パキスタン、8年間も学校再建を待ち望む子どもたち

PR TIMES / 2013年10月7日 11時52分

2005年10月8日、パキスタン北部で発生したマグニチュード7.5の大地震は同国建国以来最大の被害をもたらしました。国境なき子どもたち(KnK)は緊急支援として、被災した子どもたちを受け入れる教育施設を開設し、2010年からは中長期的な支援に移り、倒壊した学校の再建に取り組んでいます。
この8年間に同国でKnKが支援した子どもたちは13,000人を超えます。しかし、今なお支援を待ち望む子どもたちを決して忘れることはできません。



●2005年パキスタン北部地震
パキスタンにおけるKnK活動地の95%は険しい山岳地帯で、貧困層が多く、学校へのアクセスが悪い上に保護者の教育に対する理解も低い地域でした。地震直後の緊急支援では、現地NGOと子どもたちの精神面の安定に重点を置いた教育施設を開設し、5年間でのべ1,694名に安全な環境で学習機会を提供できました。

●緊急支援から中・長期的支援へ
しかし2010年になっても、倒壊した1,947校の大半は再建計画も立たない状況でした。校舎を失った子どもたちは厳しい気候の中、テントやバラック小屋、夏には木陰で勉強を続けてきましたが、次第に通学を断念する子が目立つようになりました。パキスタン政府の支援要請を受け、KnKはマンセラ郡における学校再建プロジェクトに着手し、2013年3月までに31校を再建しました。これにより就学者数は増加し、特に女子生徒の登録数が再建前の40%増となった学校もあるなど、安全な学習環境の整備が女子教育を大きく後押しする結果を得ることができました。
一方、被災地域は広範囲で、この8年間で再建された学校はマンセラ郡のわずか3割に過ぎず、他地域でも再建は進みません。

●子どもたちに学ぶ機会を
KnKが支援する山間部の村々は季節農業に生計を頼る貧しい地域で、文化的な背景から女子教育に保守的です。自然災害も受けやすく、過酷な環境が子どもたちの学ぶ機会を奪っています。
パキスタンの未来を担う子どもたちが安心して勉学に取り組める安全な校舎を提供することは、地震から8年後の今も私たちの急務です。


パキスタン北部、マンセラ郡近郊の山中にあるBherkund村にて、公立女子初等学校で日々奮闘する女性教師はこう語ります。

ビビ・ナエーマ先生(45歳)
「私が子どもだった1978年頃、女子校はもちろん男子校もほとんどなく、女子教育への関心は皆無に等しかったのです。当時、女子の初等、中等、高等学校はこの村から15km離れたマンセラ郡まで悪路を通学するしかなく、公共交通機関もありませんでした。
私の母は教育の大切さを知る思慮深い人で、私を進学させる夢がありました。男兄弟4人はともかく、私が進学することに叔父が大反対したのですが、母は私を毎日祖父の家に通わせるふりをし、私は祖父の家からこっそりマンセラの学校までバス通学したのです。こうした厳しい環境の中で大学に合格できたのは、ひとえに母のおかげです」

パキスタンで読み書きができない女性の割合は、15歳以上で65%、およそ3,200万人です。
この人数は、男性の2倍近くに相当します。初等教育を受けている女子は65%に過ぎず、
中等教育を受けている女子に至ってはわずか29%に過ぎません。
(出典:ユネスコ2009年、2011年統計)

KnKはパキスタンの子どもたちに教育機会を提供するための支援を募っています。
 
【ご寄付でできることの一例】  


11,000 円で、小学校教員や保護者5 名に女子教育に関する意識啓発研修を提供できます。

9,500円のご寄付は、安全な校舎建設に不可欠な土壌調査費、一校分に相当します。


■受付方法
1. オンライン: http://www.knk.or.jp/donate/net.html

2. ゆうちょ銀行
加入者名:特定非営利活動法人 国境なき子どもたち
口座番号:00120-2-727950

3. 三菱東京UFJ銀行  高田馬場支店
口座名義 :特定非営利活動法人 国境なき子どもたち
口座番号 :普通 1017631

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