暗号だけではソサエティ5.0は守れない! 現代暗号学の第一人者辻井重男による緊急提言を出版
PR TIMES / 2021年9月15日 18時45分
『フェイクとの闘いーー暗号学者が見た大戦からコロナ禍まで』9月28日発売
コトニ社(出版社/千葉県船橋市前原東5-45-1-518/代表:後藤亨真)は、東京工業大学教授、中央大学教授、情報セキュリティ大学院大学学長、電子情報通信学会会長、マルチメディア振興センター理事長などを歴任した現代暗号学の第一人者である辻井重男の『フェイクとの闘いーー暗号学者が見た大戦からコロナ禍まで』を、2021年9月28日より全国の書店で発売いたします。
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サイバーセキュリティ、本人認証、ブロックチェーン、暗号資産(仮想通貨)……そして、情報をみずから所有せずデータセンターなどに預け必要時に利用するクラウド環境や、コロナ禍におけるテレワーク・リモートワークのさらなる普及によって、「暗号」の役割がこれまで以上に重要なものであると再認識されるようになりました。軍事・外交の道具だった「暗号技術」は、いまやサイバー空間の基盤技術となったのです。
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本書は、その「暗号技術」の進化の過程を、黎明期から現代にいたるまで突っ走ってきた暗号学者が、
・管理(management)
・倫理(ethics)
・法律(law)
・技術(technology)
を高度に均衡させた学際的かつ総合的視点から、サイバー空間とフィジカル空間を融合させたソサエティ5.0社会の理念と現実の最適化を、「情報工学」や「暗号理論」を専門としない方々にも理解できるように平易な言葉でさぐります。
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【本書の目次】
プロローグ
――理念と現実
[加藤尚武編]辻井重男語録
――情報哲学入門
第1章
太平洋戦争をはさんで
――暗号学者の小さな履歴書1
第2章
戦時中の文化人・作家たちの現実認識を問う
対話篇1
天国からの恩師のご下問に応えて
――楕円曲線暗号から情報セキュリティ総合科学まで
第3章
サイバーセキュリティをめぐる活動
――暗号学者の小さな履歴書2
第4章
情報社会のセキュリティと倫理の課題
対話篇2
天国からの恩師のご下問に応えて
――デジタル社会基盤としての暗号について
第5章
サイバーセキュリティの未来
資料篇
【著者について】
辻井重男(ツジイ シゲオ)
1933年生まれ。専門は情報通信システム、暗号理論。1958年、東京工業大学卒業。1970年、工学博士。1979年、東京工業大学教授。1994年、中央大学教授。1996年、電子情報通信学会会⾧。1999年、中央大学研究開発機構機構⾧。2003年、日本学術会議会員。2004年、情報セキュリティ大学院大学初代学長。2004年、中央大学研究開発機構教授。2007年、日本ペンクラブ会員。2010年、マルチメディア振興センター理事⾧。2013年、放送セキュリティセンター理事⾧。2017年、セキュアIoTプラットフォーム協議会理事⾧。総務省電波監理審議会会⾧、総務省・内閣等の諸官庁における、電子署名法、住民基本台帳法等の多くの法制度創設に関する委員会委員⾧を歴任。瑞宝中綬章、NHK放送文化賞、C&C賞、高柳記念賞、信学会功績賞、IEEE第三千年記記念賞、全国発明表彰等を受賞。主な研究成果に、(1)日本初のデジタル伝送方式(PCM24チャンネル方式)の開発。(2)世界初のテレビ信号のデジタル方式の開発、カラーテレビのデジタル化で特許取得・発明表彰。(3)デジタルネットワークのグラフ理論的研究、電子情報通信学会論文賞受賞。(4)デジタル信号処理の先導的研究開始、電子情報通信学会論文賞2件受賞。1980年頃から現代暗号の研究を開始。(5)1985年、順序解法による多変数公開鍵暗号方式の提案。(6)楕円曲線暗号における理念と現実の完全な一致、新プラトン主義的確認。(7)デジタルセキュリティ総合科学構築と三止揚(MELT-UP)。(8)究極の本人確認のための3層型公開鍵暗号の提案。主な著書に、『情報社会・セキュリティ・倫理』(コロナ社)、『暗号と情報社会』(文藝春秋)、『暗号理論と楕円曲線』(共著、森北出版)、『暗号――情報セキュリティの技術と歴史』(講談社)など。
【本書の概要】
著者:辻井重男
発行:コトニ社
判型・造本:四六判上製
ページ数:320ページ
価格:2,500円+税
ISBN:978-4-910108-06-3
Cコード:0004
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【本件に関するメディア関係者様からのお問合せ先】
コトニ社(担当:後藤)
TEL:090-7518-8826
FAX:043-330-4933
メールアドレス:kotonisha@gmail.com
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