メディデータ、分散型臨床試験(DCT)をサポートするmyMedidataにビデオ通話機能を含むeConsentを追加し、同意説明プロセスの機能を強化
PR TIMES / 2021年8月31日 14時0分
myMedidata eConsentが同意説明プロセスにおいて高まる患者と医療機関の非接触のコミュニケーションのニーズに対応
(2021年8月17日 米国報道発表資料抄訳)ニューヨーク州ニューヨーク - ダッソー・システムズ傘下のメディデータは、患者と治験施設スタッフのビデオ通話を可能にする機能を「myMedidata eConsent」に追加し、大幅に機能を強化したことを発表しました。これによりインフォームド・コンセントのプロセスにおいて、遠隔地であっても治験参加者と治験実施施設スタッフが画面越しに顔を合わせて会話することが可能になります。患者中心の臨床試験をサポートする単一の患者プラットフォームである myMedidata ポータルに最新機能として遠隔医療・ビデオ通話機能がeConsentに追加されたことで、分散型臨床試験(Decentralized Clinical Trials、以下、DCT)がもたらす革新的な変化がより一層進むことになります。
Medidata eConsent は、規制に準拠した患者フレンドリーな臨床試験用電子同意システムです。eConsent はオンサイト、リモートを問わず患者の同意プロセスを簡素化、登録プロセスをデジタル化し、同意取得後は連携するRave EDC(電子データ収集プラットフォーム)に被験者データとして反映できます。また、myMedidata eConsentはウェブベースのmyMedidataポータルに組み込まれているため、ここにアクセスすることで患者はリモートでeConsentツールを利用できます。eConsentのビデオ機能を使用してリアルタイムのビデオ通話で患者と治験施設スタッフをつなぐことで、対象試験に対する理解を深めるだけでなく、コンプライアンスや患者エンゲージメントの質の向上や患者の同意プロセスをさらに強化します。
eConsentでのビデオ通話のメリット
● 同意前~同意のプロセス段階での治験施設スタッフとの直接コミュニケーションによる患者体験の向上
● 同意取得状況管理の改善による同意説明時に発生する問題の減少、施設や試験チームの管理負担の軽減
● myMedidata (患者ポータル)と連携することで患者は一度のログインで試験に必要なすべての情報にアクセスが可能
ダッソー・システムズのPatient Cloud 担当CEOであるAnthony Costello は、次のように述べています。
「Medidata eConsentは、患者が自身の医療に関する意思決定を行うために必要な情報をより利便性の高い環境で十分に取得できるようにすることを目指しています。今回のeConsentにおけるビデオ通話機能の追加は、オンサイトでの体験をバーチャル環境で再現し、患者および介護者が試験参加に同意する前に、試験や同意説明書類に関して簡単かつオープンに相談できるようになります。」
eConsent と myMedidata LIVE は、メディデータが提供する数多くのDCTソリューションの一部です。メディデータはすでに DCT ソリューションを 世界で44,000 以上の治験実施施設に適用し、600,000 人以上の患者をサポートしています。また、時代のニーズに応じて臨床試験のあり方を進化させ、より優れた安全な治療法をより早くより効率的に市場に投入するために日々取り組んでおり、350社以上のスポンサーおよびCROの皆様からご支持いただいています。
メディデータの患者中心のツールはあらゆる種類のデバイスに最適化するレスポンシブデザインの原則に基づいており、Patient Insightチームに参加している患者メンバーの皆様からの意見も反映させ、ますます使いやすいツールと患者体験の向上を目指してまいります。これは新型コロナウィルス感染症拡大の影響により医療施設への来院が困難な状況においてとりわけ重要になっています。
メディデータはダッソー・システムズの完全子会社です。ダッソー・システムズは 3DEXPERIENCE プラットフォームにより、研究から商業化までのエンドツーエンドのサイエンス・ビジネスプラットフォームを提供することで、個別化医療時代におけるライフサイエンスのデジタルトランスフォーメーションをリードする役割を担っています。
メディデータについて
メディデータは、より多くの患者さんの希望を実現できるよう、ライフサイエンス分野におけるデジタルトランスフォーメーションを推進しています。新しい治療の価値最大化、リスク最小化、アウトカム最適化のために、製薬企業、バイオテクノロジー企業、アカデミア、医療診断・機器メーカーなどが日々取り組んでいる研究において、エビデンスを見出し、新たなインサイトを獲得できるよう支援しています。メディデータが提供しているClinical Cloud Platformは、1,700社以上のライフサイエンス企業や団体に採用され、100万人以上の認定ユーザーが利用しており、臨床開発、コマーシャルさらにはリアルワールドデータの活用において世界で最も使われているプラットフォームです。メディデータは、米国ニューヨークに本社を置く、ダッソー・システムズ(ユーロネクスト・パリ:FR0014003TT8、DSY.PA)の傘下のグループ企業であり、世界各国に拠点を置き、各国またはグローバルでの臨床試験ニーズにお応えしております。より詳細な情報はwww.medidata.com/jp、LinkedIn / Facebookの日本語公式アカウントページなどをご覧ください。
ダッソー・システムズ について
ダッソー・システムズは3DEXPERIENCEカンパニーとして、人々の進歩を促す役割を担います。当社は持続可能なイノベーションの実現に向けて、企業や人々が利用する3Dのバーチャル コラボレーション環境を提供しています。当社のお客様は、3DEXPERIENCEプラットフォームとアプリケーションを使って現実世界のバーチャル ツイン エクスペリエンスを生み出し、さらなるイノベーション、学び、生産活動を追求しています。ダッソー・システムズ・グループは140カ国以上、あらゆる規模、業種の29万社以上のお客様に価値を提供します。より詳細な情報は、http://www.3ds.com(英語)、http://www.3ds.com/ja(日本語) をご参照ください。
3DEXPERIENCE、Compassアイコン、3DSロゴ、CATIA、BIOVIA、GEOVIA、SOLIDWORKS、3DVIA、ENOVIA、NETVIBES、MEDIDATA、CENTRIC PLM、3DEXCITE、SIMULIA、DELMIA およびIFWEは、アメリカ合衆国、またはその他の国における、ダッソー・システムズ (ヴェルサイユ商業登記所に登記番号B 322 306 440 で登録された、フランスにおける欧州会社) またはその子会社の登録商標または商標です。
*本原稿は2021年8月17日(米国東部現地時間)に英語で発表された原稿の抄訳版です。より詳細な発表内容については原文の英語版をご参照ください。
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