いたプロジェクトが多々あります。
・アーティストと企業とが出会い、多角的な議論と実験を行い、最高の手仕事に現代的思考を取り込む。
・スポーツ界と同じように工芸作家たちの創造力に科学的なサポートを提供することにより進化を生む。
・環境にやさしい、持続可能な工芸の在り方を提案する。
そうすることによって100年、200年後に、「日本工芸のターニングポイント」として、この令和という時代を
美術の歴史に遺したいと考えています。
“KOGEI Next”展について
工芸作家とこれまで関わりの薄かった現代社会とをつなげることで生まれる作品や活動、自然環境や社会課題との関わりを通じて、モノとしてだけではない新たな価値を持った、工芸の次のすがたを実現させる運動です。
時に、超絶技巧と呼ばれる技術的にも非常に優れた作家を中心に、現代ならではのテクノロジーと概念を掛け合わせ、この時代での美術の確かな進化を探究いたします。今回の展示会はその第一弾です。
■開催日時:2021年11月5日(金)、6日(土) Open 11時~20時
■WEBサイト :
https://kogei-next.jp/
■開催場所 : 六本木ヒルズ「Hills Cafe / Space」
■出展作家 :大竹 亮峯、織田隼生、鈴木 祥太、つのだゆき、土岐謙次、野田朗子、彦十蒔絵、本郷 真也、松本 涼、前原 冬樹、満田晴穂
■主催 :古美術 鐘ヶ江、株式会社クロステック・マネジメント
■協賛 :株式会社ゴールドウイン
■協力 :京都女子大学、京都芸術大学、一般社団法人アートハブ・アソシエーション、DESIGNART TOKYO 2021、ONBEAT
■アドバイザー :山下裕二(美術史家、美術評論家)、広瀬麻美((株)浅野研究所・代表取締役)、前崎信也(京都女子大学家政学部生活造形学科准教授、工芸史家)
CTスキャンについて
<エックス線CT技術>
被写体を回転させながらエックス線を照射して、線源の反対側に設置した検出器によりそれぞれの方向でどの程度吸収されたかを記録し、コンピュータを用いて断面の画像を作成する技術です。
<装置・仕様>
・装置メーカー、型式: YXLON (エクスロン) International GmbH、Y.CT Compact 450XL-Y
・最大スキャンエリア: φ600mm×750mm (耐荷重50kgf)
・X線管出力等: 最高450kV-700W、焦点寸法0.4mm
・X線の透過能力: 鉄/ 約65mm、アルミニウム/ 約250mm
<CTスキャン実施先>
富山県産業技術研究開発センター (富山県高岡市二上町150)
URL:
http://www.itc.pref.toyama.jp/equipment/e_data/mono_23ogataekkususen.html
■一般社団法人アートハブ・アソシエーションについて
Art(文化芸術)、Business(企業・経済活動)、People(社会)の間のよりよい関係・エコシステムの構築や支援
を通じ、精神的により豊かな未来をつくることに貢献することを目的に設立。
アート界、ビジネス界双方の人々の交流やマッチング、知見の共有など、未来に向けた新たな価値を生み出すための様々な活動を推進、支援しています。
URL:
https://arthub.link/
■古美術鐘ヶ江について
京都大徳寺総門(京都市北区)正面でギャラリーを運営。
時代屏風、近代美術工芸品、提げ物などを中心に現代美術まで多岐の分野を取り扱っています。
現代の工芸家たちと100年、200年先に古美術作品となった時に、真に誇れる作品を作ろうというプロジェクト
『Japanese Sculpture Next 100 years project』にも取り組んでいます。
URL:
https://japanese-sculpture.com/
■株式会社クロステック・マネジメントについて
デザイン×テクノロジーにより様々なビジネスプロタイピングを推進。
会社所在地 :〒606-8271 京都府京都市左京区北白川瓜生山2番地116号(京都芸術大学内)
出資企業 : 学校法人瓜生山学園、株式会社オレンジ・アンド・パートナーズ、株式会社ABBALab、株式会社電通
事業内容 : IoTクリエーターの育成・支援、スタートアップモデル事業、アーティストの育成・支援、アート作品のマネジメント
URL :
http://xtech-m.co.jp/
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