「手術なしでがん完治可能」… CNPharm、膵臓癌比較実験の結果初公開

PR TIMES / 2020年7月1日 9時55分

「苦痛のない(pain-free)抗がん剤」の投与だけでがん組織が消えたという実験結果が初めて明らかになり、人類の「がん征服」の可能性が高まった。

- 「苦痛のない抗がん剤「ポリタキセル」を投与した実験体、体重の変化なくがん組織が消えることに」
- 無毒性量での投薬にも腫瘍を99.8%抑制…FDA膵臓がん薬より優れた効果持つ
- 70年の抗がん治療における歴史に新紀元を画す韓国発の「標準抗がん治療法」の登場期待



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現代バイオ(代表取締役 オ・サンギ)は30日、大株主であるCNPharmが苦痛のない抗がん剤の第1号新薬として開発した「ポリタキセル(Polytaxel)」を、最近有効性評価機関に委託して実施した「ナブーパクリタキセル(Nab-paclitaxel)」との効果を比較する動物実験で膵臓がん実験群に最大無毒性量(NOAEL)以下の用量である20mg/kgを投与した結果、半数以上の動物から腫瘍の高さが低くなり、かつ薄くなることにつれて徐々に消える様相が確認されたと発表した。

全部で48匹のマウスで行われた今回の実験でポリタキセル実験群6匹の中で4匹の腫瘍が消える様相を見せ、特にその中の1匹はがん組織が全て消えたことを確認したと述べた。CNPharmはがん組織が消える様相を見せた4匹の中で残り3匹の腫瘍の変化における推移を続けて観察する一方、これら4匹を除いた2匹には薬物を1~2回追加で投与するなど完治のための追加実験を実施している。

現代バイオは今回の実験で膵臓癌治療のための臨床試験の手続きを踏んでいるポリタキセルが無毒性量の投与でもアメリカ食品医薬品局(FDA)が承認した膵臓癌治療剤であるナブーパクリタキセルと比べて優れた効果はもちろん安全性まで立証したと説明した。

実験結果、最大無毒性量以下である20mg/kgを投与したポリタキセルは通常薬物の毒性が招く体重減少は現れず実験体内の腫瘍の成長を99.8%抑えた。一方、現在膵臓癌の治療剤として広く使われているナブーパクリタキセルは最大無毒性量の30培を超過した30mg/kgの投薬にも関わらず腫瘍成長に対する抑制率がポリタキセルの半分にも満たさない41.4%で済み、実験体の体重も0.9%減少したことが明らかになり毒性の影響が存在すると分析された。

ポリタキセルは昨年のGBCで発表された膵臓癌に関する動物実験の結果からも最大無毒性量以下の投与量だけで膵臓癌治療剤の候補であるドセタキセルより安全で効果も優れていることを証明したことがある。ナブーパクリタキセルやドセタキセルなど既存の抗がん剤が動物実験で最大無毒性量以下の用量を投薬した際に効果を発揮した事例は今までなかった。

CNPharmは無毒性量の「超低毒性」抗がん剤の投与で、薬物の毒性による副作用なしでがんを治療できる「苦痛のない抗がん剤治療(Noael therapy)」を昨年6月に開かれたグローバルバイオコンファレンス(GBC)で初めて公開し、世界の注目を浴びたことがある。

今回の実験結果がヒトを対象として行う試験でも同様に確認される場合、がん患者は薬物の毒性による副作用はもちろん手術や放射線治療の並行に伴う後遺症を患わずに苦痛のない抗がん治療だけでがんを治せるようになる。 こうなると1950年代に登場し、現在に至るまで広く使われている化学抗がん剤を基板とする標準抗がん剤治療を代替することも期待できる。

既存の抗がん剤治療では最大無毒性量を遥かに超える毒性を含んだ抗がん剤を患者に投薬する際、途中に回復期を置いて投与するが、これはがんの完治よりはがん組織の大きさを減らして患者の寿命を延長することしかできないという限界を持っている。その反面、苦痛のない抗がん剤治療は最大無毒性量以下の用量の薬物が体内に長く残存しつつがん細胞に対してのみ持続的に攻撃することで副作用なくがんを完治する新たな抗がん剤治療である。

現代バイオの関係者は「苦痛のない抗がん剤治療が一般で広く使われることになると患者は薬物の毒性による副作用から解放されるだけでなく手術や放射線治療も受ける必要がなくなる」と語った。

一方、CNPharmはポリタキセルに続けてプラチナ系抗がん剤を応用した「ポリプラチン(Polyplatin)」を苦痛のない新薬第2号と定め、関連実験を進めている。 CNPharmはポリタキセル、ポリプラチンのように自社プラットフォームの独自的な技術を活用した苦痛のない抗がん剤で治療できる疾患の範囲を様々な癌はもちろんウイルスによる疾患などへ広めていく方針である。

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■ 参考資料

Q1. 今回実施した膵臓がんに対する効果比較動物実験における最大の意義は何か。
A1. 治療が難しいがんである膵臓がんを対象とした効果比較実験でがんの完治を確認したということである。また、世界で初めて体内に毒性による副作用を起こさない最大無毒性量以下の用量の抗がん剤を投与しただけでがん組織が消えたということも注目すべき点である。

