影の3冠達成!? 外国人でありながら、日本の曲の良さを伝える 無名のシンガー、クリス・ハートの快挙
PR TIMES / 2012年10月10日 17時44分
2008年にリリースされ、同年には紅白にも出場した木山裕策「home」が、リリースから4年半経った今、突如なんとレコチョクダウンロードシングル 1位、iTunes ソングチャート 1位、Amazon mp3 ダウンロードランキング1位と3冠、軒並み各チャートの首位を飾った(10/8付)。家族の愛をテーマに多くの人に愛され、ロングランを続ける名曲であることは確かであるが、実は、この快挙の裏にはある一人の無名の外国人のシンガーの活躍があった。
日本テレビ系列「のどじまん ザ!ワールド」をご存知だろうか? 所謂のどじまん番組ではあるが、こちらは世界中の外国人が参加し、日本への愛や絆をあらわに日本の名曲を歌い、「世界一日本の歌がうまい外国人」を決定するという番組で、幅広い年齢層からの支持を得る人気番組である。先日10/7に、その第5回大会が放送された。その番組前半で、"アメリカの天才ソウルシンガー"と呼ばれる "クリス・ハート" というシンガーが、「home」を歌うと会場はどよめき、司会の中居正弘(SMAP)をはじめ、審査員達が、その飛び抜けた歌唱力に驚きをこえて思わずニヤけてしまうしかないといった表情、さらにはドラマティックなその歌声に、ゲストの平愛梨、富永愛らからは、感動の涙がこぼれた。同番組では、他にもサザンやドリカム、徳永英明、山口百恵など、数々の名曲を各国の親日外国人が披露したが、どうやら、もっとも視聴者の気持ちを掴んだのは、このクリス・ハートが予選で歌った木山裕策の「home」だったようだ。
番組終了後に、各音楽サイトで「home」が、軒並みダウンロードされたことが、今回の快挙につながったことは明白で、近年のカヴァーブームとは一線を画したレベル、ここまでオリジナルに影響をあたえるその歌声の実力とこの現象には、音楽関係者達も驚きを隠せない。木山裕策本人もすぐにtwitterで「クリスさんにお会いしたい」「感動しました。今度、一緒に「home」歌いたいですね♪ 」とつぶやく等、話題になっている。
クリス・ハートは、サンフランシスコ生まれ、10代で日本の文化や音楽に魅了され、自らで動画サイトに数々のJ-POPカバーをあげており、それが番組スタッフの目にとまったことがきっかけで、同番組に出場、昨年の第3回大会では、小田和正「たしかなこと」を歌い見事優勝も飾っている。
アイドルやK-POPばかりが目にとまり、不審にあおぐ音楽業界だが、邦楽・歌謡曲本来の良さ、日本の曲の美しさが、インターネットを通じ海外から再認識される機会が増えた今、J-POPの救世主は、意外にもこういった日本を愛する外国人達から登場するのかもしれない。
「のどじまん ザ!ワールド」クリス・ハート「home」
http://www.youtube.com/watch?v=jqbYjMAxTeY
クリス・ハート ブログ(日本語)
http://ameblo.jp/lyv825/
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