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おせち料理「手づくり派」「購入派」70代以上で2極化進む ~シニアのお正月に関する調査~

PR TIMES / 2014年11月28日 16時2分

シニア向け宿泊予約サービスを提供する株式会社ゆこゆこ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:萩原浩二)
は、当社運営の宿泊予約サイト「ゆこゆこネット」の50代以上のメールマガジン会員1,805人を対象に、「お正月」に
関する調査を実施しました。




<調査結果ダイジェスト>

■お正月の好き嫌いについて
・男女とも半数以上が「お正月好き」
■お正月を意識しはじめる時期について
・「11月上旬」が2割と、早くからお正月を意識
■お正月の準備について
・「年賀状を送る」8割、「大掃除」7割…お正月前に行う根強い習慣
・「大掃除」「正月飾り・門松」…お正月準備、約半数が「やらなくなったことあり」。「大掃除」は暖かい時期に行うとの声も
・半数以上がおせちは「手づくり・購入併用」派。70代以上では「手づくり」派・「購入」派分かれる
■来年のお正月について
・来年は“おこもり正月”?元旦は「自宅」で過ごす派が8割以上
■【有識者の見解】お正月はシニアにとっての“ライフイベント”
(学習院大学 経済学部 非常勤講師/乳井 瑞代氏)
・加齢やライフステージの変化による影響があるものの、お正月を過ごすための準備に熱心なのは、お正月がシニアにとって大きな意味をもつイベントであることの表れ


【調査概要】
調査期間:2014年11月11日~11月16日
調査対象:50代以上のゆこゆこネットメールマガジン会員
調査方法:メールマガジン会員向けインターネット調査
有効回答数:1,805件
-男性:1,425名(50代:398名、60代:749名、70代以上:278名)
-女性:380名(50代:210名、60代:158名、70代以上:12名)


■お正月の好き嫌いについて
「お正月好き」が半数以上。一方、女性にとっては煩わしい側面も?

【お正月の好き嫌い】について聞いたところ、「好き」(「すごく好き」「まあまあ好き」)と回答したのは、全体の63.4%でした。

■お正月を意識しはじめる時期について
「11月上旬」「12月上旬」がお正月を意識するタイミング

【お正月が来ることを意識する時期】について聞いたところ、全体では「11月上旬」21.8%、「12月上旬」20.8%と、お正月の1ヶ月前、2ヶ月前に集中しました。「11月上旬」は、例年年賀ハガキの発売が始まるタイミングであることも影響していると考えられます。


■お正月の準備について
1. お正月前に行うこと
「年賀状」は8割以上、「大掃除」は7割以上が実施

【お正月前に行うこと】について聞いたところ、「年賀状(または欠礼ハガキ)を送る」の86.3%、「大掃除」72.2%、「年越しそばを食べる」66.3%などがあがりました。全体では半数を割った「おせち」「雑煮」ですが、女性においては67.4%、56.3%と上位に入りました。また、「その他」としては、「年末年始の宿泊予約」「仏壇の掃除」「正月のテレビ番組のチェック」などがあがりました。


■お正月の準備について
1. 以前は行っていたが、今はやらなくなったこと
「餅つき」「大掃除」「正月飾り・門松」…お正月準備、約半数が「やらなくなったことあり」
【以前お正月前に行っていたのに、今はやらなくなったこと】について聞いたところ、全体の46.7%が「ある」と回答しました。

【お正月前にやらなくなったこと】について聞いたところ、全体では「餅つき」24.1%、「大掃除」22.2%、「新年に身に着ける服や下着の購入」16.7%などがあがりました。女性では「おせち料理を用意する」が20.9%と上位にあがったのが特徴的でした。また、「その他」としては、「洗車」「車のしめ縄」「障子の張り替え」などがあがりました。


