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一瞬×感動=「一生涯」 二十日の晩奉納花火 にご支援を。浄教寺(和歌山県有田川町)

PR TIMES / 2022年7月19日 10時45分

~江戸から令和へつながる空 みんなの願いを希望を花火にのせて~ クラウドファンディング

READYFORさんでクラウドファンディングに挑戦
URL:https://readyfor.jp/projects/100667
期間:7月19日(火)10:00~8月19日(金)23:00
目標金額:50万円

開催概要
主催:大師山奉賛会(法蔵寺)
日時:8月20日20時(5分程度)
場所:和歌山県有田川町井口
CF責任者:若宮秀佳



和歌山県有田川町の法蔵寺と申します。
「有田みかん」の産地として知られ、みかん畑に囲まれた、有田川のほとりにあります。
 弘法大師をお祀りしている当山は、小さなお寺ではありますが、地元の人から「お大師さん」の名称で親しまれております。
[画像1: https://prtimes.jp/i/104601/3/resize/d104601-3-af4d2cd04e539d0a6463-1.png ]

 私たちは、地域の皆様に法蔵寺で公園のように散歩したり、季節の花や木々をみたり、有田川を眺めながら一息つく時間を過ごしていただきたいと考えています。小高い山の上にあるため、年間を通じて山の整備が必要です。木の伐採、壊れた石垣の修理、紅葉や花の植樹、清掃。役員さんや大師講の方々、私どもが時間を作ってコツコツと続けてきました。
 これまで春の新緑、夏の花火、秋の紅葉、大晦日の除夜の鐘、夜間のライトアップなど、ご参拝の方々に楽しんでいただけるよう、試行錯誤しています。持続可能な寺院経営のため、さまざまな取り組みを進めております。
 人々の交流が生まれる場所、心の拠り所となる寺院にしたいと考えております。
[画像2: https://prtimes.jp/i/104601/3/resize/d104601-3-b666497b7651b8d68cb4-2.png ]

 私たちは有田川町で江戸時代から続く「二十日の晩奉納花火」を絶やさないため、このプロジェクトを立ち上げました。
 法蔵寺では、江戸時代の安政年間から毎年8月20日に、お大師さん(弘法大師・空海)の縁日(21日)の前夜祭として「二十日の晩奉納花火」を打ち上げています。同行事はその歴史的価値を認められ、2005(平成17)年には有田川町の無形文化財にも指定されました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/104601/3/resize/d104601-3-7f0caa0bd9170dbabae3-3.png ]

二十日の晩奉納花火について
 長い歴史と伝統を誇る「二十日の晩奉納花火」は、地域の方々によって、時代を超えて受け継がれてきました。しかし、人口減少や新型コロナ禍が重なり、開催資金が準備できない困難に直面しております。
 この2年間は、奉仕の方々の協力を得て浄財を募ることが難しくなり、通常の花火は開催ができませんでした。しかし、ご先祖の供養と頑張っている方々への応援、子どもたちの夏休みの思い出、江戸時代から続く花火を継続したい一心で、今までの浄財を取り崩し、小規模の花火をサプライズで行ってまいりました。
 かつては地元の村人より納められた麦初穂で、薬品を購入して住職自ら火薬を調合し、手作りの花火を上げたのが始まりと言い伝えられています。川に参拝者を運ぶ渡し船が行き交い、大勢の人々が河原の露店や見世物小屋を楽しんでいました。そして、大師山の金毘羅宮へ参拝するために集まり、賑わっていたそうです。
[画像4: https://prtimes.jp/i/104601/3/resize/d104601-3-506f46f7e4935ad76f0b-4.png ]

 かつては「二十日の晩奉納花火」は豪華な花火だと言われていましたが、他のイベント等の花火の打ち上げ数が増加するに連れ、相対的に小規模になって参りました。「他の花火大会と合同で実施して、大規模な花火にしてはどうか」との声も頂きました。
 それでも約40年間、花火の打ち上げ数を変えることなく継続してきました。
 この状況下で、花火の規模や演出に焦り、悩む私たちに花火屋さんは「大師山の花火は本数やない、上げ続けることが大切や。歴史をつなげることが一番大切なことなんや。他の花火と比べる必要はない。毎年、花火を上げ続けられるようにするようにするのが、住職の仕事だ」とおっしゃいました。
 それからは、花火の風情と存続を大事にするように心掛けてきました。最近では、「二十日の晩の花火と、雰囲気が好き」とのお声をいただきます。待ってくださっている方のため、来年に繋げるためにも、小規模でも今年も必ず開催したいと願っています。
[画像5: https://prtimes.jp/i/104601/3/resize/d104601-3-d880d69e5db730f6b45a-5.png ]

