喜多俊之氏、後藤陽次郎氏、中村勇吾氏、原研哉氏、深澤直人氏の豪華審査員を迎え2018年に続き2019年も開催決定!シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション
PR TIMES / 2019年1月17日 13時40分
テーマは『これからのしるし』 2019年4月1日より募集開始!
一般社団法人未来ものづくり振興会(所在地:愛知県名古屋市 代表理事:舟橋正剛)は、新しいプロダクトのデザインを募る「12th SHACHIHATA New Product Design Competition(シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション)」 を開催し、2019年4月1日(月)より募集を開始します。また、作品の募集に先立ち、1月17日(木)より事前エントリーが可能です。
シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティションは、シヤチハタ株式会社が1999年から10回にわたり開催してきたプロダクトデザインのコンペティションです。2008年を最後に一旦休止していましたが、2018年に10年の年月を経て再開しました。「しるしの価値」をテーマにたくさんのご応募をいただき、応募総数718点より11点が受賞作品として決定しました。
この度、開催します第12回のテーマは、前回の「しるしの価値」から一歩推し進めた「これからのしるし」です。前回ご応募いただいたアイデアに富んだ多種多様な作品に「しるし」が持つ可能性の奥深さをあらためて感じ、さらに追求していきたいと考えました。テーマの解釈の仕方はさまざまです。個人はもちろん、グループでアイデアを練り、プロダクトに昇華させていただくことも期待しています。
審査員は、昨年と同じ喜多俊之氏、後藤陽次郎氏、中村勇吾氏、原研哉氏、深澤直人氏の5名です。受賞作品は、グランプリ1作品(賞金300万円)、準グランプリ2作品(賞金50万円)、審査員賞5作品(賞金20万円)、 特別審査員賞2作品(賞金20万円)の計10作品となり商品化を検討します。
なお、本コンペはより大きな視点でものづくりの普及啓発に取り組むため、前回に引き続き一般社団法人未来ものづくり振興会が主催し、シヤチハタ株式会社の特別協賛のもとで開催いたします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/32329/5/resize/d32329-5-680773-4.jpg ]
[表: https://prtimes.jp/data/corp/32329/table/5_1.jpg ]
<審査員紹介>
[画像2: https://prtimes.jp/i/32329/5/resize/d32329-5-722529-6.jpg ]
喜多俊之 Toshiyuki Kita
プロダクトデザイナー
喜多俊之デザイン研究所 代表
大阪芸術大学教授
イタリアやドイツ、日本のメーカーから家具、家電、ロボット、家庭日用品に至るまでのデザインで、多くのヒット製品を生む。作品の多くがニューヨーク近代美術館、パリのポンピドーセンターなど世界のミュージアムにコレクションされている。著書に『デザインの力』(日本経済新聞出版社)、『地場産業+デザイン』(学芸出版社)、『デザインの探険』(学芸出版社)など。
~応募者へのメッセージ~
AIの活用が進む今日、「これからのしるし」を考えるにあたっては、歴史を振り返ってみるのも一案ではないかと思う。印鑑の起源は古く、今から1万年近く前まで遡るとか。また動物にも、しるしをつけるという本能や習性がある。そうした人間以外の営みにも目を向けつつ、太古と未来の両軸に思いを馳せてみると、面白いものが見えてくるのではないだろうか。
[画像3: https://prtimes.jp/i/32329/5/resize/d32329-5-243370-7.jpg ]
後藤陽次郎 Yohjiro Gotoh
デザインプロデューサー
デザインインデックス 代表
1994年にロンドンの「ザ・コンランショップ」を日本に導入し、商品構成からオリジナル商品の開発、デザインディスプレイの監修などを行う。その他「ペプシマン」、元麻布ヒルズ、六本木ヒルズレジデンスのモデルルームのインテリアコーディネイト、“二期倶楽部 東館”の総合プロデュースなど多方面で活躍。
~応募者へのメッセージ~
近い将来、一般民間人が月に旅行するそうだが、地球も捨てたものではない。地球の美しさや人間の手の素晴らしさなどを活かすことにより、魅力あるモノはまだまだ生まれる余地があると確信している。「しるし」はアイデンティティではあるが、それだけにとどまらない。人と人をつなげ、生活を豊かに楽しくするような提案を心待ちにしている。
[画像4: https://prtimes.jp/i/32329/5/resize/d32329-5-540632-2.jpg ]
中村勇吾 Yugo Nakamura
インターフェースデザイナー
tha ltd. 代表
多摩美術大学教授
