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【コロナ禍が大学生に与えた影響とは?】3割以上の大学生が現在の授業に不満と回答!大学側が取り組むべき課題が明らかに

PR TIMES / 2021年7月26日 15時45分

オンライン授業の不満が明らかに

ハーモニープラス株式会社(本社所在地:東京都千代田区、代表取締役:降旗 真寿幸)は、全国の大学生(男女)を対象に、「現在の大学での授業」に関する調査を実施しました。



新型コロナウイルスの影響で、オンライン授業に切り替わってしまった大学が多いでしょう。
学生一人ひとりの成長過程や、教育成果などより見えづらくなってしまったと感じる
大学職員の方が多いと思いますが、学生自身も不安・不満を感じていると思います。

「思っていた授業と違う…」
「このまま卒業したら将来が心配…」
このように感じる学生も多いでしょう。

では実際に、現在の大学の授業の在り方について、学生たちはどのように考えているのでしょうか?
また、大学側に何を求めているのでしょうか?

そこで今回、学修成果/教育成果の可視化/分析ツール『学修成果MOE』(https://www.harmony-plus.co.jp/moe/)を提供するハーモニープラス株式会社(https://www.harmony-plus.co.jp/)は、全国の大学生(男女)を対象に、「現在の大学での授業」に関する調査を実施しました。


【大学の授業に満足していない学生は○割!?】新型コロナが与えた影響とは?

はじめに、大学に進学した理由を聞いてみました。


[画像1: https://prtimes.jp/i/81844/2/resize/d81844-2-972483-6.png ]


「大学に進学した理由を教えてください(上位3つ迄)」と質問したところ、
・専門的な勉強をしたかったため…41.2%
・就職先の幅を広げるため…34.4%
・資格や免許を取得したかったため…34.0%
・学歴が欲しいため…29.4%
・勉強・研究したい分野があったため…22.5%
・やりたいことを見つけるため…21.4%
・就きたい職種があったため・・・20.7%
・青春を謳歌したり自由な時間を楽しんだりするため…17.3%
・家族や周りの勧め…9.9%
・広い人脈を作るため…4.4%
・その他 (具体的に)…1.6%

といった結果になりました。

将来に向けて専門的な勉強をしたいと考えている方や、やりたいことがまだ見つからないからこそ就職先の幅を広げたいと考えている方が多いのかもしれません。

では、大学に進学した目的にも繋がる“大学の授業”に満足できているのでしょうか?

そこで、「現在、大学での授業内容に満足していますか?」と質問したところ、6割以上の学生が『満足している(19.6%)』『どちらかと言えば満足している(46.4%)』と満足していると回答しました。

一方で、3割以上の学生が、『どちらかと言えば不満である(26.9%)』『不満である(7.1%)』と回答しました。

では、満足できている方、満足できていない方のそれぞれの意見を見てみましょう。

■現在の大学の授業内容に満足している?
「満足している」「どちらかと言えば満足している」と回答した学生
・専門的な知識が深く学べるから(女性/茨城県)
・面白い授業があったり、友達と自由に授業を受けたりすることはとてもいい経験になったと思うが、コロナ禍でのオンライン授業は身が入らなかった(女性/神奈川県)
・資格を取るための専門知識を順調に身につけられているため(女性/京都府)

「不満である」「どちらかと言えば不満である」と回答した学生
・オンライン授業で簡略化されている感覚がある。ディスカッションができない(女性/東京都)
・コロナの影響でより詳しいことを学ぶ機会が減り、ただただ授業を消化するだけになっているから(女性/神奈川県)
・もっと詳しいことをやれると思った(男性/岐阜県)

「満足している」「どちらかと言えば満足している」と回答した学生では、専門的な知識を深く学べていることや、資格を取得できていることに満足していることがわかりました。

一方で、「不満である」「どちらかと言えば不満である」と回答した学生は、オンライン授業になってしまったことで、自分が望んでいた授業ができていないと感じているようです。

新型コロナウイルスの影響で、オンライン授業が増えてしまったことも、現在の授業内容に満足できていない理由の一つと言えそうです。


オンライン授業に○割の学生が満足していない…?その理由とは?

先ほどの調査で、現在の授業の満足度について大学生に聞くことができました。
現在はコロナ禍の影響でオンライン授業を取り入れた大学も多く、新型コロナウイルスが大学生活に与えた影響は大きいでしょう。
[画像2: https://prtimes.jp/i/81844/2/resize/d81844-2-277269-7.png ]



そこで、「新型コロナウイルスは大学生活にどのような影響を与えたと思いますか?(複数回答可)」と質問したところ、『交友関係、コミュニケーション不足等によるメンタルヘルス悪化に対する不安(64.2%)』と回答した方が最も多く、次いで『授業・研究など(オンライン含む)学びに対する不満や不安(62.5%)』『就職活動や進路など将来に対する不安(55.7%)』と続きました。

オンライン授業になってしまったことで、交友関係やコミュニケーション不足を不安視する方が多く、その不安からメンタルへの影響も不安に感じている学生が多いようです。
特に、入学時からオンライン授業になってしまったという方は、友人の作り方や繋がり方でも苦戦しているという方が多いでしょう。

