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【記者会見報告】太平洋クラブ御殿場コース全面改修、完成!設計家リース・ジョーンズ氏の解説に加え、松山英樹プロ監修内容公開

PR TIMES / 2018年11月6日 17時40分

株式会社太平洋クラブ(本社:東京都港区、代表取締役社長 韓 俊 以下、太平洋クラブ)は、男子ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」を開催するチャンピオンシップコースとして知られる、太平洋クラブ御殿場コース(18ホール/7,327y、Par72。以下、御殿場コース)の全面改修完成に伴い、11月5日(月)、記者会見を開催し、コース設計家リース・ジョーンズ氏と太平洋クラブ代表取締役社長韓俊が登壇いたしました。コース設計家、リース・ジョーンズ氏は全米オープン開催コース7コース、全米プロゴルフ選手権開催コース8コースなどのリモデルを担当し「オープンドクター」と呼ばれる、米国を代表するコース設計家です。そして“日本が世界へ誇るトッププロ”松山英樹プロが監修を担当し、この度、御殿場コースの改修が完成いたしました。



ゴルフ史に残る数々のドラマを生み出してきた太平洋クラブ御殿場コースですが、全面改修が行われるのは2001年以来17年ぶりとなります。「2018三井住友VISA太平洋マスターズ」開催を3日後に控えた会見当日、太平洋クラブ代表取締役社長韓俊、続いて設計家リース・ジョーンズ氏が登壇し、今回の改修と御殿場コースの今後についてスピーチを行いました。


[画像1: https://prtimes.jp/i/29517/5/resize/d29517-5-371949-3.jpg ]




株式会社太平洋クラブ代表取締役社長 韓俊


[画像2: https://prtimes.jp/i/29517/5/resize/d29517-5-462396-4.jpg ]

太平洋クラブは2014年に新体制となり、5年目を迎えました。太平洋クラブは17コースを利用できる共通会員制クラブとなっておりますが、そのフラッグシップとなる御殿場コースが今後どうあるべきかという課題については、業界関係者の方々に確認しても「現状でいいのではないか」というご意見がほとんどで、「トーナメントコースとして次のレベルを目指すべ き」という声は少数派でした。しかし、2016年、『三井住友VISA太平洋マスターズ』で松山プロがコースレコードで優勝した際、「日本のツアーレコードを意識していた」という発言がありました。それを聞いたときに「御殿場コースに新たな舞台を作り上げ、国際水準のトーナメントをしよう」と決断し、2001年以来となる全面改修を行いました。

原設計の加藤俊輔氏のデザインは元々、この地形に合ったものです。改修にあたって私たちは「原設計を活かし、美しい富士山の景観が、さらに映えるレイアウト」、「日本屈指のトーナメント『三井住友VISA太平洋マスターズ』の舞台に相応しい国際水準の戦略性」、そして「シニア、女性も含む幅広い層のアマチュアゴルファーが楽しめる、フェアでプレーしやすいレイアウト」の3つの方針を定めました。

これらを実現するために、私たちはコース設計にリース・ジョーンズ氏、監修に松山英樹プロを迎えました。リースジョーンズ氏にとってもプロゴルファーとのコラボレーションは何十年前に1、2度あっただけということでしたが、「日本を代表するコースを日本を代表する選手と手がけるのは非常におもしろい」と快諾いただきました。松山プロにはツアー中でもマスタープランからの変更の都度、図面を確認いただき、監修者としての有意義な仕事をしてくれたと大変感謝いたしております。お二人のご尽力により、御殿場コースは世界に誇ることのできる国際水準のトーナメントコースへと生まれ変わりました。


コース設計家 リース・ジョーンズ


[画像3: https://prtimes.jp/i/29517/5/resize/d29517-5-883002-5.jpg ]

