日本初のターミナル患者向け外出支援ボランティア「願いのくるま」が2周年を迎えました
PR TIMES / 2020年3月25日 14時45分
~ 利用者のさらなるQOL向上への寄与を目指し東海地方へ活動エリア拡大 ~
一般社団法人願いのくるま(本社:埼玉県さいたま市、代表:原田眞)による、ターミナルケア(終末期の医療・看護)を受けている方を対象とした日本初※1の外出支援ボランティア「願いのくるま」は、2020年1月31日に2周年を迎えました。この活動を通じて利用者の更なるQRL向上への寄与を目指し、5月より東海地方へ活動エリアを拡大いたします。
※1 当団体調べ
■願いのくるま活動概要と今後の展望
近い将来到来するとされている多死社会において、終末期医療の在り方やQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上、福祉の充実は重要視されています。このような背景から、2018年1月より、ターミナルケアを受けている方を「その方が望む場所」へと無料でお連れする、日本初のボランティア活動「願いのくるま」を推進してきました。厚生労働省による「人生の最終段階における医療に関する調査※2」では、「自宅で最期を迎えたい」と希望する人が75%を超えていることから、住み慣れた場所で最期まで自分らしく生き、自分らしい人生の幕引きを迎えたいと望む方が多いことがわかります。願いのくるまがこの2年間で行った24件の活動においても、「海が見たい」、「結婚式に参列したい」、「思い出の地を散策したい」といった、普段誰もが日常的に経験するような願いが特に多く寄せられています。
このような背景から、ターミナルケアを受けている方の更なるQOL向上への寄与を目指し、5月より東海地方(愛知県・三重県・岐阜県・静岡県)へ活動エリアを拡大いたします。これまで、願いのくるまは関東(1都6県)を中心に活動を行ってまいりましたが、東海地方は全国でも関東や関西に次いで在宅での看取りが多い※3とされていることから、ターミナルケアを受けている方の外出需要を見込んでおります。現地の医療機関や団体と連携し、一人でも多くの方の希望となる活動を目指し、取り組んでまいります。
※2 出処:厚生労働省(平成29年度「人生の最終段階における医療に関する意識調査」)
※3 出処:厚生労働省(【テーマ1】看取り参考資料「死亡に占める自宅死の割合(都道府県別)」)
[画像1: https://prtimes.jp/i/33232/5/resize/d33232-5-504154-0.jpg ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/33232/5/resize/d33232-5-614059-2.jpg ]
[画像3: https://prtimes.jp/i/33232/5/resize/d33232-5-450481-1.jpg ]
■公益財団法人メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパンとの連携について
願いのくるまは、この活動を世の中に広く浸透させるため、病院や在宅診療などの医療機関やホームホスピス、非営利のボランティア団体等、さまざまな団体と連携し活動を展開しています。その一つである、難病と闘うこどもの願いを叶える世界最大のボランティア団体「公益財団法人メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン」とは、これまで東京観光やテーマパークへお連れするなど、2回にわたり双方の活動支援を行ってまいりました。今後も同様の志を持つ団体との連携を強化し、この活動を推進してまいります。
[画像4: https://prtimes.jp/i/33232/5/resize/d33232-5-915162-3.png ]
■公益財団法人メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン事務局長 鈴木朋子氏より総評
ターミナルケア(治療を目的とせず、残された時間を充実したものにするために、QOLの向上を目指す)という考え方が日本でも重要視されるようになり、終末期の患者様への医療的な支援は、充実したものになりつつあります。とはいえ、ご家族は患者様の闘病を支えるのに精一杯で、精神的な喜びに目をむけるまでの心の余裕がないように感じます。「何かあったらどうしよう」という不安のために、一歩を踏み出すことができない。そんなとき、「願いのくるま」様や私どもの活動が、ご家族の大きな力となります。安心して「願いをかなえる」プロジェクトに参加していただくことで、ご家族の皆さまにたくさんの笑顔と、かけがえのないお時間をプレゼントすることができます。そして、何よりも、患者様に命を輝かせる経験、生きる希望をお届けすることができます。「願う気持ち」は、人生を、心を豊かにします。一人でも多くのターミナルケアを必要とされている方々の「願い」をかなえたいと心から願います。そして、こういった取り組みを通じて、多くの皆様にも、「願う気持ち」の大切さ、「願いをかなえる」ことの素晴らしさを改めて感じていただければと思います。
■当団体について
一般社団法人願いのくるまは、ターミナルケアを受けている方を対象に、その方が望む場所へ無料でお連れするボランティア活動団体です。活動範囲は目的地が関東地方(1都6県)にあり、車で日帰りができる範囲をとしています。QOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上への貢献を目指し、民間企業から活動費の支援を、医療従事者よりボランティアスタッフなどの支援を受け、活動を行っています。
団体名 :一般社団法人 願いのくるま
所在地 :埼玉県さいたま市中央区新都心11-2 LAタワー10F
代表理事:原田 眞
設立 :2018年1月
連絡先 :048-601-0852
URL :https://www.negai.org/
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
終末期の患者の「願い」叶える“ラストドライブ” 小学校の卒業式へ…涙と笑顔の再会で伝えた「ありがとう」『every.特集』
日テレNEWS NNN / 2024年4月13日 16時4分
-
わかさクリニックグループ、在宅医療を中心としたクリニックを習志野市津田沼に開院
PR TIMES / 2024年4月1日 16時15分
-
NPO法人 東海つばめ学習会 11番目の無料塾 4月21日開始
PR TIMES / 2024年4月1日 12時15分
-
メットライフ財団×日本財団 高齢者・子どもの豊かな居場所プログラム地域共生型 高齢者ホスピス「はじまりの家そら」オープン
PR TIMES / 2024年3月25日 16時45分
-
「あんな最後がいいね」と言われるような死を迎えるには 医療法人「優和会」理事長・松永平太
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2024年3月22日 11時20分
ランキング
-
1格安スマホの利用者は約4割 実際に支払っている月額利用料金の2位は「2000円台」、1位は?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月19日 17時15分
-
2グリコ「チルド食品」出荷再開→再停止…システム障害で 乳製品・洋生菓子など、5月中旬の再開目指す【全文】
ORICON NEWS / 2024年4月19日 18時57分
-
3セブン―イレブン、おにぎりや弁当の「値引き」タイミングを本部が通知へ…食品ロス削減狙い
読売新聞 / 2024年4月19日 20時31分
-
4築地に国際交流拠点、東京都が三井不・読売連合を選定…30年代前半の開業目指す
読売新聞 / 2024年4月19日 22時30分
-
5日産とパナソニック、家電連携で新サービス開始
レスポンス / 2024年4月19日 19時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください