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大学入試改革に向けてスピーキング指導を効率化!AIツール「トレパ」に増進堂の検定教科書をバンドルした新サービス「festa!」を使い四天王寺高等学校で実証授業実施

PR TIMES / 2019年10月29日 12時35分

株式会社増進堂・受験研究社(本社:大阪市西区、代表取締役:岡本明剛)は、四天王寺高等学校・中学校(大阪市天王寺区、学校長:稲葉良一)にて、人工知能(AI)を使った英語4技能対策授業実現ツール「トレパ」(デジタル・ナレッジ社)に検定教科書『FLEX』をバンドルした新サービス「festa!」(http://teachers.zoshindo.co.jp/festa.html)の授業を2019年10月11日に行いました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/43401/4/resize/d43401-4-999569-9.jpg ]

英語4技能・5領域の育成が求められている昨今、教科書内容の理解を深め、同時に発音練習を行うために音読のトレーニングは学習の基本となります。しかし、一方で、一斉授業の中で個々の学習者の発音をチェックすることや、音読トレーニング回数を増やすことは難しいことでもありました。そのような状況下で、個々の学習者のトレーニングパートナーとなるべく開発されたのが、株式会社デジタル・ナレッジが開発した「トレパ」(https://torepa.jp/)です。
[画像2: https://prtimes.jp/i/43401/4/resize/d43401-4-372115-8.png ]

■トレパの基本機能
トレパの基本機能は、
・読み上げ機能(AIがテキストを読み上げる機能=リスニング教材作成)
・発音評価機能(AIが学習者の発音をネイティブスピーカーとの比較で信頼度を診断=スピーキング教材作成)
・単語/文法チェック機能(AIが誤字や文法ミスをチェックし訂正する=ライティング支援)
というものがあります。
教員は、これらを使うことで授業内容に応じたオリジナルのAI教材を作成・編集することが可能でした。


■festa!のトレーニング教材設計
一方で、教員自身が英文を入力・編集して教材を作ることは、授業準備として大きく負担となっていました。また、教科書を含め、様々な英文を利用する際には、著作権処理の問題などが生じる場合もあり、教員個人がこれらに対応することも困難でした。

そこで、増進堂は検定教科書『FLEX English Communication I』『MAINSTREAM English Expression I』(以下、『FLEX』『MAINSTREAM』と略記)の英文をトレパ上で音読トレーニングコンテンツとして活用することで、上記の教育現場の課題の解消を目指します。

『FLEX』版は主に音読教材とリテリング教材の2つから構成されます。音読教材については以下の5つのパターンを用意する予定です。


・1 本文音読(標準)
・2 本文音読(新出単語)
・3 本文音読(文法事項空所補充型)
・4 本文音読(語句変化型)
・5 キーセンテンス音読
これらは教科書本文をいろいろなパターンで音読するトレーニングドリルとなっております。

そしてもう一方のリテリング練習のドリルですが、こちらは指導書に掲載されているリテリングのモデル文をベースに教科書の写真を見ながら、本文の内容を自分の言葉で整理する練習ができるようになっています。

今後重要度が増していく民間検定試験においても、音読の問題や絵を見てストーリーテーリングする問題が出題されます。その対策としても非常に有効です。

『MAINSTREAM』版のメインになるのが、音読教材と会話(ペアワーク)教材です。以下6種のトレーニング教材を用意する予定です。
・1 Model Dialog音読(標準)
・2 Model Dialog音読(語句補充)
・3 Function & Sounds & Grammar
・4 Expression Input
・5 Speaking Output
・6 Writing Output

Model Dialog(モデルダイアローグ)については基本となるモデル文を何度も音読することで定着を目指すものです。その際にfesta!を活用していただくことで自分の成長の度合いを数値で確認しながら楽しく取り組めるようになります。
また、Function & Sounds & Grammarでモデルダイアローグ中の重要文法事項が含まれる文や発音のスキルが求められる文を重点的に音読することができます。
スピーキング(Speaking Output)については、間を空けたり、声色が変わると、文毎に別々に評価・フィードバックをしてくれるというトレパの機能を活かし、評価をつけるのが難しいペアワークの習熟度等を可視化するものとなります。