米国PGAツアーの開催コースなどメジャートーナメントのほとんどがパー72から70でプレーされています。韓社長や松山英樹プロとお会いし、色々なお話をさせていただきましたが、松山プロからの要望は「御殿場コースもパー72から70でプレーをする改修をしてほしい。そうすれば非常に良くなる」ということでした。彼は今、アメリカのPGAツアーへ参戦し、ニューヨークのべスページステートパーク・ブラックコース、サンディエゴのトーリーパインズなど、私が改造したコースも回っています。それと同じような、トーナメントプロにとって難度が高いコースを是非とも作ってほしいと要望をうけました。

御殿場コースは地形に関しても、林帯、自然の景観など、ゴルフ場を作る上で素晴らしいものとなっています。加藤俊輔先生が設計されたオリジナルデザインは素晴らしく、改修にあたっても高いポテンシャルを秘めていました。私はそこにちょっとした新しいデザイン、そしてチャレンジを加えました。私の行った改修を一言で言うならば「戦略性、特にティーショットでプロに考えさせる」、これをすべてのホールで演出することです。バンカーについては、18ホールすべてのバンカーで形、深さ、フレームなど異なる特徴を付けました。特に位置については、それぞれのティーショットを想定しながら、プロのプレーヤーにとっても確実に意識する位置に置きました。ですから、一つも同じバンカーがないと私は断言できます。新しい太平洋クラブ御殿場コースは、非常に新しいコンセプトで生まれ変わったと考えています。


松山英樹プロの監修内容について

会見の中では、松山英樹プロが監修にあたって述べた意見を紹介しました。


●6番ホールPar5。改修前 540ヤード→改修後 540ヤード
[画像4: https://prtimes.jp/i/29517/5/resize/d29517-5-378761-0.jpg ]

「Par5だと4打でバーディーを取ることを考えたら、グリーン右手前の池は気になりませんが、Par4にすると3打でバーディーを取らなければならないので、池が効いてきます。すごく楽しみなホールになります。」(松山英樹プロ)
今回の改修では距離は変えず、松山プロの意見を受けてトーナメント時にティーを前にしてPar5→Par4(510ヤード)にして、難度を高めました。ランディングゾーンの左にフェアウェイバンカーを新設。グリーン左のガードバンカーを2つにして、その手前にバンカーを1つ増設しました。池は2つあるうちティーインググラウンド側の池を埋めました。

●10番ホールPar4。改修前 401ヤード→改修後 401ヤード
[画像5: https://prtimes.jp/i/29517/5/resize/d29517-5-479157-1.jpg ]

「もともとはフェアウェイ右ラフの木を切ってキャリーバンカーを新設する、というプランでしたが、木を切ってしまうとプロはドライバーで打てるので、平凡なホールになってしまいます。木を残しつつキャリーバンカーをティーインググラウンド寄りに置けば、ティーショットの落としどころが難しくなると思います。」(松山英樹プロ)
松山プロの意見をもとに、右ラフの木は切らず、新設のフェアウェイキャリーバンカーはトーナメントティーから242ヤードで届き、255ヤードで超える位置に設置しました。そのため、ティーショットをどの番手で打つかを考えさせる(悩ませる)ホールになりました。

●15番ホールPar4。改修前 378ヤード→改修後 378ヤード

[画像6: https://prtimes.jp/i/29517/5/resize/d29517-5-556389-2.jpg ]

「ワンオンチャレンジホールにするプランでしたので、グリーン手前をフェアウェイにすれば、ワンオンする可能性が上がって、より面白いと思います。」(松山英樹プロ)
松山プロの意見を受けて、その後の改修結果はトーナメント時にティーを300ヤード地点に設定する日を設けて、ワンオンチャレンジを採用しました。グリーン右手前の法(のり)面にバンカーを新設したことで、このバンカーがワンオンチャレンジする際に面白い存在になります。


