第17回全米日本酒歓評会、受賞結果発表
PR TIMES / 2017年8月30日 11時37分
日本国外最大の利き酒イベント、ジョイ・オブ・サケ東京にて授賞式を11月1日に開催。
全米日本酒歓評会が、8月1日・2日の2日間、米国ハワイ州で開催。
大吟醸A、大吟醸B、吟醸、純米の4部門に381銘柄が出品。
金賞104品、銀賞89品。
今年で17回目となる全米日本酒歓評会が、8月1日・2日の2日間、米国ハワイ州で開催。
厳正な審査の結果、日米から出品された381銘柄より、グランプリをはじめ各賞が発表されました。
今年は、日本全国および米国の158社の蔵元から、大吟醸A(精米歩合40%以下)、大吟醸B(精米歩合50%以下)、吟醸、純米の4部門に381銘柄が出品されました。審査は、日米より招かれた審査員11名により、ブラインド方式にて厳正に行われました。その結果、104品に金賞が、89品に銀賞が授与されました。また、金賞受賞酒の中から、各部門で最も高い評価を得た出品酒に授与されるグランプリ、その次点の出品酒に授与される準グランプリも選ばれ、さらに第1回から今回までの歓評会での受賞を数値化し、その累計が最も高くなった蔵元に贈られるエメラルド賞と併せて、下記の通り発表されました。これらの受賞結果、及び金賞と銀賞の受賞結果は、全米日本酒歓評会のウェブサイト(http://www.sakeappraisal.org/jp/)でご覧いただけます。
グランプリ、準グランプリ、エメラルド賞の各賞の授賞式は、11月1日(水)開催のジョイ・オブ・サケ東京にて行われます。ジョイ・オブ・サケは全米日本酒歓評会の全ての出品酒が試飲できる利き酒イベントで、毎年日米の三都市で開催されています。今年のジョイ・オブ・サケは、歓評会に続いて8 月4 日にホノルルが皮切りとして開催され、1600 名以上の来場者数を記録したほか、9 月27 日(水)にニューヨークでも開催されます。東京での開催はこの利き酒イベントツアーの最終地となります。
2017年度 全米日本酒歓評会 受賞結果
■ 大吟醸A部門(精米歩合40%以下)
グランプリ:太平山 天巧/小玉醸造株式会社(秋田県)
準グランプリ:あさ開 純米大吟醸 極上 旭扇/株式会社 あさ開(岩手県)
雪の茅舎 花朝月夕/株式会社 斎弥酒造店(秋田県)
■ 大吟醸B部門(精米歩合50%以下)
グランプリ:純米大吟醸 くどき上手 愛山/亀の井酒造株式会社(山形県)
準グランプリ:桃川大吟醸/桃川株式会社(青森県)
出羽桜 純米大吟醸 原酒/出羽桜酒造株式会社(山形県)
■ 吟醸部門
グランプリ:吟醸酒 azure/土佐鶴酒造株式会社(高知県)
準グランプリ:吟醸純米 杉玉/桃川株式会社(青森県)
出羽桜 出羽燦々(純米吟醸)/出羽桜酒造株式会社(山形県)
■ 純米部門
グランプリ:辯天 特別純米原酒 出羽の里/合資会社 後藤酒造店(山形県)
準グランプリ:辯天 特別純米酒 つや姫/合資会社 後藤酒造店(山形県)
土佐しらぎく 斬辛 特別純米酒/有限会社 仙頭酒造場(高知県)
エメラルド賞:天山酒造株式会社(佐賀県)
「2017年度 全米日本酒歓評会」概要
■主催 国際酒会(本部:米国ハワイ州ホノルル市)
■開催日時 2017年8月1日(火)・2日(水)午前 9:00 ~午後 4:30
■会場 ハワイ・コンベンションセンター
■審査員 武藤 彰宣 氏(独立行政法人酒類総合研究所 広報・産業技術支援部門 部門長)
奥田 将生 氏(独立行政法人酒類総合研究所 成分解析研究部門 主任研究員)
濱田 由紀雄 氏(日本酒造組合中央会 理事)
小関 敏彦 氏(山形県酒造組合 特別顧問)
上東 治彦 氏(高知県工業技術センター 技術次長兼食品開発課長)
平田 大 氏(広島大学 客員教授)
戸塚 昭 氏(有限会社テクノカルチャー 代表取締役 技術士)
高橋 千秋 氏(株式会社United Sake Consulting 代表取締役)
Blake Gray 氏(The Gray Report, Editor, ワイン評論家)
Lito Pineda 氏(国際酒会 理事)
Paul Tanguay 氏(Tippling Bros., Beverage Consultants, Author & Co-Founder)
■ URL www.sakeappraisal.org/jp
「全米日本酒歓評会」について
全米日本酒歓評会は、日本国外では初の厳正な日本酒の審査会です。この審査会は、ホノルルで日本酒文化を海外(特に北米)に紹介することを目的として活動する有志の会である「国際酒会」のメンバーにより2001年に始められました。米国に住む人々が良質な日本酒を理解する一助となること、また日本酒と日本酒文化の世界(主に米国)の人々への普及を目的に毎年1回行われており、今年で17回目の開催となります。開催当初より独立行政法人酒類総合研究所の指導の下に審査が行われており、日本国外において日本酒を審査するプロセスを確立しました。
出品酒は、純米・吟醸・大吟醸A・大吟醸Bの4部門に分けられ、それぞれの部門毎に、香り、味、バランス、総合評価の4つの項目で審査が行われます。また、審査は全て目隠し方式となっており、出品酒全体を対象とする一審と、一審で高得点を得た上位約50%を対象とする二審と、2日間に分けて室内温度(18°C)の中で行われます。二審に進んだ出品酒の内、上位約50%が金賞、それ以外が銀賞となります。
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