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ヴァン・ダー・アーキテクツジャパンがデザインしたホーグオートライナーズの新オフィスがオープン

PR TIMES / 2021年8月31日 16時15分

 在日オランダ人建築家、マーティン・ヴァン・ダー・リンデンが率いる建築デザイン会社、ヴァン・ダー・アーキテクツジャパン株式会社(本社:東京都大田区、以下、VDAJ)は、世界規模で海運業を手掛けるホーグオートライナーズ株式会社(本社:東京都港区)の、今月オープンした新オフィスのデザインを監修したことをお知らせします。



[画像1: https://prtimes.jp/i/75571/4/resize/d75571-4-765318bd4b944a4f818e-5.png ]


■プロジェクトの実施背景とデザインコンセプト
VDAJでは「Authentic Experience of Space」(人々の営みの目的に合わせて、そのスペースでしか味わえない体験)をフィロソフィーとしたデザイン設計を行っています。それはクライアントのニーズだけでなく、建物の立地や環境、風土、そしてそのスペースに集う人々の利用傾向を分析し、クライアントごとの個性や特徴、そしてその場でしか体験できないような空間をデザインで表現することでもあります。
ノルウェーに本社を置き、世界規模で海運事業を手掛けるホーグオートライナーズは、新型コロナウイルスの影響でリモートワークに移行してから1年以上が経過しました。働き方の変化に合わせ、新しいオフィスのあり方を模索していた中で、VDAJに相談して頂きました。求めていたのは、ウィズ/アフターコロナを見据えたニューノーマルのワークスタイルに適した未来的な空間を基本に、ホーグオートライナーズの原点であるノルウェーのアイデンティティーを反映させた、10年経っても飽きの来ないオフィスでした。
VDAJのフィロソフィーや、事務所設立から20年間に渡り革新的なオフィスデザインを手掛けてきた経験、そしてコロナ禍によるワークスタイルの変化の中で追究してきた「ウィズコロナのオフィスの在り方」をベースに、以下3つのコンセプトをかかげ、具体的なデザインに落とし込みました。

1. OPENNESS:開放感
2. PROGRESSION: 飽くなき前進
3. NORDIC SENSIBILITY:北欧の面影

■コンセプトの解説と具体的なデザインに関して
1.OPENNESS:開放感
事業の舞台である海をイメージし、壁の仕切りが多い従来のオフィスとは対照的に開放感を重視したデザインを意識しました。一般的なオフィスには、会議室など用途に応じた部屋が密閉空間として設置されているため、天井から床まで一面に広がる壁を多く見かけますが、このオフィスでは従来の壁を極力避け、取り入れた箇所もあえて天井まで届かないようにしたり、一部に擦りガラスを入れて閉塞感を感じないようにしています。また、虎ノ門ヒルズという東京らしい風景を一望できる立地を最大限に活かすため、オフィスのどこからでも外が覗けるように、随所に「隙間」を設けました。

内観
スペースの仕切りにはあえて隙間を作り、他のスペースと繋がっていることで解放感を感じることができます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/75571/4/resize/d75571-4-915a39303a98238e098f-4.png ]


会議室
 壁で仕切らず、擦りガラスで囲うことで自然光が差し込む開けた空間に。
[画像3: https://prtimes.jp/i/75571/4/resize/d75571-4-5b3a304f17a4706fa3dd-1.png ]


2.PROGRESSION:飽くなき前進
船は他の輸送手段である自動車や飛行機と比べ、何世紀も前から人類の物流インフラとして機能してきました。そのような歴史を持つ海運業のビジネスを進展させていくには、絶えず未来を見据え、進化していく必要があります。ホーグオートライナーズは今年遠洋航海(欧州→アフリカ航路)において、RORO船社としては世界初となるバイオ燃料のみを使用したカーボンニュートラル航海を行うなど、創業以来、業界の舵を取るフロントランナーとして未来を切り開いてきました。また、北欧といえば働き方改革先進国と言われています。
このオフィスは、移り変わるビジネス環境に対応し、一歩先を行くホーグオートライナーズのアイデンティティーを反映することを意識しました。フリーアドレスを可能にするレイアウトや多目的スペースを設けるのはもちろんのこと、移りゆく東京が開放的な窓から見える景色もオフィスの景観として取り入れたことにより、前進し続ける(=変わり続ける)10年後でも新しさを感じられるオフィスが完成しました。