また、条件付きの和文英訳などに取り組むことができるライティングのタスク(Writing Output)も収録されています。ここでは生徒が入力した英文と正答との一致度や簡単な文法エラーをセルフチェックすることができます。

■四天王寺高等学校での実証について
四天王寺高等学校では、トレパを一部の英語科教員が従来も利用しておりましたが、上記のfesta!『FLEX』版による授業は初の試みとなりました。festa!を利用することで、音読教材のバリエーションを教員自身で作成する必要がなく、授業準備の時間短縮につながります。
今回、一斉授業の中でfesta!を取り入れることで音読に対する姿勢の変化も見られました。

[画像3: https://prtimes.jp/i/43401/4/resize/d43401-4-913110-3.png ]


当日の実証授業では、事前の授業内で『FLEX』の該当箇所の導入授業(文法事項・内容理解・新出単語の紹介)は終了されていました。その状況で、音読バリエーションを体験してもらいました。

通常、教科書の文章の音読の場合、すべての情報が紙の上にあるため、目の前の文字情報を音声化するという音読トレーニングに限定される。新出単語や文法事項を空所にすることで適切な単語を記憶から呼び起こしながら音読するトレーニングを行うことができます。従来だと、そのバリエーションごとにプリントを教員側が用意することとなっていました。

それでも単調になりがちな音読トレーニングに対して、festa!によるトレーニングと、ペアや一斉授業でのトレーニングを組み合わせることで、より活動的になることが分かりました。

従来、ペアワークなどでお互いの発音を聞きあった上でアドバイスをするという手法はありましたが、友達に聞かれるのは恥ずかしいという心理的な理由や友達に対して的確なアドバイスを遠慮してしまうという理由から、効果的な活動になりにくいという側面がありました。

そこにAIによる評価を組み合わせるで、AIによるシビアな評価を体験すると逆に一斉発音やペアワークではより大きな声でのびのびと発音する生徒が増えること、またペアでの発音評価もfesta!画面での客観的な数値を元に、どうすれば評価が高くなるのかを一緒に考えるというケースが増えることが分かりました。

[画像4: https://prtimes.jp/i/43401/4/resize/d43401-4-197707-4.jpg ]

※自分のタブレットとクラスメイトのタブレットを並べ、2人の発音のfesta!(トレパ)上の評価を比べている。

[画像5: https://prtimes.jp/i/43401/4/resize/d43401-4-663210-5.jpg ]

※ペアワークで発音を再度チェックし、アドバイスしあう。festa!(トレパ)の評価後なので、ポイントを自覚しながらアドバイス。

AIによるトレーニングという、パーソナルで客観的な評価がなされる場面と、人間同士でのソーシャルで支えあう場面とを組み合わせることで、トレーニングに心理的な緩急がつき、アクティブな学習がなされることが今後も期待されます。

なお、festa!(トレパ)では音声認識の基準をネイティブスピーカーレベルに設定しているため、高評価が出にくいという特性があります。しかし、四天王寺高等学校では、グローバルに活躍できる人材を育成するため、普段からALTによる授業なども含めて、正確で流暢な発音指導を心がけています。そのため、festa!での評価をしっかりと受け止めて改善をするマインドセットの育成を目指しています。

その中で、クラス内の高評価の生徒の発音を一斉に確認することで、生徒たちが主観的に「上手だ」と思っている発音をfesta!(トレパ)が適正に評価していることが理解できるように実証授業内でも工夫がなされていました。

[画像6: https://prtimes.jp/i/43401/4/resize/d43401-4-547631-6.jpg ]

※一定以上の評価(信頼度)が出た生徒を確認することで、festa!の評価の安定性の確認し、さらなるトレーニングへの動機づけを促します。

この実証授業の様子は、後日、株式会社増進堂・受験研究社、四天王寺高等学校・中学校、株式会社デジタル・ナレッジのサイト上で公開予定です。


■取材に関するお問合せ先
株式会社増進堂・受験研究社
担当:総務部 栗山
TEL:06-6532-1581(代表)
E-mail:info@zoshindo.co.jp

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