 花火は一瞬の儚さをもつからこそ美しく、その思い出は一生心に残ります。その時間を一緒に共有した人との忘れがたい思い出として残り続けます。そして職人さんの技術の粋が尽くされた大変高価なものです。日本の伝統的な花火を製造する技術を絶やさないためにも、この行事を多くの方に知っていただきたく思っています。
 有田川町で、夏の終わりの風物詩として親しまれて来た「二十日の晩の奉納花火 」をご覧いただいて、

・お盆で帰省してきた人が花火を見て、父母や家族、親類と過ごした日々を思い返しながら亡くなった方々との在し日を懐かしんでほしい。
・子どもたちの夏休み最後の思い出にしてほしい。
・大災害や戦没者供養のため。
・今年が花火を見る最後と覚悟している人やその家族がほんの少しでも笑顔になれるひと時を過ごしてほしい。

 それぞれの思いに繋がると信じています。大規模ではないかもしれませんが、この行事を残してくれた地域の皆様、歴代住職のためにも、この奉納花火を後世につなげたいと強く願っております。
 そして花火に親しんでくださった方が、故郷を離れて暮らすことになったとしても、8月20日が来ればこの花火を思い出し、心が温まり、明日への原動力となってくれることを願います。

[画像6: https://prtimes.jp/i/104601/3/resize/d104601-3-7fb2415bbfc1aec1c36e-6.png ]

ご支援金の使い道について
 ご協力いただいた支援金は、「二十日の晩奉納花火」の運営費として活用いたします。過分に集まった場合には、花火の提灯•行灯、参道整備等に活用させていただきます。
URL: https://readyfor.jp/projects/100667
[画像7: https://prtimes.jp/i/104601/3/resize/d104601-3-5d98d3be0c085343b581-7.png ]

応援メッセージ
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有限会社紀州煙火 社長
藪田さゆり
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[画像8: https://prtimes.jp/i/104601/3/resize/d104601-3-1bedf6291bfc6ededa84-13.jpg ]

 母の実家が、淨教寺の檀家でした。その為 毎週土曜日には2つ向こうの小学校区に有る 淨教寺に習字を習いに行ってました。自転車に乗れない私は、1時間かけて歩いて行きました。
 校区が違う所なので、友達が出来てとても楽しい時間を過ごすことができ、習字を習うというより、終わってからのかくれんぼが思い出されます。今だったら叱られそうですが、お堂の裏や床下で遊んだのがいい思い出です。
 仕事では、地域で昔から浄教寺の奥之院である法蔵寺の有名な「二十日の晩」の花火の打ち上げを担当してますが、このコロナ禍で花火大会の中止が相次ぎました。その中止の嵐の中で、法蔵寺さんは周辺の皆さんに迷惑がかからない、シークレット花火の依頼をしてくださいました。
 しかしコロナが長引く為、3年目の今年開催が危うい状況で有ると聞きました。
 今年も皆さんに「二十日の晩」を届けられる様、私達も花火で頑張りますので、皆さんのご協力をお願い致します。
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奈良大学文学部文化財学科准教授
大河内智之
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[画像9: https://prtimes.jp/i/104601/3/resize/d104601-3-d2c007f59c3620273b89-12.jpg ]

 有田川に面する標高79mの小丘陵、内崎山の山頂に、弘法大師を本尊とする法蔵寺があります。川を挟んで向かい合う浄教寺の第29世清空和順和尚が、江戸時代末期にこの寺の住職となってからは、浄教寺の奥之院として、歴代の住職と信者により伽藍の整備が行われ、法灯が受け継がれてきました。
 内崎山は、平安時代末期に田殿荘(たどののしょう)を治めた崎山良貞の館跡と伝えられます。この崎山良貞を養父とする著名な高僧がいます。京都・栂尾高山寺を開いた明恵(みょうえ)です。明恵は華厳宗と密教の立場から仏教修行の易行化をすすめた鎌倉時代の仏教改革者の一人で、その清廉で誠実な生き方に、多くの人が今も魅了されています。
 明恵は元久元年(1204)には「崎山之家」で写経活動を行い、良貞逝去後の承元2年(1208)には、尼となった妻により館を寺院となして明恵に寄進されています。このように明恵ゆかりの地である内崎山には、明恵上人紀州八所遺跡の石塔婆が建てられ(昭和8年再建)、今もその行跡が偲ばれています。
 かつての荘園の中心であり、かつ明恵の遺跡と見なされてきたこの象徴的な場で、例年8月20日に花火が打ち上げられてきました。しかし有徳の人々の浄財や寄進も減少し、いよいよ費用をまかなうことが難しい状況となった本年、寺ではクラウドファンディングによる勧進を決意されました。
 人口減少や高齢化が進む中、地域の信仰の場を維持し継承していくことが難しい時代となっています。明恵ゆかりの地で行われてきたお盆の花火は、当地の人々の信仰と生活に密着した、大切な地域文化といえるものです。地域文化を継承するためのクラウドファンディングに賛同し、みなさまのご協力を心より呼びかけるものです。

