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JOLED、TCL CSOTと資本業務提携契約を締結

PR TIMES / 2020年6月19日 19時40分

第三者割当増資により200億円を調達し、テレビ向け大型有機ELディスプレイの共同開発を開始

有機ELディスプレイ(OLED)を開発・製造・販売する株式会社JOLED(ジェイオーレッド、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石橋 義)は、このたび、中国ハイテク企業TCL Tech傘下のディスプレイパネルメーカー、TCL華星光電技術有限公司(TCL China Star Optoelectronics Technology Co., Ltd.:TCL CSOT、本社:中国深セン市、董事長:李 東生)と資本業務提携契約を締結しました。本提携によりJOLEDは、華星光電日本株式会社(CSOT-JAPAN、所在地:東京都中央区、代表取締役:李 炬)を引受先とする第三者割当増資により200億円を調達※するとともに、独自の印刷方式有機ELディスプレイ製造技術を活用し、TCL CSOTとテレビ向け大型有機ELディスプレイの共同開発を開始します。

JOLEDは、2015年の設立以来、効率的な生産を可能とする印刷方式での有機ELディスプレイの研究開発を重ね、2017年に医療用モニター向け中型有機ELディスプレイ製品の出荷を開始しました。JOLEDは、中型ディスプレイを量産していくとともに、この度のTCL CSOTとの共同開発を通して、印刷技術の大型ディスプレイへの有効性を実証していきます。

JOLEDは、独自のRGB印刷方式有機ELディスプレイ製造技術をもって、有機EL分野において独自の地位を築き、先進のデバイスにより「ワクワク」と「感動」にあふれる世界を実現するというミッションに挑戦し続けます。


※TCL CSOTによる出資は、今後必要な手続きを経て行われる予定です。

TCL華星光電技術有限公司について
TCL CSOTは半導体ディスプレイ技術と材料におけるもっとも革新的な企業のひとつです。中国とインドにおける、基板サイズG6からG11の、液晶、LTPS、有機EL、またその他の技術にまたがるディスプレイ製造設備への300億USドル近い投資により、ディスプレイ業界の有力企業としての地位を築いています。テレビとモバイル向けディスプレイパネルにおける世界第2位のパネルメーカーとして、TCL CSOTは革新技術とプロセスノウハウに更に専念し、インクジェット印刷、ミニ/マイクロLED、量子ドット、EL量子ドット、フレキシブルディスプレイ、ローラブルディスプレイなどによる、この上ない特別なディスプレイエクスペリエンスをお届けしていきます。

株式会社JOLEDについて
株式会社JOLEDは、有機ELディスプレイ並びにその部品、材料、製造装置および関連製品の研究・開発、生産・販売を行う会社です。JOLEDは、印刷方式による4K有機ELディスプレイ製品の生産を行う、世界で唯一の会社(2020年5月、当社調べ)であり、JOLED能美事業所に構築した生産ラインでは、2020年の量産開始を予定しています。JOLEDは、中型・高精細の有機ELディスプレイを、ハイエンドモニター向け、車載向け等に生産していくとともに、曲げられるフレキシブルディスプレイ、折り曲げできるフォルダブルディスプレイの実用化に向けた研究開発も進めています。
j-oled.com

印刷方式 有機ELディスプレイについて
有機ELディスプレイ(OLED)は、高コントラストでソースに忠実な色再現性や高速応答性など、自発光型ならではの高い画質特性を有しています。さらに、薄型・軽量、曲げられるフレキシブル性などの長所を併せ持つことから、幅広い分野で新たな用途を創出する次世代ディスプレイとして注目を集めています。
有機ELディスプレイの製造方法のひとつである「印刷方式」は、有機EL材料を印刷により塗布・形成する技術で、生産工程がシンプルで多様な画面サイズに対応可能であることから、有機ELディスプレイ製造に革新をもたらす技術として期待されています。

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