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協和精工株式会社、 新開発「超硬金型加工用PCDエンドミル」を発売 耐摩耗性・耐熱性約5倍、表面粗さ改善約1.5倍、中仕上げ~仕上げ加工に対応

PR TIMES / 2014年7月22日 11時19分



精密工具と時計の製造メーカーである協和精工株式会社(本社:秋田県雄勝郡、代表取締役社長:鈴木豪、以下、協和精工)は、従来の工具と比較しておよそ5倍(当社比)の耐摩耗性と耐熱性に優れた「超硬金型加工用PCDエンドミル」(ちょうこう かながた かこうよう ぴーしーでぃー えんどみる)を開発、8月1日より発売を開始します。新製品「超硬金型加工用PCDエンドミル」のラインナップは、「ボールエンドミル」(商品名:DCBE-2)(R0.2~R1)と「ラジアスエンドミル」(商品名:DCRE-2)(φ0.5~φ2)の2種類です。

「超硬金型加工用PCDエンドミル」は、耐摩耗性と耐熱性に優れた特殊PCD(多結晶ダイヤモンド、Poly Crystalline Diamond)を母材に使用し、かつ協和精工が秋田県産業技術センターと共同開発し特許を取得した特殊刃先処理技術「電界砥粒研磨」 *により滑らかな刃先を実現。刃先処理をしなかった従来のPCD製品と比べ、表面粗さが約1.5倍(当社比)改善しました。
*シリコンオイルに特殊な砥粒を分散させ、電圧を加えることで砥粒を刃先に集中させ、刃先を研磨する技術
超硬金型は耐摩耗性に優れており、一般的な金型と比べ10倍以上の寿命がある「高付加価値金型」として注目が集まっています。現在、超硬金型の加工方法の主流は放電加工ですが、高硬度のため製作に時間がかかり、また電極の消耗が大きく、精度の高い金型を製作することは困難です。放電加工や電着砥石で荒加工し、PCDやダイヤモンドコート等のエンドミルでの中仕上げの後に、熟練工の手作業による鏡面仕上げのラッピングも行うとさらに時間と手間がかかり、それが大きな課題となっていました。そこで、金型業界では、効率向上のため、寸法精度・面精度が出しやすい「直彫り」技術の導入を進めています。
協和精工では、この「直彫り」用の工具の開発に着手、中でも精度の高い加工が困難な「中仕上げ~仕上げ加工用」エンドミルの研究に取り組んできました。このたび、加工の安定性に優れ、精度を出しやすい「超硬金型加工用PCDエンドミル」の製造に成功しました。
今後、協和精工では、カメラのレンズやスマートフォンの部品、医療機器等を扱う、高度な精密加工技術を必要とするハイエンドなメーカー全般に対し営業を行っていきます。

【「超硬金型加工用PCDエンドミル」ラインナップ】
・「ボールエンドミル」(商品名:DCBE-2):R0.2~R1カタログ価格:88,900円(税抜)~
・「ラジアスエンドミル」(商品名:DCRE-2):φ0.5~φ2カタログ価格:94,500円(税抜)~

【協和精工(株)及び超硬金型加工用PCDエント゛ミルに関する問い合わせ先】
協和精工株式会社 担当:小松、高橋
電話:0183-62-4566、FAX:0183-62-2030
メール:komatsu@kyowaseiko.co.jp 、ytakahashi@kyowaseiko.co.jp

【写真キャプション】「超硬金型加工用PCDエンドミル」の「ボールエンドミル」


【「超硬金型加工用PCDエンドミル」による超硬金型の加工事例】
 丸く彫られた加工面が鏡面となり輝いている(右)

【協和精工とは】http://www.kyowaseiko.co.jp/
協和精工株式会社は、1963年東京で精密工具メーカーとして創業。現在の主力事業は「工具製造部門」と「腕時計製造部門」。同社が製造する、精密微細工具、cBN工具、PCDダイヤモンド工具などは金型業界や加工メーカーをはじめ、軽量化が進むスマートフォン、携帯電話、そして自動車のエンジン、航空機、医療機器、注射針の穴開けなどの製造現場で普及。2011年からアルミ加工など非鉄金属向けにPCDスパイラル刃工具の製造・販売を開始。時計製造にもその技術力は活かされ、特にリューズ部分の穴開けに用いる特殊な段付ドリルは時計業界に広く浸透。1996年には、時計の設計開発から製作までの総合時計製作メーカーとなり、2005年「MINASE」(ミナセ)ブランドを創設。精密加工と研磨技術の融合により、世界に誇る高品位の時計を製作。日本独特の匠の技で秋田県皆瀬から世界を目指す。

商号:協和精工株式会社
設立:1963年8月
代表取締役社長:鈴木豪
本社: 〒012-1103 秋田県雄勝郡羽後町林崎字三ツ盛34-1
事業内容:精密刃工具製造販売、腕時計製造販売

【報道関係者問い合わせ、画像に関するリクエストは下記広報担当者までお願い申し上げます】
協和精工広報代理:エンカツ社 宇於崎(うおざき)、浅井
電話:03-6417-1887、FAX:03-3772-3711、携帯:080-1155-8519(宇於崎)メール:press@enkatsu.jp

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