～コロナ禍でも青少年健全育成を止めないために～ボーイスカウト全国大会をオンラインで開催

御手洗冨士夫 新総裁の推戴式も実施

公益財団法人ボーイスカウト日本連盟（東京都杉並区、理事長・水野正人）は、ボーイスカウト運動についての理解を深めるため、全国の指導者などが集う全国大会を毎年5月に開催しています。全国の指導者は全員がボランティアでボーイスカウト運動に関わっており、子どもたちへのより良い教育プログラムを提供するために日々、研修に励んでおります。



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全国大会においては、各種式典および青少年教育に関するさまざまなテーマ集会を行っており、指導者の研鑽の場、そして全国の同士と繋がる場となっております。
本年は静岡県熱海市での開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、「オンラインでの開催」に切り替えました。ボーイスカウトに加盟するボランティアチームの力によりYouTubeやWEB会議システムなどを駆使しながら展開し、テーマごとに別れて研鑽した『全国スカウト教育会議』には合計900人が参加。また、土曜日に配信された「全大会」の再生回数は、土日の二日間で約4,000回に及んでいます。
当日の全体会では、ボーイスカウト静岡県連盟のトランペット隊によるオープニングアクトやコロナ禍でも活躍する団の紹介、そして本年からボーイスカウト日本連盟の総裁にご就任いただいた御手洗冨士夫氏の推戴式の様子を上映いたしました。
コロナ禍において、子どもたちの体験活動の機会が少なくなっている今だからこそ、体験活動を通じて青少年の健全育成を行うボーイスカウト運動には社会から多くの期待が寄せられています。ボーイスカウト日本連盟は、この期待に応え、社会で活躍する人材を輩出するためこれからも活動を続けて参ります。
以下のとおり全国大会の概要をまとめておりますので、ご高覧いただけますと幸いです。また、本件についての詳しい資料などもご用意しておりますので、ご質問・ご取材につきまして、ぜひご連絡ください。

名称：令和3年度Web全国大会～１00周年まであと、◯マイル～
期日：令和3年5月29日（土）全体会　12：00～13:00　YouTube配信
（アーカイブ配信はこちらhttps://youtu.be/fKY8RgblX5k）
　　　　　　5月30日（日）テーマ集会　10:00～15:30　WEB会議システム

＜全体会＞主な内容の抜粋
オープニングアクト／水野理事長挨拶／御手洗総裁推戴式／コロナ禍の中でも躍動する「団の活動」紹介／表彰式／100周年記念事業・第18回日本ジャンボリー進捗について／奥島総長メッセージ／静岡県連盟100周年を振り返る

＜テーマ集会＞
社会ニーズ急増中！期待に応えられる団を目指そう／指導者も楽しんで活動できる！だれでも研修に参加できます！／やってみよう！セーフ・フロム・ハーム学習教材／ローバースカウト部門の紹介と全国ローバースカウト会議の取り組み／隊の活性に向けたスカウトハンドブックの活用／次世代につなげるスカウト運動を考える／「ＳＤＧｓとスカウティングの現在と未来」
※詳しくは以下の補足２をご参照ください。


＜補足１＞
御手洗冨士夫新総裁の就任
本年の全国大会がオンライン開催になったことにより、全国大会の開催に先んじて御手洗冨士夫氏への総裁推戴式を行いました。
■推戴式の概要
推戴式においては、奥島孝康日本連盟総長、福嶋正己日本連盟コミッショナーが立ち会うなか、御手洗総裁がボーイスカウトの「ちかい」をたてました。また、日本連盟から総裁専用のネッカチーフを授与いたしました。
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■総裁とは
ボーイスカウト日本連盟を象徴する、運営面の柱となる役割を担っていただくものです。初代後藤新平氏以来、石坂泰三氏、土光敏夫氏らにお務めいただきました。井深大氏（代行）が退任した平成6年以来空席となっていましたが、このたび御手洗氏に2021年度から就任いただくことになり、27年ぶりの在任となります。

初代総裁／初代総長　後藤 新平（在任期間：1922.4-1924.11）
医師、官僚、政治家。南満州鉄道初代総裁、東京市第7 代市長。伯爵。東京放送局（のちの日本放送協会）初代総裁。日本連盟の初代総裁であり、初代総長。ボーイスカウトを心から愛し、全国巡回講演会等を実施。その際、スカウトと直に懇談するなどし、日本におけるスカウト運動草創に尽力した。

第2代総裁　石坂 泰三（在任期間：1964.11-1975.3）
財界人、経営者。逓信省を退官後、第一生命保険に入社。第一生命保険、東京芝浦電気（現・東芝）社長を経て会長に就任。第2代経済団体連合会（経団連）会長を6期12年務めた。
晩年は経団連名誉会長など数々の重責を引き受け、経済開発協力機構（OECD）の民間産業経済諮問委員会（BIAC）日本委員長をはじめ、国際経済交流に尽力。ボーイスカウトでは、計3回の日本ジャンボリー開催と第13回世界ジャンボリーの招致、開催に尽力した。

