農林水産省が推進する“持続可能な食料システム”の構築を後押し 下水汚泥由来の肥料「健土(けんど)重来(ちょうらい)」によるパイナップルの収穫を開始
PR TIMES / 2024年7月26日 12時15分
~肥料高騰を背景に沖縄県内生産者と提携、2024年6月より収穫~
上下水道施設及び環境保全・衛生施設の設計・施工・管理を主な事業として展開する、水道機工株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:古川 徹、以下「水道機工」)は、自社開発した汚泥発酵肥料「健土(けんど)重来(ちょうらい)」を用いて育成したパイナップルの収穫を2024年6月より開始いたしましたのでお知らせいたします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/141633/3/resize/d141633-3-89d8083f345b337784b5-0.png ]
本製品は、「一度力をなくした後に、再び勢いを盛り返す捲土重来のように、活力の落ちた土壌を再生させたい」という思いのもと、良質な有機原料を発酵・熟成させた下水汚泥由来の肥料です。2018年3月から約4年の歳月を経て、2020年4月に完成しました。当社独自の開発製品である「ポリシリカ鉄」を組み合わせることで汚泥発酵肥料からの臭気を軽減するとともに、豊富に含まれる腐食酸・有用微生物・各種微量要素の力で土壌の活力を再生し、作物の生育を向上させることができます。
また、農林水産省が「みどりの食料システム戦略」で推奨している汚泥からの肥料成分の回収・活用に即した取り組みとなっており、環境負荷軽減に繋がる“持続可能な食料システム”の構築に大きく貢献しています。
開発の背景
[画像2: https://prtimes.jp/i/141633/3/resize/d141633-3-97825fbfb8a03830df1b-0.jpg ]
近年、世界情勢の影響による化学肥料の高騰を受けて、地方自治体をはじめ汚泥発酵肥料などの利用が活発化しています。農林水産省では「みどりの食糧システム戦略」を策定しており、2050年までに1.輸入原料や化石燃料を原料とした化学肥料の使用量を30%低減させるカーボンニュートラルへの貢献2.有機農業の取り組み面積の割合を25%に拡大することなどを目標に掲げた、“持続可能な食料システム”の構築を推進しています。また、国土交通省でも、農業生産に必要な肥料原料の多くを海外に依存している背景から、下水汚泥資源の肥料としての使用量倍増を目標に掲げ、自治体へ下水汚泥の肥料利用を推進しています。
これらを踏まえ、水道機工ではSDGsや食料育成促進による自給率向上に貢献することを目指し、農業資材の開発に着手しました。
主な特徴
1. 根張りが良くなり育成が健全化
豊富に含まれる有機物が根とその周辺環境を整えることで、根張りが良くなり作物の育成を健全化します。また、一次根・二次根とも、太くて発根数が多いため、細根が発達に繋がり作物の育成を促進させます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/141633/3/resize/d141633-3-1ce5ff054eaff55b3009-0.png ]
2. 土壌環境の改善
作物の生育にとって適した土壌は、だんご状になった大小の土の塊がバランス良く混ざり合い、適度な隙間がたくさんつくられる「団粒構造」と言われています。土が柔らかく通気排水に優れることで有用微生物が多く繁殖し作物の生育を促します。
本製品には有用微生物が多く含まれており、有機物を分解することで団粒構造が促進され、土壌環境を改善します。
3. 各種微量要素の補給
窒素・りん酸・加里の肥料成分に加え、カルシウム・けい酸等の各種微量要素が含まれています。それにより、葉の成長促進、丈夫な根と茎の生成、開花・結実の促進等、果実の成熟には欠かせない効果をもたらすことで品質の向上にも役立ちます。
「健土重来」の取り組み先・提携企業
沖縄県今帰仁村のパイナップル生産者と2023年1月より提携し、パイナップルの育成と収穫を行いました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/141633/3/resize/d141633-3-7956ba7fe94a429ee223-0.jpg ]
両者の提携には、パイナップル用の化学肥料の高騰をきっかけとし、付加価値の高いパイナップルの生産性を向上することで、生産者の収益向上に貢献したいという想いがあり、水道機工から生産者へ「健土重来」をサンプル提供した背景があります。
■パイナップル生産者 コメント
「健土重来を追肥することで、年数が経過して弱った茎および葉が元気になり、パイナップルの生育が改善された。」
■「健土重来」製品担当者 コメント
[画像5: https://prtimes.jp/i/141633/3/resize/d141633-3-340b064a8a62b7b8f8a4-0.jpg ]
「本製品は農水省が推進する農業政策とも合致しており、今後の農業分野で大きく貢献できるものと期待しています。本製品の製造・販売を通じて豊かな土づくりに貢献し、持続可能な農業に貢献してまいります。」
関連URL:http://170.211.94.219.static.www253b.sakura.ne.jp/products/008/
水道機工株式会社とは
「100年先も人と地球をつなぐ情熱で、笑顔あふれる環境を技術と製品で創造し、社会に貢献します。」
創業(1924年)以来約100年間、人類と地球環境に欠かすことが出来ない水に関わる事業を展開しています。
■ 会社名 水道機工株式会社
■ 創 業 1924年8月
■ 創 立 1936年1月
■ 資本金 19億4,700万円
■ 社員数 869名(2023年3月31日現在・連結)
■ 代表者 代表取締役社長 古川 徹
■ 本 社 〒156-0054 東京都世田谷区桜丘5-48-16
Tel. 03-3426-2131(代表) Fax. 03-3427-3388
URL https://www.suiki.co.jp
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