共用スペース
(上、下)窓から未来へと進化する東京の景色が一望できます。
     どちらも同じ共有スペースですが、見る場所で雰囲気が変わります。
[画像4: https://prtimes.jp/i/75571/4/resize/d75571-4-915a39303a98238e098f-4.png ]

[画像5: https://prtimes.jp/i/75571/4/resize/d75571-4-eee66f667ee9cce6421a-3.png ]


3.NORDIC SENSIBILITY:北欧の面影
ホーグオートライナーズのビジネスの舞台は「海」。その海でノルウェー人はヴァイキング時代から船に乗って「帆」を操り、時に「岩」間をくぐり抜け、荒波を乗り越え新たな地へと進出していきました。その船の「帆」と「岩」からインスピレーションを受け、オフィスの随所に「帆」と「岩」をモチーフにしたデザインを施しました。
また、ホーグオートライナーズが北欧のノルウェー発の企業であることから、オフィスのトーンを、伝統的な北欧建築によく見られる淡い木材を基調とした温かみのある色合いで揃えました。オーク材やなめらかな質感の化粧漆喰を組み合わせるなど、色だけでなく材質でも温かな雰囲気を表現。家具もHAYを始めとする北欧を代表するブランドで揃え、温もりで包まれる空間を演出しました。

内装
(上)岩のごつごつさを感じられる特徴的な壁。
(下)帆の特徴である三角形を随所に散りばめています。
[画像6: https://prtimes.jp/i/75571/4/resize/d75571-4-0aa9dbc1ae514a37d094-2.png ]

[画像7: https://prtimes.jp/i/75571/4/resize/d75571-4-51a4a80550c1cb0484c4-7.png ]


■ホーグオートライナーズ 代表取締役 引地秀一
想像以上に広さを感じるオフィスになっていました。ニュートラルな色合いのデザインと、社内に飾っている当社所有船の模型やお客様から頂いたプレゼントが、オフィスの一風景として違和感なく溶け込み当社らしさを上手く表現できるようになりました。新オフィスに求めていたコンセプト『10年飽きることがないようなデザイン』も十分に取り入れて頂きました。フリーアドレス制に適したレイアウトのデスクで、以前よりも社員同士のコミュニケーションが取れやすくなると思っています。社員の満足度が今後の業務にプラスに作用するのは間違いないですし、モチベーションも保てるでしょう。両側が仕切られたデスクで仕事に集中し、広い窓から見える都心の景色と共に日々の仕事のストレス和らげ、社員共通の都心リビングルームのようにリラックスする。このように社内でオン・オフを切り替えながら、日本市場でのさらなるビジネス拡大に繋げていきたいと考えております。

■Martin van der Linden(マーティン・ヴァン・ダー・リンデン) コメント

[画像8: https://prtimes.jp/i/75571/4/resize/d75571-4-e65207a180e7b3baa8a4-0.png ]


今回のホーグオートライナーズのプロジェクトは、VDAJのフィロソフィーを最大限に体現できた作品の一つです。特徴としてはコロナ禍で変わりゆくニューノーマルを前提としたオフィスの在り方がベースになっています。
もちろん、ワクチンの接種なども進みコロナはいずれ落ち着くでしょう。合わせて働き方もさらに変化するかもしれません。これからどのような未来が待っているか、それは誰にもわかりませんが、ホーグオートライナーズらしさをベースにした一日一日変化し続けるこのオフィスが、いつ何時も彼らが進む羅針盤となってくれると考えています。

(プロフィール)
オランダ・日本・イギリスの大学で建築デザインについて学び、インテリア・プロダクト・デザインと建築学の学士号、工学の修士号を取得。大学卒業後は日本の建築家・原広司の事務所で、新京都駅などの設計プロジェクトに携わる。
2001 年に建築デザイン事務所であるヴァン・ダー・アーキテクツジャパン株式会社を設立。Uber JapanやWeWork Japanなど、有名外資企業のオフィス設計を手がける。

■ヴァン・ダー・アーキテクツジャパン株式会社:会社概要
在日オランダ人建築家のマーティン・ヴァン・ダー・リンデンが2001年に創設した建築デザイン会社。東京を拠点に、Uber JapanやWeWork Japan、NvidiaやAir Franceなど国内外の有名企業オフィスや地域公民館の外観・空間設計、インテリアデザインを手がけてきた。クライアントのニーズだけでなく、事業のビジョンや想いまでもを建築デザインで体現した、独創的かつ革新的なデザインが特徴。

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