これをもって薬物の毒性が発現されない用量の抗がん剤の投与だけでがんの完治が可能であることを実際に照明したことになる。すなわち、体の損傷なくがんを征服するということがもはや夢ではなく実現可能な段階にあるということを証明したということでその意味を縮約できる。

臨床試験を通過し、一般で使われるようになるとがん患者は手術や放射線治療を受ける必要なくほぼ毒性のない抗がん剤を持続的に投与するだけでがんを治療できることになる。これは、抗がん剤治療中にも患者がある程度の健康を維持しつつ正常的な生活が可能であるということを意味する。

Q2. CNPharmが昨年のGBCでもポリタキセルが最大無毒性量以下の投与量でがん組織を死滅できるという実験結果を発表したが、今回の実験結果と前回の実験の違いは何か。
A2. 昨年のGBCで結果を発表した実験は、苦痛のない抗がん剤であるポリタキセルが膵臓癌に対して治療効果があるかを確認するための実験だった。

比較対象の薬物もアメリカ食品医薬品局(FDA)から膵臓癌の治療剤としてまだ承認を得ていないドセタキセルだった。2018年12月から翌年3月まで行われた実験の結果、ポリタキセルが毒性による副作用なく膵臓がんを治療する効果がドセタキセルより優秀であることが証明された。当時にもポリタキセルを投与した実験体の一部からがん組織が消える様相がみられたが今回の実験結果と比べるとその様相があまりはっきりしていなく、完全な死滅は発見されなかった。

今回の実験はポリタキセルが最大無毒性量以下の投与でがん細胞を死滅できるかを確認する実験だった。実験結果、実験体6匹の中で4匹の腫瘍が消える様相が確認できた中、1匹だけはがん細胞が完全に死滅したことが初めて確認された。このような理由から、実験群6匹全体のがん治療結果を確認するための追加実験が実施されている。

今回の実験ではアメリカ食品医薬品局(FDA)の承認を得て現在販売されている膵臓がん治療剤「ナブーパクリタキセル」との効果比較実験も行われた。実験結果、副作用を起こさない最大無毒性量以下の用量を投与したポリタキセルがその30倍の用量を投与したナブーパクリタキセルよりいい効果を出したことを確認した。前臨床試験ではあったが、ポリタキセルが毒性を抑える能力だけでなく効果の側面からも既存の膵臓がん治療剤より優れた、次世代の抗がん剤になれる可能性を証明したことになる。

Q3. 苦痛のない抗がん剤治療(NOAEL therapy)を一言でいうと
A3. CNPharmが世界で初めて開発した苦痛のない抗がん治療法である「ノエルセラピー」は、薬物の毒性が体内にて影響を与えない最大無毒性量以下の用量で投与しても薬の効果が出る「苦痛のない」抗がん剤を患者に投与することで薬物の毒性から患者を開放させ、がんを治療するというメカニズムを持つ「患者中心」の新たな抗がん剤治療法である。現在の抗がん剤治療でほぼすべての患者が経験する「標準治療」として知られている化学療法、放射線療法を同時に代替できる「新標準治療」の登場なのである。

薬物の毒性が体にほぼ影響を与えない超低毒性の抗がん剤を使用するので患者が抗がん剤治療中に薬物の毒性による副作用で苦しむことがない。薬物の毒性による副作用がないからこそ患者が毒性を克服するための回復期(休薬期)を別途設けることなくがん細胞が死滅するまで持続的な投薬が可能である。患者の健康を損なわない安全な薬だけでがんの治療が始まるとがんを完治することが苦痛のない抗がん剤治療の目標である。

Q4. 苦痛のない抗がん剤治療と既存の抗がん剤治療との差別点は何か。
A4. 現在様々ながんの標準治療である化学療法で広く使われる化学抗がん剤は、遺伝子の損傷を起こしたり遺伝子複製を妨げるなどの形でがん細胞を攻撃する。だが、がん細胞の完全な死滅は理論的にほぼ不可能と知られている。

このため、人の体が薬物の毒性による副作用に耐えられる範囲内でできるだけ多い量を投与し多くのがん細胞を攻撃するよう設計されている。投与量が最大無毒性量をはるかに超える理由がここにある。このように、毒性の強い抗がん剤が正常細胞まで攻撃し、抗がん剤治療中に患者の健康を深刻に損なうようになる。したがって、既存の抗がん剤治療では抗がん剤を一回投与すると正常細胞が回復できるよう、通常2~4週間の回復期を設ける。

抗がん剤治療の目的も、がんの完治というよりがん組織の縮小にあり、患者の寿命はある程度のびるが完全に治った事例はほぼない。既存の抗がん剤治療ではがんの完治がほぼ不可能であり特に転移性癌と治療に反応しない耐性がんには通用しない。

