植物性オメガ3脂肪酸のアルファリノレン酸(ALA)が 心血管疾患リスク低下に関連すると新たな研究で判明  ~くるみは優れたALA源~

PR TIMES / 2012年11月15日 16時11分

カリフォルニア くるみ協会(本部:米国カリフォルニア州フォルサム)は、『アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリション』の最新号に、植物性オメガ3脂肪酸のアルファリノレン酸(ALA)が心血管疾患(CVD)に対してもたらす保護作用を評価したメタアナリシスが公表されたと発表しました。この研究では、ALAが心血管疾患、とりわけ冠状動脈性心疾患(CHD)による死亡のリスク低下と関連していることが判明しました。この結果により、心臓の健康に対するALAの潜在的な効果が裏づけられるとともに、一般消費者が十分な量のALAを食事に取り入れるべきであることが示唆されます。くるみは植物性オメガ3脂肪酸のALAが豊富な唯一のナッツ類であり、ALAの主要な供給源です。わずかひとつかみでALAが2.5グラム摂取できます。



■研究レポート要約へのアクセス
http://ajcn.nutrition.org/content/early/2012/10/17/ajcn.112.044040.abstract


■くるみに豊富に含まれる植物性オメガ3脂肪酸のALAに注目
今回の系統的レビューで27件の研究、合計25万1,049人の被験者を検討した結果、総ALA摂取量が心血管疾患のリスク低下と関連することが判明しました。実際、食事に関する統合分析で、1日当たりのALA摂取量が1グラム増えるごとに冠状動脈性心疾患による死亡リスクが10%低下していました。これまでオメガ3脂肪酸に関する研究結果の大半は海洋性を対象としていましたが、最近では植物性オメガ3脂肪酸であるALAへの注目が高まっており、ALA摂取が心血管系によい効果をもたらすことも示唆されています。研究者たちは、ALAに直接的または間接的な抗不整脈作用があって、ALAが冠状動脈性心疾患に対して保護作用をもつと思われる理由の一部がそれで説明できるのではないかと考えています。これまでの研究で、ALA摂取がコレステロール値を低下させ、血栓症によい効果をもたらし、内皮機能を改善し、炎症を抑える働きのあることが判明しています。
くるみなどに含まれる植物由来のオメガ3脂肪酸は、魚に含まれるオメガ3脂肪酸と異なります。ペンシルベニア州立大学の栄養学特別教授のペニー・クリス=エサートン博士によれば、消費者は植物性オメガ3脂肪酸の栄養効果を理解する必要があるそうです。同博士は「研究によって、ALAの作用にはALA特有で他の要因とは無関係な効果があって、これが私たちの健康にとって重要なのかもしれないということがわかってきました」と指摘しています。

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