また、そのほかにも授業に対する不安や、就職活動・進路など、将来に対する不安を抱えている学生が多いことがわかりました。

そこで、具体的にどのように思っているのかを聞いてみました。

■新型コロナウイルスは大学生活にどのような影響を与えたと思いますか?
・交流の幅を広げる機会を減らした(女性/東京都)
・友達との会話や親睦が大きく減ってしまい、孤独感が強くなった(男性/東京都)
・人との直接的なコミュニケーションを混じえた学習方法が減った(女性/福岡県)
・通学の面に関してはとても楽になった反面、授業内容が一方通行であるため学びの質が落ちたこと、また、友人に会わなくなったため他者とのコミュニケーション能力の低下(女性/京都府)
・教授に直接質問をすることができなくなったり、友達と教え合ったりすることができなくなったので勉強や交友関係の面でも多少のストレスを与えた(男性/鹿児島県)

授業がオンラインになってしまったことで、横のつながりだけでなく縦のつながりも作りづらくなってしまったことに不安を抱える学生は多いでしょう。

では、学生の皆さんはオンライン授業に対して、どのように考えているのでしょうか。


[画像3: https://prtimes.jp/i/81844/2/resize/d81844-2-497469-8.png ]


「オンライン授業について該当するものをお選びください(複数選択可)」と質問したところ、
・自分のペースで学修できる…58.4%
・授業における学びの質は悪く、レポート等の課題が多かった…45.5%
・対面授業よりも理解しにくい…39.6%
・質問など相互のやり取りの機会がない…34.1%
・友人などと参加できないため授業に参加するのに気が進まない…31.3%
・好きな場所から参加できることで学びの質が上がった…25.2%
・授業形態についてわからないことが多い…24.7%
・予習や復習に取り組みやすい…17.1%
・対面授業よりも理解しやすい…13.6%
・わからないところについてのコミュニケーションが容易…7.1%
・その他 (具体的に)…2.4%

といった結果になりました。

オンライン授業は、自分のペースで進められるというポジティブなイメージを持っている学生がいる一方で、学びの質が低い・対面授業よりも理解しにくいとネガティブなイメージを持っている学生の方が多いようです。


【学生の本音】進路を考えると今の授業では不安…?学生が求める理想の授業の在り方とは?

ここまでの調査で、現在の大学の授業に関する本音を学生から伺うことができました。
では、大学卒業後の進路についてはどのように考えている方が多いのでしょうか。


[画像4: https://prtimes.jp/i/81844/2/resize/d81844-2-143515-9.png ]


「大学卒業後の進路はどのように考えていますか?」と質問したところ、『一般企業への就職(42.1%)』と回答した方が最も多く、次いで『決まっていない(15.3%)』『医療関係への就職(13.3%)』『教育関係への就職(9.9%)』『公務員への就職(9.7%)』『大学院への進学(5.6%)』『起業(1.2%)』『海外留学(1.0%)』『その他(0.9%)』と続きました。

一般企業への就職や、まだ決まっていない方、医療関係など、希望の進路が明確である方とそうでない方がいるようです。
では、希望の進路を目指すにあたり、現在の大学での授業内容について理想的であると考えている学生はどのくらいいるのでしょうか。

そこで、「大学卒業後の進路を目指すにあたり、現在の大学での授業内容は理想的だと思いますか?」と質問したところ、3割以上の方が『どちらかと言えば理想的ではない(25.4%)』『物足りないと感じる(10.5%)』と回答しました。

自分の理想としていた内容と異なり、大学の授業内容にギャップを感じている方が少なくないようです。
では、実際に大学入学前と入学後でギャップを感じたこととは何なのでしょうか。

詳しく伺ってみました。

■大学入学前と入学後にギャップを感じたこと
・もっと仲間と共に鼓舞し合いながら学べる環境だと思っていたが、オンラインによってやる気がなくなった人が多く期待はずれである(女性/神奈川県)
・もっと高度な内容を学べるものだと思っていた(女性/群馬県)
・学びの充実を売りにしていたのに入ってみたら 説明が分かりにくくわからないままな場所があったり、1回もやったことのない資料づくりをやらされている(男性/東京都)
・コロナに対しての対応は早かったが、学びの質がかなり低下したため期待にそぐわなかった(女性/広島県)
・実践的な学びができると思い選んだが、コロナの影響もあり、それがなかなか出来ていない(女性/埼玉県)

理想としていた授業と異なり、質の部分や環境にギャップを感じている方がいるようです。

では、学生は大学側にどういった仕組みを求めているのでしょうか。


[画像5: https://prtimes.jp/i/81844/2/resize/d81844-2-217696-10.png ]