プロフィール

リース・ジョーンズ  Rees Jones
リース・ジョーンズは、父に有名なゴルフコースの設計家のロバート・トレント・ジョーンズSr.を持つ、ゴルフ設計家の家庭に生まれました。若い頃からゴルフプレーを学び、ジュニアゴルファーとして競技に出場。エール大学とハーバード大学で学んだ後、父の設計会社のもとで多くの実践経験を積み独立。1974年に故郷のニュージャージー州、モントクレアに本社を置く、ゴルフ場デザイン会社「リース・ジョーンズInc」を設立しました。1988年の全米オープン開催に先立ち、マサチューセッツのザ・カントリークラブを改造して注目され、以来、全米オープンのみならず、全米プロ、ライダーカップ、ウォーカーカップ、プレジデンツカップ開催のコース改造を手がけてきたことで“オープン・ドクター(the Open Doctor)”と称されています。これまで北米・海外で225以上のゴルフコースの新設または改造設計をしています。

<主な受賞内容>
2013:アメリカゴルフ場設計者協会ドナルドロス賞 / 2012:ニュージャージースポーツライター協会殿堂
2015:北カリフォルニアゴルフ協会殿堂 / 2014:アメリカゴルフ場造成協会ドン・A・ロッシ賞
2012:ロバートモーゼルマスタービルダ賞 /2004: トム・モリス賞のゴルフコース監督賞などを受賞

<主な改修・改造コース>
ベスページ・ステートパーク ブラックコース / コングレッショナルCC / トーリーパインズ / ザ・カントリー・クラブバルタスロールGC / アトランタアスレチッククラブ / ヘイゼルティン・ナショナルゴルフクラブ/メダイナCC #3など

松山 英樹  Hideki Matsuyama
ゴルフを始めたのは4歳。血液型はB型。石川遼とは同学年で、ジュニア時代から凌ぎを削ってきました。2010年のアジア・アマチュア選手権(香港:クリアウォーターベイ/姉妹提携クラブ)で優勝。11年のマスターズで27位に入り、日本人初のローアマチュアに輝きました。同年の三井住友VISA太平洋マスターズを制し、倉本昌弘、石川遼に続き3人目のアマでのツアー制覇を達成しプロへ転向。14年からは米国を主戦場とし、ザ・メモリアルトーナメントで初優勝。16-17シーズンではWGC-HSBCチャンピオンズを皮切りに、ヒーロー・ワールドチャレンジ、ウェイストマネジメントフェニックスオープン、WGC ブリヂストンインビテーショナルと同一シーズンで4勝を挙げ、メジャートーナメントの優勝候補の常連に。また、6月の全米オープンで2位に入り、翌週の世界ランキングは、日本人最高の2位を記録するなど、世界のトッププロとして飛躍のシーズンとなりました。


太平洋クラブ御殿場コース Taiheiyo Club Gotemba Course
ゴルフ雑誌や経済誌などが実施するゴルフ場人気ランキングで常に上位にランクインする御殿場コース。
世界文化遺産で、日本の象徴でもある富士山を絶好の角度で仰ぎ見ることのできるロケーションに18ホールが配置されています。「三井住友VISA太平洋マスターズ」の舞台として、そして2001年には「WGC EMCワールドカップ」の舞台ともなったことから、ワールドワイドのスケールで知名度も高まっています。
世界中から注目される速いスピードのグリーンを実現するトーナメントを開催し続けていることで、日本のゴルフ場のメンテナンスにおけるリーダー的存在ともなっています。トーナメント中継の映像を通して、日本中のゴルファーの心の中に「一度はプレーしてみたい」という憧れを抱かせているのでしょう。

コース概要
所在地:静岡県御殿場市板妻941-1
代表番号:0550-89-6222
アクセス:御殿場I.C.より約9km、JR御殿場駅よりタクシーで約15分、JR三島駅よりタクシーで約40分
開場日:1977年4月26日
コース原設計:加藤俊輔 / コース改造:リース・ジョーンズ
コース詳細:http://www.taiheiyoclub.co.jp/course/gotenba/index.html

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