鎌倉:8月の企業信用度は小幅下落

PR TIMES / 2018年9月27日 19時36分

鎌倉・企業倒産予測インデックス、69パーセンタイルに下落

2018年9月6日(東京):8月の鎌倉の企業倒産予測インデックス( http://www.kamakuraco.com/Solutions/KamakuraRiskInformationSvcs/TroubledCompanyIndex.aspx)は9.21%と前月比0.11%上昇しました。このインデックスは、上場企業39,000社中で1%超のデフォルト確率を有する企業の割合を示しています。インデックスの上昇は、信用度の下落、一方インデックスの下落は信用度の向上を示しています。



8月末時点で、デフォルト確率1%~ 5%の企業の割合は7.52%を示し、前月比0.03%上昇となりました。デフォルト確率5%~10%の企業の割合は1.20%で、同0.02% 上昇。デフォルト確率10%~20%の企業の割合は全体の0.40%となり、0.03%上昇、更に、デフォルト確率20%超の企業の割合は0.09%となり、前月比0.03%の上昇となっています。ボラティリティは、インデックスが8月9日の8.64%から8月13日の9.94%の幅で低く留まっています。年間ではインデックスは、1月15日の7%から2月8日の15.19%の幅に収まって変動しています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/37838/6/resize/d37838-6-773422-0.jpg ]

9.21%の企業倒産予測インデックスは、1990年以来計測されてきた過去の信用度において69番目のパーセンタイルになります。8月時点で最もリスクの高い企業として登録された10社のうち、7社が米国企業、残りが各々オーストラリア、英国、オランダ企業でした。1年以内の鎌倉デフォルト確率(KDP)が30.59%のアイコニックス・ブランド社[Iconix Brand Group, Inc. (ICON: NASDAQ)]が、世界中で最もリスクの高い企業に再浮上しました。同社は、今月公表された売上不振と利益減少により、1年以内の鎌倉デフォルト確率(KDP)が、1ヵ月に最大の上昇(15.81ベーシス・ポイント)を記録しました。鎌倉コーポレーションの調査対象の企業の中で8月に4社が債務不履行を起こし、その全てが米国企業で、2社がエネルギー企業、1社がエネルギー備蓄企業でした。

[画像2: https://prtimes.jp/i/37838/6/resize/d37838-6-226644-1.jpg ]

世界中で格付けされている全ての企業に対する鎌倉累積期待デフォルト曲線は、1年以内のデフォルト確率が0.04%上昇して0.76%に悪化、10年以内のデフォルト確率が0.27%上昇して12.77%に上昇したため、拡大しました。

[画像3: https://prtimes.jp/i/37838/6/resize/d37838-6-550847-2.jpg ]



解 説
解説者:鎌倉コーポレーション 社長 兼 最高執行責任者 マーチン・ゾーン(Martin Zorn)

短期のデフォルト確率は落ち着いており、通年で低水準に留まっています。1年以内の鎌倉デフォルト確率が2月8日に15.19%に到達し、年初にはボラティリティの上昇が見られましたが、夏場を通してインデックスは狭い範囲で推移しています。累積期待デフォルト曲線の拡大、特に、長期レンジで27ベーシスポイントも上昇した事は興味深く、今後ともモニタリングの継続が重要です。

貿易交渉に係る不安や金利の上昇予測等のグローバルの問題、更にはインフレが過去15年で最悪の17.9%に達したと報じられるトルコ等、増大するエマージング諸国の問題も、現在までのところ、デフォルトの大幅上昇にまでは結びついていません。これらの問題にもかかわらず、企業の財務実績は、一般的に堅調に推移しています。対企業個別変数は、短期的デフォルト予知機能には不可欠ですが、長期領域になるほどその説明能力が失われます。