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株式会社CuboRex 代表取締役
寺嶋瑞仁
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[画像10: https://prtimes.jp/i/104601/3/resize/d104601-3-02a503dd77155a43feef-11.png ]

 今回のプロジェクトのお話を法蔵寺の住職から頂いた際に私自身はとても驚きました。私にとって小学校時代からの恩師、西山浄土宗の和尚が地元で花火をあげるから話にのってほしいというのです。
 現在法蔵寺様では地元をより活発な地域とすべく、高校の教師をする傍ら、法要のオンライン配信や飲食物の開発、山のライトアップなど精力的に取り組まれております。私自身和尚の教え子としてその活動をみてきておりましたが、一言でとても精力的な活動をされております。地元を活気づけようと常に前のめりな姿勢で打ち込まれております。
 今回の花火についても、コロナ禍にあって花火大会が中止になることが多い中、少しでも多くの方に明日への希望をもってもらうべく、有田川で本格的な花火をあげて明日への希望へつなげようと取り組まれております。
 今回のクラウドファンディングを通して、より多くの皆様に花火の魅力を感じていただき、明日への希望をもってもらいたいと思っています。今回のプロジェクトが成功することを応援しています。

[画像11: https://prtimes.jp/i/104601/3/resize/d104601-3-37c380309a0a8660972e-8.png ]

最後に当山住職より
 来年こそ、コロナ前の規模の花火を開催することを切に願っています。そのためには、課題が山積しております。しかし、わたしたちは「二十日の晩奉納花火」を続けていける可能性はあると信じております。「あきず、あせらず、あきらめず」精進していきたいと存じます。
「故郷•家族•ご先祖様を大切にされる方に見ていただきたい」
「夏の終わりを告げる空間を提供したい」
「あきらめた方が楽だけど、あきらめないで頑張ればみえる景色があると信じたい。」
「諸事情で花火をあげることが出来なかった関係者の方々に、来年こそはみんなで頑張ろう」
との願いがあります。
 この2年間で、多くのことが変化しました。しんどくて辛いことの方が多いかもしれません。それでも、この花火を見て少しでも前向きな気持ちになっていただきたいです。大切な方と共に花火をご覧いただいて、大切な時間と空間を共有してほしいです。
 これまで、夏には当たり前のように花火があちこちで打ち上がっていました。露天では、お孫さんとの久しぶりの再会の時間を愛おしむ方、大切な方と歩く景色、友達同士で久しぶりの再会を喜び合い近況報告し合う姿、毎年同じ花火をカメラで撮り続け故郷の風景を愛おしむ方、様々な想いを同じ空間で同じ景色で眺め、長い年月世代を超えて共有してきました。
 今となっては、何気なかった日常も有り難し風景です。
「不要不急」が価値判断の基準となり、合理的に考えることが多くなりました。「二十日の晩奉納花火」は法蔵寺だけでなく、地域の皆様にとっても大切な行事だと信じております。時代の変化に対応しながらも、歴史的な行事を継続できるよう、皆様のご理解ご協力が必要です。
「二十日の晩奉納花火」を後世に繋げていきたい一心です。有田の小さな花火大会ではございますが、江戸時代の人々から200年の時を受け継ぎ、後世に残していきたいという願いに皆様のご賛同をいただけることを切に願っております。
 何卒、よろしくお願い申し上げます。
[画像12: https://prtimes.jp/i/104601/3/resize/d104601-3-18b7e0defb212dc4a1e2-10.png ]

浄教寺HP: https://www.jyokyouji.com/

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