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<事後リリース>パルファム・ジバンシー / イヴ・サンローラン・パルファン / シスレー / タグホイヤー / ウブロで日本法人代表取締役を歴任した高倉 豊氏が、一流のブランド創出について講演!

PR TIMES / 2019年10月4日 11時55分

~ 株式会社Comfort Zone提供「Scale Management」にて、特別講演会を開催 ~

キャリアをデータでデザインする人材育成事業「Scale Management」を展開する株式会社Comfort Zone(本社:東京都渋谷区、代表取締役:高師 修平)は、「差別化の本質を学ぶ」と題し特別講演会を開催いたしました。高倉 豊氏を講師として迎え、高倉氏がパルファム・ジバンシー、イヴ・サンローラン・パルファン、シスレー、タグホイヤー、ウブロなどの外資系高級時計メーカーや高級化粧品メーカーで日本法人代表取締役を務める中で培った、一流のブランドを創り上げるための考え方を大学生に対して講演いたしました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/48085/6/resize/d48085-6-223710-0.jpg ]



イベント概要



イベント名: 差別化を本質的に学ぶ
主催者  : 株式会社Comfort Zone
開催日  : 2019年9月29日(日) 14:00~16:00
会場名  : 株式会社Comfort Zone
参加者  : 大学生 16名



講演内容



 本イベントは、株式会社 Comfort Zone に通う大学生が某大手企業のマーケティング部署でインターンシップとして働いている中で、ブランドを世の中に定着させていくことがうまくいっておらず、本質的なブランディングの考え方を学び生かしたいという提案をもとに開催されました。

 今回、登壇して頂いたのは、パルファム・ジバンシー、イヴ・サンローラン・パルファン、シスレー、タグホイヤー、ウブロなどの外資系大手高級時計メーカー、高級化粧品メーカーで、日本法人代表取締役として、すべての企業において再現性高く無名ブランドを一流ブランドへと飛躍的に成長させた実績を持つ高倉氏。高倉氏はこれまで数々の業績を残すまでに培った経験を踏まえて、世の中で価値のあるブランドにするために必要な考え方を講演いたしました。

 高倉氏は大学卒業後、博報堂に入社し18年間勤務されました。(内11年間、中東、ヨーロッパに駐在)当時は終身雇用の時代でしたので転職は考えたこともありませんでした。しかし高倉氏が38歳の時、父親が事業を失敗し多くの負債をかかえることになりました。高倉氏には責任はありませんでしたが返済の援助をしたいと考え、転職という言葉すらなかった時代、ヨーロッパ時代の友人からヘッドハンターの紹介を受け、想像だにしなかった外資系の門をたたくことになります。そのような背景を持つ中で、高倉氏が数々の有名企業の日本法人代表取締役を20年間歴任した際の経験と教訓を、企業ごとの例をあげながら熱弁しました。

 まず高級化粧品メーカーであり、口紅等の商品を扱うパルファム・ジバンシーを例にあげました。日本法人を設立時は、社員数は4名でマーケティング費用もほぼなく、さらに商品数が少ないため、百貨店で取り扱ってもらえないという状況がありました。当時のパルファム・ジバンシー海外担当重役であるデルターユ氏から「高倉よ、商品もきちんと揃っていて資金も潤沢にありスタッフも充分にいれば、お前に頼まない。」と伝えらた時、「与えられた条件の中で目標を達成する」ことが自分に求められているミッションだと学びました。この経験が、与えられた条件の中で目標を達成するという高倉氏が提唱する「ブリコラージュ思考」に結びつくのです。