資金の流れ「フォロー・ザ・マネー」を調べると、常に面白い事実が分かります。EPFR社のデータによると、株式に流入した資金量は、76億ドルの純増となり過去3カ月の最高水準となりました。債券市場にも6億ドルの新規投資額が流入しています。世界規模での資金の流れの傾向も示唆に富んでいます。今月、欧州から2億ドルの資金流出が見られ、25週連続の流出となりました。その間、約570億ドルの資金が欧州から流出したことになります。米国株への投資は、過去11週間の最大規模となり、その多くがテクノロジー及びヘルスケア・セクターに投資されました。一方、資金流出が最大だったのは、金融、エネルギー、そして不動産銘柄からの流出です。

債券市場では、投資適格債セクターにもハイイールド債セクターにも同様に資金が流入しています。バンクローンファンドも依然として魅力的で、過去27週のうち26週で投資資金の流入が記録されています。バンク・オブ・アメリカの論評によると、投資家は現在、デフレ市場に対する準備を進めており、テクノロジー、ヘルスケア等デフレ勝者銘柄に対する債券投資を行い、金融やエネルギー等のインフレ勝者銘柄の債券を売却しています。

弊社では、来月にわたり、これらのセクターの信用度状況に焦点を合わせて、弊社の累積期待デフォルト確率により計測した結果を公表する予定です。

企業倒産予測インデックスについて
鎌倉コーポレーションの企業倒産予測インデックスは、68カ国の39,000社の上場企業のうち、1ヵ月以内のデフォルト・リスクが年率1%超の企業の割合を計測します。1990年1月以来計測してきたインデックスの平均値は14.43%です。鎌倉インデックスは、2015年11月以来、1ヵ月以内のデフォルト確率(年率)を使用しています。このデフォルト確率は、財務指標、過去の株価、マクロ経済要因等の高度な組み合わせに基づいてデフォルト予測を行うJarrow-Chava誘導型デフォルト確率モデルのKRIS(鎌倉リスク情報サービス)バージョン6.0( http://www.kamakuraco.com/LinkClick.aspx?fileticket=Ae-YpOQ9SXQ%3d&tabid=71)によって作成されるものです。

KRISバージョン6.0モデルは、220万件超の観測結果、2,600社超の倒産件数のデータベースを使用して開発されました。定期契約者には、フルモデルのテスト結果やパラメータが含まれるテクニカル・ガイド一式が提供されます。KRISサービスには、鎌倉の先端的な企業リスク管理ソフトウェア・エンジンである「鎌倉リスクマネージャ」にシームレスに搭載可能な他の多くの多彩なデフォルト確率モデルも含まれています。利用可能なモデルには、非上場企業デフォルト・モデル、商業用不動産モデル、米国銀行モデル、ソブリン・モデル等が含まれています。関連データとしては、クレジット・デフォルト・スワップの参照銘柄ごとの取引高、マーケット・インプライド・クレジット・スプレッド、米国市場で取引される全銘柄の社債の価額、等が含まれます。マクロ・ファクター・パラメータの利用契約には、米国国債、ドイツ国債、英国国債、カナダ国債、スペイン国債、スウェーデン国債、オーストラリア国債、日本国債、タイ国債、シンガポール国債を対象にしたHeath、Jarrow、Mortonの期間構造モデルが含まれています。全てのパラメータは、Heath、Jarrow、Morton著の、更にはAmin、Jarrow著の独創性に富んだ論文に従って、無裁定価格方式により算出されています。KRISマクロファクター・シナリオ・サービスの利用契約には、金利やマクロファクターに対するリスク中立シナリオ及び「リアルワールド」実証シナリオが含まれています。