【そのことをやらなくなった理由】について聞いたところ、全体でもっとも多かったのは「やらなくてもそれほど困らない、大差はないことに気づいたから」40.7%でした。「その他」としては、「元旦でもスーパーやコンビニが空いているので買い置きする必要がなくなった」(おせち、雑煮以外の料理の準備)、「寒いので暖かい時期に行うようになった」(大掃除)、など、“世の中や自身のライフスタイルの変化”が影響していることがうかがえました。


■おせち料理について
半数以上が「手づくり品」「購入品」を併用。70代以上は手づくり派・購入派の2極化


【おせち料理】について聞いたところ、「手づくりのものと購入したもので用意する」と回答した人が全体の54.6%でした。年代別でみると、「すべて自分(または配偶者)の手づくり」と答えた人は、50代15.4%、60代20.5%、70代以上24.6%と、年齢が高いほど手づくり派が多いという結果でした。一方、「すべて購入する」と答えた人も、50代24.8%、60代22.8%、70代以上26.9%と、70代以上がもっとも多く、70代以上での「手づくり派」と「購入派」の2極化が見られました。

■来年のお正月の過ごし方ついて
お正月はのんびり?元旦は「自宅で過ごす」が8割以上


【来年のお正月の過ごし方】について聞いたところ、全体の84.6%が元日を「自宅」で過ごすと回答しました。「自宅」含め、誰かの「家」で過ごすとした人を合計すると96.3%で、シニアにとってお正月は身近な人とゆったりと過ごすイベントのようです。

【参考】お正月はシニアにとっての“ライフイベント”  (学習院大学 経済学部 非常勤講師/乳井 瑞代氏)

 お正月の過ごし方というのは、一般には「イベント消費」の一つと捉えられる。だが、シニアにとっては、「元気でお正月を迎えられる」ことは、単なるイベントを超えてもっと大きな意味を持つ「ライフイベント(=人生の節目・転機)消費」と捉えてよいかもしれない。そうした思い入れが背景にあるからか、シニアの人達が「お正月が来ることを意識する時期」は、「11月上旬」21.8%がトップと非常に早く、また、6割以上の人がお正月を「好き」と答えている。
 また、興味深いことに、調査対象者が旅行やレジャーに関心の高い会員の方達であるにも関わらず、「元旦を過ごす場所」は「自宅」84.6%が圧倒的に多く、ホテルや旅館、旅行先と答えた人は極わずかである。それだけ、家族や身近な人と自宅でお正月を過ごすことは、シニアにとっては大切な(ライフ)イベントであることが改めて確認できた。もっとも、旅慣れた会員の方達だからこそ、わざわざ旅行コストが割高なお正月休みに出かけないのかもしれないが…。
 その大切な「お正月の準備」としては、「年賀状を送る」86.3%、「大掃除」72.2%が上位に挙がっている。これに比して、「おせちの用意」43.0%「雑煮の用意」29.9%は一見少なく見えるが、実はこれは回答者の8割近くが男性であるからで、女性に限って見ると、「おせちの用意」67.4%、「雑煮の用意」56.3%と、大掃除に次いで上位に入る。また、半数近くの人が、「以前はやっていたのに、やらなくなったことがある」と答えており、加齢やライフステージの変化が、お正月の過ごし方にも少なからず変化を及ぼしていることが分かる。それでも、おせち料理については、「全て手作り派」19.6%、「手作りと購入の併用派」54.6%、「購入派」24.1%と、まだまだ何らかの形で手作りをしている人が多く、しかも、高年齢者ほどその割合が高いことに驚かされる。やはり、それだけお正月は大切な(ライフ)イベントであるのだろう。
 ただ、シニアの消費を考える場合、家族構成や子・孫世帯との同近居等、関係性(絆)の中で捉えること、また、それ以前の年代との変化や比較の中で考察することが不可欠なため、次回機会があれば、こうした分析を加えると、より鮮明にシニアのお正月消費の実態が浮き彫りにされるに違いない。

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