既存の抗がん剤は正常細胞まで攻撃する強い毒性のせいで患者に回復期を置いて投与するがこれによりがん細胞は薬物に対する耐性を持つようになる。耐性のせいで治療に反応しないがんは転移性癌の発生とともに既存の抗がん治療における共通の限界として指摘されている。

なお、既存の抗がん剤治療では抗がん剤の投与とともに手術や放射線治療を並行する。これにより患者は薬物の毒性によう副作用以外にも並行する治療に伴う様々な後遺症を患うことになる。既存の方法で治療を受ける患者の多数がこのような抗がん剤治療中に薬物の副作用や並行治療の後遺症で健康を失ったり死亡にまで至ったりしている。

既存の抗がん剤治療とは違い、CNPharmの苦痛のない抗がん剤治療は毒性が体に影響を与えない最大無毒性量以下の薬物だけでがんを完治するというメカニズムを持っている。したがって、薬物の投与以外に手術や放射線治療などの並行治療を必要としないのも大きいメリットである。苦痛のない治療法で治療すれば薬物の毒性による副作用もなければ患者が手術・放射線治療の並行することによる後遺症もない。

苦痛のない治療法で使用する薬物も体内で長時間循環し、がん細胞にだけ効果を発揮するポリタキセルのような、あらたな概念の「標的抗がん剤」を使用するので回復期を設けることなくがん細胞を続けて攻撃する。このような理由から、持続的に投薬すればがんの完治という念願がもはや夢ではないだろう。

Q5. 毒性の発現が極限まで抑えられるよう最低用量の抗がん剤を繰り返し投与することでがんを治療する「メトロノミック治療(Metronomic chemotherapy)」もあるが。
A5. メトロノミック治療は人の体に薬物の毒性が響かないよう低用量の抗がん剤を持続的に投与する新たな抗がん剤治療である。音楽の速さを決めるメトロノームのように毒性と効果が極めて弱い最低用量の抗がん剤を周期的に投与する抗がん剤治療である。

毒性の強い薬物がガン細胞を直接攻撃する既存の化学抗がん療法とは違い、がん細胞を直接攻撃せず腫瘍の成長に必要な欠陥新生を抑える方法として、がん細胞の増殖を間接的に防ぐ。既存の抗がん剤治療ががん組織に対して毎回強く攻撃をしてきたとしたら、メトロノミック治療は弱い攻撃を続けることといえる。

1990年代前半に登場した新生療法だけあって、関連論文は多くないが、既存の抗がん剤治療では治療できない老人等、体の弱い患者にしか使用できないという限界がある。また、低用量の薬物を持続的かつ長期的に投与する場合、がん細胞に薬物耐性が発現し、体内に毒性累積による副作用が発生するという問題点もある。メトロノミック治療が進行速度の速いがんには治療効果がほとんどないという点も限界として指摘されている。

上記で述べた通り、メトロノミック治療は癌の標準治療である既存の化学療法を補助する治療法であると言える。このような点から、先端技術で毒性を制御した安全な抗がん剤をがん細胞が死滅するまで持続的に投与するCNPharmの苦痛のない抗がん剤治療とは比べ物にならない。がん細胞のみ直接攻撃する苦痛のない抗がん剤治療は理論的に抗がん剤に耐性をもつがん抑制し、転移がんまで治療できる。

Q6. 苦痛のない抗がん剤治療の汎用化のための今後の日程や計画はどうなるか。
A6. CNPharmの苦痛のない抗がん剤治療は毒性が体内で発現しない安全な抗癌剤として全ての癌を完治することを目標としている。そうなればがん患者は薬物の毒性による苦痛から解放できるだけでなく、深刻な後遺症を残す手術や放射線治療を受ける必要がなくなる。

目標達成のため、CNPharmは苦痛のない抗がん剤第1号として開発したポリタキセルを膵臓がん治療剤としてアメリカ等で承認を得るための関連手続きを進めている。CNPharmは関係会社である現代バイオと共同でポリタキセルグローバル臨床試験を行うための臨床許可申請手続き(IND filing)を年末まで実施する見込みである。

ポリタキセルは「20世紀名薬」とも呼ばれるドセタキセルを搭載した改良新薬として、無毒性量でその効果が出るという点がドセタキセルとの差別点である。体内に長く残留しがん細胞のみ攻撃するため、がん細胞が死滅するまで持続的に投薬できる。ドセタキセルが胃がん・肺がん・子宮頸がん等、8種類のがんに対する治療剤として広く使われていて、その中でもファストトラックの適用が可能な膵臓癌を対象に臨床を進めながら、ほかのがん種へ対象を拡大していく予定である。

CNPharmはポリタキセルに続けてプラチナ系抗がん剤を応用した苦痛のない新薬第2号である「ポリプラチン(Polyplatin)」を開発し、子宮頸がん、膀胱がん、直腸がん等を対象に非臨床を実施中である。

CNPharmはポリタキセル、ポリプラチンのような自社プラットフォームの独自的な技術を活用した苦痛のない抗がん剤で治療できる疾患の範囲を癌はもちろん、ウィルスによる疾患等にも広げる方針である。

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