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天使ママを知っていますか?全妊娠の15%が流産になるという妊娠・出産の現実に光をあて、長崎で生まれた奇跡の絵本が全国書店にて販売開始

PR TIMES / 2017年6月27日 14時52分

流産・死産などで赤ちゃんを失った多くの母親の悲しみを癒やす絵本が評判に

株式会社東洋館出版社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:錦織圭之介)は、『ちいさな天使のものがたり』を2017年7月1日に刊行いたします。2016年末、長崎の小さな街の薬店で、ある絵本が売り出されました。天使が赤ちゃんになって母親のお腹に宿り、やがて空に帰っていくという物語は、自費出版の為、ほとんどの書店に並ぶことはありませんでしたが、SNSや口コミでの告知にもかかわらず評判を呼び、1ヶ月で初版完売。2月には重版となりました。やがて新聞やローカルテレビ局でも取り上げられるまでになり、購入を希望する声が殺到。このほど東洋館出版社から改訂新版として全国販売されることになりました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/26724/3/resize/d26724-3-829610-2.jpg ]

―『ちいさな天使のものがたり』とは
この絵本の主人公は「ちいさな天使」。生きて生まれることができなかった赤ちゃんです。天使は雲の上から「お母さん」になってほしい女性を探し、長くは一緒にいられない運命を知りながらもそのお母さんのお腹に降りていきます。お母さんとの楽しい、幸せな時間。だがやがて、神さまとの約束の時間がきて、空に帰っていく・・・。
<内容がわかる特設サイト> http://www.toyokan.co.jp/news/n19160.html


―妊婦の10人に1人という割合で流産は起きている
妊娠、そして出産は女性にとって命をかけた人生の一大イベントです。一人一人の妊娠、そして出産にドラマがあり、赤ちゃんの誕生という喜びに満ちたゴールと、これから始まる育児に思いを馳せるのはなによりの幸福な時間です。それでも、妊娠・出産が自然の営みである以上、流産や死産という悲しい現実が存在することもまた避けられない事実です。

実は流産(22週以前の妊娠終了)は、全妊婦の約15%[1]という、けして低くない割合で起きています。また、妊娠22週以降は死産といわれますが、厚生労働省の調査では2011年の死産率は23.9(2.39%)となっており、いわゆる安定期といわれる時期においても50人に1人の割合で死産はおきていることになります。[2]。
流産や死産の原因はさまざまであり、そこに至る過程もそれぞれですが、お腹に宿した子どもを産めなかった女性の悲しみは等しく深いもの。自分を責め、癒えることのない心の傷を負います。また、周りの目を気にし、心ない言葉がけを怖れて他人に話すこともはばかり、ますます悲しみを抱え込んでしまうということもあるそうです。

Twitterに「天使ママ」というアカウントをもつ女性が数多くいることをご存じでしょうか。彼女たちは、中絶や流産、死産などで亡くした我が子を天使と呼び、変わらぬ愛情や尽きせぬ思い、悲しみや苦しみ、未来への希望と不安をつぶやいています。


―著者、かわかみせいじさんの思い
そのような女性たち、また同じように悲しむ家族の気持ちに寄り添い、希望を届ける物語として注目を集めているのが、冒頭に紹介した絵本です。著者は、この薬店で販売員として、また子宝カウンセリングのカウンセラーとして働くかわかみせいじさん。上司である満行勝さんに監修してもらいながら、4年かけてこの絵本を完成させました。

[画像2: https://prtimes.jp/i/26724/3/resize/d26724-3-784366-0.jpg ]


物語創作のきっかけは、流産の悲しみを抱える知人女性を励ましたいという一心でしたが、その悲しみの前では、カウンセラーとしての言葉よりも、物語の方が心に届くと考え、携帯電話を使って創作したそうです。


また、今回の改訂にあたっては、初版から4ページ増やし、場面ごとの時間の流れや心情をより深く味わえるようにしたり、一字一句言葉を見直し、いろいろな状況、環境にいる女性の状況に合わせて読めるように再度見直したりしています。

川上さんは「失った悲しみを受けとめ、たくさん泣いていい。でも共に過ごした時間や愛おしさ、喜びなど、得られたものにも気づいてほしい。そしていつかまた心から笑ってほしい」と言います。監修の満行さんも「出産や妊娠の現場には、もっと厳しい現実だってあると思う。もしかして望まない妊娠や出産をした人もいるかもしれない。そんな人にはこの本はきつい内容かもしれない。でも、この本に慰められる人もいると信じて出したんです。それに、そんなふうに、もし批判があったとしても、出産の現実や事実に目を向けられて、議論になったのであれば、意味があると思っています。」と語ります。

赤ちゃん誕生という喜びの裏側には、避けられない悲しい事実も存在します。そして涙を流している女性、また家族がいるのです。本書はその悲しみに寄り添い、希望を届ける絵本です。

[動画: https://www.youtube.com/watch?v=gPlcUkcsMZE ]



【書籍情報】
書名:ちいさな天使のものがたり
かわかみせいじ・作 としくらえみ・絵 満行勝・監修
判型:A5判
ページ数:32ページ
発行日:2017年7月1日
本体価格:1200円
ISBN:9784491033624
発行元:株式会社東洋館出版社
http://www.toyokan.co.jp/news/n19160.html
ちいさな天使のものがたりtwitter: @angel_toyokan

【東洋館出版社 概要】
1948年の創業以来、教育書の専門出版社として教科教育の分野に注力して出版活動を続けてきました。
1975年の刊行から、現在まで読み継がれるベストセラー『学びの構造』を皮切りに、シリーズ累計70万部を突破した『板書 イラストで見る全単元・全時間の授業のすべて』や文部科学省刊行物など、約1800点の書籍また雑誌が稼働しています。また近年では『なんのために勝つのか。』『アーセン・ヴェンゲル』『アスピーガールの心と体を守る性のルール』など読みやすさを追求した一般書の刊行にも取り組み、好評を博しています。

[1] 日本産科婦人科学会HPより http://www.jsog.or.jp/public/knowledge/ryuzan.html
[2] 厚生労働省の人口動態総覧より http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai11/toukei02.html  ※死産率とは死産数を出産数(死産数に出生数を加えたもの)で除したもの

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