ウェブサイトや映像のアートディレクション、デザイン、プログラミングの分野で横断/縦断的に活動を続けている。主な仕事に、ユニクロの一連のウェブディレクション、KDDIスマートフォン端末「INFOBAR」の UIデザイン、 NHK Eテレ「デザインあ」のディレクションなど。
~応募者へのメッセージ~
前回初めて審査員を務め、「認証システム」「アイデンティティ」「情報と物質」の3つのアプローチがあると感じた。人間関係の有り様が変わればアイデンティファイの仕方も変わるし、アイデンティティという情報を物質に置き換える時にどういう広がりを持つのか。そのあたりを突き詰めていくと、まだいかようにも掘り起こしができそうなので楽しみだ。
[画像5: https://prtimes.jp/i/32329/5/resize/d32329-5-962090-5.jpg ]
原研哉 Kenya Hara
グラフィックデザイナー
日本デザインセンター 代表
武蔵野美術大学教授
デザインを社会に蓄えられた普遍的な知恵ととらえ、コミュニケーションを基軸とした多様なデザイン計画の立案と実践を行っている。無印良品、蔦屋書店、GINZA SIX、JAPAN HOUSE、らくらくスマートフォン、ピエール・エルメのパッケージなど活動の領域は多岐。一連の活動によって内外のデザイン賞を多数受賞。著書『デザインのデザイン』(岩波書店刊、サントリー学芸賞)『白』(中央公論新社刊)は多言語に翻訳されている。
~応募者へのメッセージ~
「これからのしるし」というテーマは、茫漠としているところに可能性があると思う。「これまでのしるし」は紙に刻印するという物質世界におけるフィジカルな手法だったが、テクノロジーは人をどんどん変えていく。そこに新しいしるしがあるとすれば、それは非物質なのか、それともやはり紙なのか。そのせめぎあいから生まれるアイデアに期待したい。
[画像6: https://prtimes.jp/i/32329/5/resize/d32329-5-505031-1.jpg ]
深澤直人 Naoto Fukasawa
プロダクトデザイナー
NAOTO FUKASAWA DESIGN 代表
多摩美術大学教授、日本民藝館館長
卓越した造形美とシンプルに徹したデザインで、国内外の大手メーカーのデザインとコンサルティングを多数手がける。電子精密機器から家具、インテリアに至るまで手がけるデザインの領域は幅広く多岐に渡る。デザインのみならず、その思想や表現などには国や領域を超えて高い評価を得ている。受賞歴多数。
2018年3月作品集「Naoto Fukasawa EMBODIMENT」(Phaidon)発刊。
~応募者へのメッセージ~
「しるし」とはその人の存在かもしれないし、たとえばずっと座っていたらお尻に痕がついたとか、ノートの端を折ったりするのもしるしと言えるかもしれない。つまり、人間としてのアイデンティティをしるすだけでなく、後からつけられるものと解釈することもでき、そこから発展させるといろいろなことが考えられるのではないだろうか。
<特別審査員>
[画像7: https://prtimes.jp/i/32329/5/resize/d32329-5-775841-0.jpg ]
舟橋正剛 Masayoshi Funahashi
一般社団法人未来ものづくり振興会 代表理事
シヤチハタ株式会社 代表取締役社長
1992年 米国リンチバーグ大学経営大学院修士課程終了。広告代理店勤務を経て1997年 シヤチハタ工業株式会社(現シヤチハタ株式会社)入社。2006年 シヤチハタ株式会社代表取締役社長 就任
~応募者へのメッセージ~
しるしの在り方はさまざまです。普段、何げなく使っているものや仕組みは、実はしるしだったりします。アナログ、デジタルの二者択一で考えるのではなく、それぞれが融合して新しいしるしが生まれると面白いと思います。モノだけに留まらず、しるしとなるビジネスモデルの提案にもぜひ挑戦してください。
[画像8: https://prtimes.jp/i/32329/5/resize/d32329-5-731890-3.jpg ]
岩渕貞哉 Teiya Iwabuchi
美術出版社取締役
美術手帖 編集長
1999年慶応義塾大学経済学部卒業。2002年美術出版社『美術手帖』編集部、2008年より現職。トークイヴェントの出演や公募展の審査員、アート企画プロデュースなど、幅広い場面で現代のアートシーンに関わる。
~応募者へのメッセージ~
前回のSNDCでアートとデザインの領域を横断するような提案に触れ、従来の印章に留まらない「しるし」の可能性をあらためて実感した。今回のテーマである「これから」という言葉には、「しるし」をコンセプチュアルに解釈する余地も含まれている。機能や用途ではなく、新しいコンセプトを打ち出せるか、ひとつのポイントになるだろう。
【お問い合せ先】
シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション事務局
sndc2019@japandesign.ne.jp
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