シュナイダーエレクトリック、伊丹空港のサーバールームインフラの全面的な再構築を支援
PR TIMES / 2018年1月15日 11時1分
・サーバールームの安定性と信頼性を強化し、運用の効率化を実現
・モジュラー型UPSの採用により、出力容量とバックアップ時間の拡張が可能に
・ラックの統一とケーブルマネジメントの実施で、メンテンナンス効率が向上
エネルギーマネジメントおよびオートメーションにおけるデジタルトランスフォーメーションのリーダーであるシュナイダーエレクトリックは、関西エアポート株式会社(本社:大阪府泉佐野市、代表取締役社長:山谷佳之、以下「関西エアポート」)が運営する伊丹空港のサーバールーム全体の再構築に際し、当社のサーバールームインフラソリューションにより、安定性と信頼性の向上、運用効率の効率化と可視化の実現に貢献したことを発表します。
関西エアポートは、関西国際空港および大阪国際空港(以下「伊丹空港」)の安全で効率的な運営を行う運営会社です。伊丹空港では、2020年夏を目標に空港ターミナルビルの全面リニューアルを計画しており、それに伴う大規改修工事と並行して、新たな情報関連設備の導入も急ピッチで進めています。2017年7月には「伊丹オペレーションセンター」設置し、警備や保安情報、滑走路管理のシステムなどを集中管理し、飛行場内オペレーションやセキュリティ、危機管理の空港運用部門を統合する情報拠点の運用を開始しました。しかし、その開始にあたり、重要なバックボーンとしてサーバールームの強化が急務となっていました。特に無停電電源装置(UPS)の運用・管理においては管理者の負担が大きくなっていたこともあり、新たなサーバールームでは電源設備を含めたITインフラ全体の一元管理を目指していたほか、ケーブル類の整理などメンテナンス作業の効率化を必要としていました。
関西エアポートは、設計から構築、運用・管理までワンストップでの提案力や、将来的な拡張性などを評価し、2016年12月にシュナイダーエレクトリックによるサーバールーム全体の再構築案を採用しました。三相モジュラー型UPS「Symmetra PX 2G」、サーバーラック「NetShelter SX」、電源表示ディスプレイを備えたラックマウントPDU(ラックに搭載しサーバーなどに電力を供給する電源タップ)「Metered Rack-Mount PDU」、物理セキュリティ&環境監視ソリューション「NetBotz」、DCIMデータセンターインフラ管理ソフトウェア「StruxureWare™ Data Center Expert」などを、約3ヶ月間という短期間で導入し、2017年4月から本格運用を開始しました。新サーバールームの運用開始により、従来のサーバールームが抱えていた課題のほぼ全てか解消し、安定性と信頼性の強化、運用の効率化が実現しました。
今後もシュナイダーエレクトリックは、多様化するシステム環境や要望ににあわせた製品やソリューションの提供を通じ、デーセンターおよびサーバールームの効率的な運用に貢献していきます。
今回の新サーバールームに導入された主な製品と機能
・三相モジュラー型UPS「Symmetra PX 2G」
高性能な三相電源バックアップ製品。電源部やバッテリー、コントローラー部がモジュール化しているため、設備が拡張する場合でも、段階的に必要な容量だけモジュールを追加することで無駄なく出力容量とバックアップ時間の拡張が可能。また、N+1の内部冗長化構成によって運用を止めずに稼働を継続できる。
・ラックマウントPDU「Metered Rack-Mount PDU」
電源表示ディスプレイを備えた電源タップで、電流値・電圧・電力・電力量などの監視や計測が可能。またWebブラウザ上で使用状況を遠隔監視することができる。
・DCIMデータセンターインフラ管理ソフトウェア「StruxureWare Data Center Expert」
電力、冷却、セキュリティおよび環境の効率的なモニタリングが可能。 リアルタイムモニタリング、ユーザー定義のレポートおよびグラフ、また即時の不具合通知とエスカレーションにより、ITシステムの可用性に悪影響を与えかねないインフラに関連する重大なイベントを迅速に調査、解決。サーバー機器の位置関係も可視化させた上で統合管理を実施統合も可能
Schneider Electricについて
Schneider Electricは、ビル、データセンター、基盤インフラ、産業に向けたエネルギーマネジメントとオートメーションの「デジタルトランスフォーメーション」を推進しています。
世界100ヵ国以上で事業を展開し、電力管理(低・高電圧およびセキュアパワー)とオートメーションシステムの分野で名実ともに業界のリーダーです。エネルギー、オートメーション、ソフトウェアを組み合わせ、統合された効率化システムを提供します。
当社のグローバルなエコシステムの中で、当社のオープンプラットフォームを活用しさまざまな企業や開発者コミュニティと連携することで、リアルタイム管理や高効率な運用を実現します。
私たちは当社をとりまく素晴らしい人々やパートナーに支えられ、そして技術革新・多様化・持続可能性へのコミットメントを通して、いつでも、どこでも、だれにでも「Life Is On」を実現します。
www.schneider-electric.com/jp
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