「どのような仕組みがあれば大学での学びがより良いものになるかと思いますか?(複数回答可)」と質問したところ、
・就職活動や進路を見据えた、自身の長所・短所が見える仕組み…50.7%
・自身が現在どのような力を身につけることができたのかを把握できるような仕掛け…43.3%
・学生一人ひとりの学修目標到達度など大学側が管理・把握できる仕組み…34.7%
・納得感がある、学部・学科ごとの学力評価の設定…30.6%
・大学側が自身の学びの現状を把握し、データに基づく教育改善を測る仕組み…30.3%
・その他…2.6%)

といった回答になりました。

学生達は、自身の将来のためにも、今の自分の実力を可視化できる仕組みを求めている方が多いようです。
オンライン授業でさらに自身の実力について不安に感じている学生が多いでしょう。
こういった学生のためにも、大学側も従来通りのやり方に固執せず、できることをしていきたいですね。


【まとめ】大学の授業内容に満足していない学生は3割以上!大学教育の質を高める仕組み作りをしていきましょう!

今回の調査で、学生から現在の大学の授業について聞くことができました。

コロナ禍でオンライン授業になってしまったこともあり、授業に対する不安や将来に対する不安を抱えている学生が多いようです。

オンライン授業になり、大学側も学生とのコミュニケーションが希薄になっていると思いますが、期待を胸に入学した学生のためにもしっかり学生の声を取り入れていきましょう。


学修・教育成果の可視化ができる『学修成果MOE』



[画像6: https://prtimes.jp/i/81844/2/resize/d81844-2-188629-11.png ]


ハーモニープラス株式会社が提供する『学修成果MOE』(https://www.harmony-plus.co.jp/moe/)は、教学マネジメントの確立に向けた取組に必要不可欠である“学修成果の可視化”を可能にするシステムです。

◆学修成果の可視化と学生の成長実感
学修成果を可視化し学年進行等の比較をすることで、学生の成長実感を高めます。

◆教育成果の可視化と学位プログラムの評価/改善
教育成果を可視化し、分析し、教学マネジメントの改善を図り学修者本意の教育を実現します。

◆学びとキャリアの接続
学部や学科ごとに定義したさまざまなアセスメントポリシーに対し、柔軟に設定することができます。
アセスメントポリシーに基づき、ディプロマ・ポリシー(DP)に応じた学生の成長や履修状況について、
総合的かつさまざまな切り口で把握することにより、DPの妥当性を妥当性を検証するほか、
学部/学科の運営、カリキュラム改善、学生指導に資する情報を可視化/分析することができます。

【当社が選ばれる理由】
◆ダッシュボード機能で教育成果を直感的に把握
ログイン後、教育成果のダッシュボードが自動的に表示されます。
教育成果の各指標の目標、実績、達成状況等が数値、色で表示され、
DP(ディプロマ・ポリシー)達成度をはじめとする各種教育成果のサマリーを直感的に把握することができます。

◆教育成果分析機能で教育成果を簡単に分析
学年、学部、学科、入試区分、GPA、修得単位数、語学スコア、学習時間、外部アセスメントテスト等、
さまざまな条件を選択、組み合わせることが可能で、複雑な操作なしで教育成果を分析することができます。
(条件の複数指定、表示グラフ種類選択も可能)

◆多様なアセスメントポリシーに対応するカスタマイズ性
測定指標の項目、集計の方法/タイミング/頻度、科目とDPとの紐づき、成績の重み付け等、
各大学単位さらに各学部/学科ごとのアセスメントプランに対応し、
教育成果を総合的かつ多面的に可視化/測定することができます。

【その他の特長】
◆ポートフォリオ機能で学修成果を蓄積
◆DP達成度機能で成長を実感、長所/短所を理解
◆ショーケース機能で学習成果を自ら説明
◆学生カルテ機能で学生情報を一元管理
◆学生メモ/面談記録機能で学生情報を共有
◆目標管理機能で学生とコミュニケーション

【当社の強み】
◆OnetoOneのカスタマーサービスによりお客様に継続的な成功体験(カスタマーサクセス)を
当社では、ご導入頂いたお客様ごとに専属のサポートチームを設置しております。
CSチームは、導入期において、ユーザーがいち早く操作に慣れ、継続的に利用可能な状態にするためのプロセスを設計し実行します。
さらに、活用期において、お客様ごとの導入目的、ゴール、プロセスを理解し、経験則や利用データ分析をもとに、お客様ごとに応じたアドバイザリーを実施し、お客様の成功に向けたご提案、アプリケーション改善を実行します。

◆サードパーティとのデータ連携によりサイロ化されたデータを統合、多面的な分析を可能に
複数の情報システムが互いに孤立し分散化してしまっている状況(サイロ化)が多くの大学での課題となっていますが、データが統合されることでさまざまな状況把握が容易になります。
特に教育成果や学修成果の可視化/分析にあたっては、LMS(ラーニングマネジメントシステム)や学務システムに蓄積されている学生、履修、成績等の既に大学内で保持している情報を組み込むことが非常に重要です。
当社は、サードパーティとのデータ連携に例外なく対応します。

調査概要:「現在の大学での授業」に関する調査
【調査期間】2021年6月17日(木)~2021年6月18日(金)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,022人
【調査対象】全国の四年制大学に通う大学生(男女)
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ

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