学びの履歴を記録するブロックチェーン型のラーニングポートフォリオ ”Joinny”、大学等で採択
PR TIMES / 2018年10月15日 16時40分
~アクティブラーニングの学びを深化する狙い~
アクティブラーニングを深化・推進するツールとして、大学・大学院が「Joinny」(開発・運営:株式会社まつりば)を採択。生徒本人の学びの振り返りや、生徒同士のピア・フィードバックをオンラインで記録・共有。教員からの単位修了証発行まで一気通貫で可能となる。
[画像: https://prtimes.jp/i/26868/3/resize/d26868-3-417581-0.png ]
アクティブラーニング型の授業は、一方通行の講義型授業が長年主流だった日本国内で、近年 脚光を浴びつつある新たな教育メソッドです。2020 年の「高大接続」などの教育改革におい て、特に改革が期待されているのが大学・大学院という高等教育の分野です。大学では、産学 連携の流れや社会実装に結びつく実践・研究や、さまざまな分野領域を横断したテーマの教育 が求められるようになっており、また社会人の「学び直し(リカレント)教育」への拡大もニ ーズが高まっており、学び方の変革が急務です。
高等教育・社会人教育におけるアクティブラーニングの普及に向けた課題の1つが、「効果の 実証」と「評価方法」の確立です。学習すべき内容やその必要性が国の方針である程度定めら れている初等・中等教育に比べて、高等教育ではけた違いに幅の広い内容が扱われ、また実際 の研究や企業内の業務遂行への具体的な能力開発への貢献や効果実感が求められます。
Joinny は、そのアクティブラーニング型の学びの深化を目的として開発された「ラーニング ポートフォリオ」です。Joinny のポートフォリオを通じて、自分だけでは得られなかった気 づきや自己の強みを他者から後押しされることで自己効力感を育み、自律型の人材育成を目指 しています。国際バカロレアなどで採択されている“課外活動を第3者が認証・評価し、その 第3者評価も含めて学校が単位を発行する”仕組みを参考にしています。
<主な活用方法>
1 授業毎に自身の「振り返り」を記録、参加者間で共有。
2 授業毎にチームメイト同士の言動に相互フィードバックを行う。
3 「1」「2」の内容を踏まえて、先生(学校)から修了書を発行する。
なお、授業が終わった後も参加者のその後の活動にどう活用されたかを教員・ファシリテータ がオンラインで確認し、コメントをつけるなど評価・フィードバックすることができます。
Joinny を開発した森(株式会社まつりば 代表取締役)は、 「教科学習のように点数評価できない学びにおいては、学習者は到達度が数字で把握できなく なります。そこで必要になるのは、本人が何を学んだことを認知し肯定する力。それには、チ ームメイトなど他者の存在と彼らからのフィードバックが不可欠です。Joinnyはこれを助けるツールとして、生徒同士、あるいはプログラミングスクールやプロジェクト活動など学校外での学びを第3者が証明する中央分散型の学びの履歴ブロックチェーンの構想を目指しています」と述べています。
2018年10月より、大阪大学大学院工学研究科とグロービス経営大学院の共同講座で採択されています。
難波先生「アクティブラーニングでは、教室においてチームメンバーと協調的に課題の本質に迫ってい く作業と、授業後に自らのアクティビティを振り返り、どのように学んだのかをメタ認知することが重要です。この繰り返しにより学びが深まり、別の課題でも応用できる力がつきま す。今回、他者からのポジティブフィードバックを得ながら自己のふりかえりを一覧的に記録 できる Joinnyを導入し、アクティブラーニングの成果・効果を高めていきたいと考えています。」
川上先生「グロービス経営大学院は、これまで社会人のビジネス領域における経験学習にフォーカスし てきましたが、大阪大学大学院工学研究科とのコラボレーションを通じ、クラス内での学習者同士の相互フィードバックや自己観照(振り返り)といったアクティビティを通じて学びを生み出すサイエンスが、ビジネス経験のない学生に対しても有効であることを、このたびの Joinny との連携によって示していくことができればと考えています。」
————————
【商品・サービス】
Joinny(ジョイニー)
http://joinny.jp
1、Joinny for Learners(学校・スクール向け)
ラーニングポートフォリオとして、目標や日々の活動を画像とともに記録。 チーム内に共有が可能。ピアフィードバックの内容についても全て個人のポートフォリオに蓄積されていき、自身の学びの振り返りと、他者からのフィードバックを通じて、自己成長を目指す。学校や課外スクール向けにSaaSで提供している。
2、Joinny for Business(法人向け)
ポートフォリオ部分をOKR(目標・振り返り)に活用し、Joinny メンターと1対1の専用メッセ ンジャーを通じてチャットでメンタリングを受けられる。社外メンターが斜めの先輩として機能し、後方支援することにより、従業員のエンゲージメントを高めるねらい。店舗・支店・工場 など多拠点展開されている法人向けにSaaSで提供している。
【株式会社まつりばについて】
事業内容:教育・育成事業
ビジョン:「個々人が、才能、そして情熱を解き放ち、ありのまま能力をオープンに、多様に発揮できる社会をつくる。」をビジョンとし、2014年7月に創業。以来、高校生・高専生向けの起業体験プログラム「StartupBaseU18」を運営。人材育成事業として「Joinny」を開発・運営。
【本件のお問い合わせ先】
株式会社まつりば
代表取締役 森 真悠子
サービスURL:http://joinny.jp
E-mail:mm@matsuriba.com
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