第3代総裁　植村 甲午郎（在任期間：1975.5-1978.8）
昭和初期から後期の財界人、官僚。札幌オリンピック組織委員会会長。フジテレビジョン社長を経て会長、ニッポン放送社長を経て会長、財団法人日本科学技術振興財団会長、日本航空会長などを歴任。第3 代経団連会長に就任。1974 年には土光敏夫に会長を引継ぎ、名誉会長となる。

第4代総裁　土光 敏夫（在任期間：1979.5-1988.8）
昭和時代のエンジニア、実業家。石川島重工業・石川島播磨重工業社長、東芝社長・会長を歴任。経団連第4代会長に就任し、「ミスター合理化」として土光臨調でも辣腕を振るった。自身の多くの肩書を整理する際にもボーイスカウト総裁職は継続し、日本の青少年教育に尽力した。

第5代総裁（代行）　井深 大（在任期間：1988.9-1994.5）
電子技術者、実業家。ソニー創業者。教育活動に熱心に取り組み、幼児開発協会、ソニー教育振興財団を設立。次女に知的障がいがあり、障がい者が自立できる社会を経営者の立場から考えていたことがきっかけで、大分県に身体障がい者が働ける工場「ソニー・太陽」を建設。1985 年にはボーイスカウト日本連盟理事長に就任した。

＜補足２＞
各テーマ集会の詳細

テーマ１.：社会ニーズ急増中！期待に応えられる団を目指そう
～「ワクワク」での成功事例に学ぶ組織拡充のポイントから、仲間を増やせる広報の秘訣まで～
内容：実はいま、日本連盟ＨＰへの体験・問い合わせ依頼件数が急増しています。全国で１万人以上の参加があった「ワクワク自然体験あそび」での成功事例や、保護者アンケートの結果から見えるニーズをしっかりと掴みましょう。さらに、「団情報ページ」などWebを活用した「ＢＶＳ保護者世代」に刺さる広報の秘訣や、それを支えるＰＲドリームチームの活躍をご紹介します。
主催：団支援・組織拡充委員会、社会連携・広報委員会

テーマ２.：指導者も楽しんで活動できる！だれでも研修に参加できます！
～ボーイスカウトの指導者研修を知って、みんなで参加してみよう～
内容：日本連盟の定型訓練コースを紹介して、指導者の研修の場が多くあることを知っていただきます。多くの指導者が知っているようで知らない日本連盟の各種研修を知ってもらい、研修の場があることを分かっていただくことを通じて、研修意欲を引き出します。
主催：指導者養成委員会

テーマ３.：やってみよう！セーフ・フロム・ハーム学習教材
内容：学習教材を使った体験学習（説明・体験・ふりかえり）を行います。
主催：「セーフ・フロム・ハーム」・安全委員会

テーマ４.：ローバースカウト部門の紹介と全国ローバースカウト会議の取り組み
内容：ローバースカウト部門への理解を深め、全国ローバースカウト会議（ＲＣＪ）の取り組みを知っていただき、ローバースカウト自身の活動活性化につなげていきます。ローバースカウトをご支援いただいている成人指導者の皆様のご参加も大歓迎です。
主催：全国ローバースカウト会議

テーマ５.：隊の活性に向けたスカウトハンドブックの活用
～アドバンスとベーシックを読む～
内容：アドバンス・ベーシックを含めたハンドブックの活用について隊活動の活性化に向けたスカウトハンドブックの活用の仕方・読み方についてお話します。ハンドブック活用のカギであるジュニアリーダーの取り組みや　アドバンスで伝えているベンチャー隊活動を中心にお伝えします。
主催：プログラム委員会

テーマ６.：次世代につなげるスカウト運動を考える
～スカウティングの楽しさと教育的意義を両立させよう～
内容：団の健全運営を継続させるためのポイントや、全団調査の傾向から見える中途退団を抑止するコツを学び、明日の団運営に活用していきます。
主催：中途退団抑止特別委員会

テーマ７.：「ＳＤＧｓとスカウティングの現在と未来」
内容：兵庫県武庫川女子大学共通教育学部教授、西尾亜希子氏による「ＳＤＧｓとスカウティングの現在と未来」のお話と当委員会から日本連盟へ提言内容の「中間報告」を紹介し、理解を深めていただきます。
主催：ジェンダー共同参画特別委員会


【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
公益財団法人ボーイスカウト日本連盟
事務局 広報担当 [e-mail]
[画像3: https://prtimes.jp/i/59766/5/resize/d59766-5-213386-4.png ]


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