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ネクスビジョンテクノロジーズとBlickfeldは協業して、IoT用途のLiDARおよびIoTソリューションの販売を開始

PR TIMES / 2019年8月19日 19時40分

高い精度での物体検出が可能な特性をいかして、幅広い用途で展開可能



世界各地のスタートアップと日本企業の連携を支援するネクスビジョンテクノロジーズ株式会社(本社所在地:東京都渋谷区)とBlickfeld GmbH(本社所在地:ドイツ、ミュンヘン市)は、IoT用途のLiDAR、および、LiDARの高い精度を活かしたIoTソリューションの販売を開始します。

センサー関連技術は変革期を迎え、小型化・軽量化・低コスト化の実現に向け、モーター駆動部をなくすメカレス化が進み、フェーズドアレイ方式、フラッシュ方式など様々の技術が開発されています。中でも、MEMSミラーを用いて光を走査するMEMS方式のLiDARセンサーは、現在、レベル4、レベル5の自動運転を実現するための重要技術の候補の一つと言われています。また、MEMS方式LiDARセンサーは、その小型サイズの特長を活かして自動運転への応用が検討されているのみならず、工場内での作業員の行動分析や、工場ラインでの物品の体積測定、店舗内の顧客の行動分析などのIoT領域の産業用途への応用も検討されています。しかしながら、一方で、MEMS方式LiDARセンサーは、ミラーを小型化すると視野角が狭くなるという問題を抱えており、小型化と高視野角の両立が課題となってきました。

そうした中、Blickfeld GmbHは、小型でありながら、150m以上の検知距離と水平120°×垂直30°という高視野角・高解像度の最先端MEMS方式3D LiDARセンサーを開発しました。この高視野角・高解像度の最先端MEMS方式3D LiDARセンサーは、現在量産プロセスを構築しており、2020年春には低価格化が実現する予定です。

この最先端3D LiDARは、得られるポイントクラウドデータを活用することで、カメラと比較してより高い精度で物体を検出することが可能です。高精度に物体を検出することができる特性をいかし、さらにAIアルゴリズムと組み合わせることで、駐車スペースの検出・提案、夜間警備など、さまざまな分野への応用が可能となります。

ネクスビジョンテクノロジーズ株式会社とBlickfeld GmbHは協業して、最先端MEMS方式3D LiDARセンサーを日本で販売開始します。また、あわせて、LiDARを使用したIoTソリューションの販売を開始することで、よりよい社会の実現に貢献します。

【LiDAR商品について】
● Blickfeld Cube LiDAR
MEMSコンポーネントを利用し、世界最小で高精度なLiDAR。905nmのレーザーダイオード、SPADディテクターを使用し、将来的な量産時において低コストを実現します。
また、デバイス内でポイントクラウド処理を行い、イーサネットインターフェースを経由して直接アウトプットを行うことが可能です。
[画像1: https://prtimes.jp/i/42313/6/resize/d42313-6-790456-7.jpg ]

                    (Blickfeld Cube LiDAR)

【LiDARを活用したIoTソリューションの例】
1.駐車スペースの検出:
街灯などに設置されたLiDARで駐車場を監視し、空いている駐車スペースを検出します。そのデータをもとに駐車場の「利用状況マップ」を作成し、ワイヤレスで分析・地図上でオーバーレイ解析を行うことで、効率の良い駐車場運営につながります。
[画像2: https://prtimes.jp/i/42313/6/resize/d42313-6-962363-1.jpg ]


2.人の検出と数のカウント・警告:
LiDARを使って、バウンディングボックスで指定したエリア内の歩行者や自転車を検出、数を数えます。駅の出口付近の人の数を数えたり、また、バスの停留所や駅などで、歩行者や自転車を監視し、車の運転手が見落としがちな死角に入った場合、運転手に知らせてくれます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/42313/6/resize/d42313-6-210232-2.jpg ]


3.エリア内への立ち入りの検出:
私有地など、あらかじめ指定したエリアへの侵入者を検出し、知らせてくれます。夜間警備などに応用が可能です。
[画像4: https://prtimes.jp/i/42313/6/resize/d42313-6-557725-3.jpg ]


4.交通の監視:
人や車両など複数の物体を検知し、追跡することが可能です。交差点などを通過する物体を3Dで捉えたデータを利用して信号機を管理することにより、交通のピーク時の緩和を見込めるほか、赤信号を無視して道路を横断する歩行者を検知して事故のリスクを軽減することが可能です。
[画像5: https://prtimes.jp/i/42313/6/resize/d42313-6-368468-4.jpg ]


5.高精度地図:
LiDARを使用し、高精度3Dで捉えた周囲の環境のデータを作成することができます。リアルタイムで周囲の環境を地図化することで、ナビゲーションやメンテナンス作業での利用が可能です。また、慣れない場所でも車両を自動で正確にナビゲートできます。
[画像6: https://prtimes.jp/i/42313/6/resize/d42313-6-860229-5.jpg ]

[画像7: https://prtimes.jp/i/42313/6/resize/d42313-6-125150-6.jpg ]


【Blickfeldについて】
Blickfeld GmbHは、2017年にドイツ・ミュンヘンでミュンヘン工科大学卒のエンジニア3名が集まり創業した、高い信頼性と低価格、小ささを兼ね備えたMEMS方式LiDARセンサーの開発を通して、革新的な自動運転技術開発を推進している会社です。
既存の部品とシリコン微細加工技術を組み合わせることで、高性能・低価格の両立するMEMSミラー方式LiDARを開発し、高解像度の3Dマッピングを可能とする技術を有しています。2018年には、自動車メーカーとコンセプトの共同検証を開始し、自動運転への応用が可能なMEMS方式3D LiDARのデベロッパーとして、世界の自動車関連スタートアップの中でも注目を集めている企業です。

【ネクスビジョンテクノロジーズ株式会社について】
ネクスビジョンテクノロジーズ株式会社は、グローバルに展開する独自のネットワークにより世界各地で最先端の研究を行っているスタートアップと連携し、日本の大企業のオープンイノベーションを支援することにより、日本社会の技術の革新を支援する会社です。
特に、ADASおよびセンサー関連技術に関しグローバルに有するネットワークを活かし、最先端技術を有する世界各地のスタートアップと日本企業の連携を支援しています。また、マシンラーニング・ディープラーニングの分野で高い専門性を有するエンジニアを社内に擁することで、アドバイスのみならず、アルゴリズムの開発支援も行っております。

【お問い合わせ先】
ネクスビジョンテクノロジーズ株式会社
TEL:03-5981-8720
e-mail: pr@nexvision.io

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