バージョン6.0モデルでは1990年から2014年5月までの区間推定が行われ、近年の信用危機の全体像に関する洞察が含まれています。現在、鎌倉インデックスが対象としている69カ国は、以下の諸国です。
アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、バーレーン、バングラデシュ、ベルギー、ベリーズ、ブラジル、ブルガリア、カナダ、チリ、中国、コロンビア、クロアチア、キプロス、チェコ共和国、デンマーク、エジプト、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、香港、アイスランド、インド、インドネシア、アイルランド、イスラエル、イタリア、日本、ヨルダン、クウェート、ルクセンブルク、マレーシア、マルタ、メキシコ、ナイジェリア、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、オマーン、パキスタン、ペルー、フィリピン、ポーランド、ポルトガル、カタール、ルーマニア、ロシア、サウジアラビア、セルビア、シンガポール、スロバキア、スロベニア、南アフリカ、韓国、スペイン、スリランカ、スウェーデン、スイス、台湾、タイ、トルコ、アラブ首長国連邦、英国、米国、ベトナム

弊社が提供する企業倒産予測インデックス、その他リスク関連の論評を日次ベースでフォローされたい方は、下記をご参照ください。

鎌倉コーポレーション CEO ドナルド・ヴァン=デベンター博士
Dr. Donald van Deventer https://twitter.com/dvandeventer
鎌倉コーポレーション 社長 マーチン・ゾーン
Martin Zorn https://twitter.com/riskmgrhi
鎌倉コーポレーション 公式Twitterアカウント https://twitter.com/KamakuraCo

鎌倉コーポレーションについて
鎌倉コーポレーションは、リスク・マネージメントに関する情報提供サービス、計算サービス、ソフトウェア開発のリーディングカンパニーです。1990年、日本の茅ヶ崎で設立され、1998年よりホノルルに本社を構えています。Technology Solutions for Credit Risk 2.0 2018 (信用リスクに対するテクノロジー・ソリューション2018年2.0版 http://www.kamakuraco.com/KamakuraCorporationRecognizedAsCategoryLeader.aspx)によってChartis Reportのカテゴリー・リーダーに認定されたほか、World Finance誌の編集者や読者の皆様により、2012, 2016, 2017年度のワールドファイナンス100社に選出されています。2010年には、Credit Magazine誌の二分野のイノベーション・アワードを受賞した唯一のベンダーとなりました。鎌倉リスクマネージャ(Kamakura Risk Manager http://www.kamakuraco.com/KamakuraRiskManagerVersion10.aspx)は、1993年に市販を開始し、現在はバージョン10.03まで改良されています。ユーザーが一つのソフトウェア・ソリューション上で、信用リスク、ALM(資産負債管理)、市場リスク、ストレステスト、流動性リスク、カウンターパーティ信用リスク、資本の配分等にフォーカスできる、初の企業リスク・マネージメント・システムです。2002年、KRIS上場企業デフォルト確率サービス(KRIS public firm default service http://www.kamakuraco.com/Solutions/KamakuraRiskInformationSvcs.aspx)の提供を開始。2008年、世界で初めて、国家のデフォルト確率サービスであるKRISソブリン・デフォルト確率サービス(KRIS sovereign default service http://www.kamakuraco.com/Solutions/KamakuraRiskInformationSvcs.aspx)を発表。2011年初頭に、KRIS非上場企業デフォルト確率サービス(KRIS non-public firm default service http://www.kamakuraco.com/Solutions/KamakuraRiskInformationSvcs.aspx)の提供を開始し、2014年には、米国銀行デフォルト確率サービス(U.S. Bank default probability service http://www.kamakuraco.com/LinkClick.aspx?fileticket=jFKWm1hKSO0%253d&tabid=104)をそのラインアップに追加しています。

鎌倉コーポレーションは、15億~3兆ドルの資産規模を持つ330社超のお客様に、そのサービスを提供してまいりました。現在、弊社のリスク・マネージメント製品は、世界47カ国でご利用いただいており、米国、カナダ、ドイツ、オランダ、フランス、オーストリア、スイス、英国、ロシア、ウクライナ、南アフリカ、オーストラリア、中国、香港、インド、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、シンガポール、スリランカ、台湾、タイ、ベトナム等、その他多くのアジア・欧州・中近東諸国に及びます。


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