 高倉氏は主要百貨店に売り場を獲得することを目標に設定。この状況からどのように有名ブランドに創り上げたかということを、参加者とともに議論して考えていきました。高倉氏はホワイトデイに男性から女性へ魅力的なプレゼントが無いということ、またギフトマーケットの市場は当時20兆円であることから、この大きな市場への参入を決断。そして、ギフトで求められているのは、商品自体ではなくギフトを通してお互いの想いを届けることであると仮説を作り、商品数が少なくマーケティング費用がない中で、口紅のキャップに女性の名前を刻印して世界にたったひとつだけのギフトを作ることを考案しました。この提案が百貨店に受け入れられ、知名度の低かったジバンシーが多くの百貨店で取り扱われる一流ブランドへと成長しました。

[画像2: https://prtimes.jp/i/48085/6/resize/d48085-6-780325-1.jpg ]


 次に高級時計を取り扱うウブロをテーマに講演。ウブロは当時、商品コンセプトはダイヤモンドやチタン、セラミックやラバー等を用いた「異素材の融合」で、消費者には響きにくいため知名度がなく、パルファム・ジバンシー同様に、社員3名でマーケティング費用もほとんどないという状況でした。パルファム・ジバンシーでの経験から、市場は大きいものを狙うという前提で富裕層をターゲットに狙おうという考えのもと、どういうブランドを創り上げたか、参加者は高倉氏とともに議論をしながら進めました。

 富裕層の遊び人の時計というポジショニングになると一般の人には敬遠されてしまいます。しかし当時のウブロの平均上代は150万円。決して安い商品ではありません。150万円の時計を購入できる収入がある人で且つマーケットが大きいという観点から300万社近くある日本全国の企業の経営者をターゲットに設定しました。さらに、広告では経営者が購読する日経ビジネスで連載を展開。各界で先駆者と言われる方に連載に出ていただき、無名の時計を憧れの時計にすることが出来たのです。一方ウブロの販売に力を入れてくれる販売店も少しずつ増え、一流のブランドと進化していきました。その結果、高倉氏が代表取締役を務めていた5年間で、売上を3倍以上に増やすことに成功しました。

[画像3: https://prtimes.jp/i/48085/6/resize/d48085-6-857141-2.jpg ]


 続いて、イヴ・サンローラン・パルファンの商品のブランディングについて取り上げました。高倉氏が代表取締役を務めていた際に、20,000個のフレグランス「CHAMPAGNE」を2年間で売り切らなくてはならないというミッションがおりてきました。これをテーマに、フレグランス「CHAMPAGNE」を売り上げるためのブランディング戦略を参加者とともに考えました。数に限りがあるという側面を逆手にとることにより、希少価値を出して「幻のフレグランス CHAMPAGNE」と打ち出しました。

 しかし、この希少価値だけでは消費者への訴求が弱いと考え、「自分のためには高級なものはあまり買わないけれども大切な人のためには買う」という消費者の行動心理に合わせたメッセージを考案。消費者に合わせた希少価値の訴求と大切な人への贈り物という「この機会を逃したら二度と出会えないかもしれません。一刻も早く、大切なあの方へお贈りください。」というメッセージによって「CHAMPAGNE」を非常に価値のあるフレグランスへとブランディングし、全商品を売り切ることに成功しました。

[画像4: https://prtimes.jp/i/48085/6/resize/d48085-6-888840-3.jpg ]


 最後に、高倉氏はこれまでの経験の総括として3つの重要なポイントを述べました。

 まず1つ目に「ひらめき」の重要性について取り上げました。結果を残す人も一般的な人も同様に、はじめは同じ世界で暮らしています。そのような同じ情報に触れている中で、いかに新たな発見や気づきを得て、自分のものにできるかが必要であると主張。それには、日頃の生活で直感的にいいと思ったことに対して、なぜいいのかを考え続けることを習慣化することが必要であると述べました。

 次に2つ目として、「仮説」を立てるということの大事さについて伝えました。現代のような不確実性が高く、今までにはないこと境遇になっているからこそ、質の高い仮説を立てられる訓練を行うことが大事であると主張。主観ベースの仮説でなく、現実味があり誰しも想像がつくような仮説が立てられるかが、非常に大切なスキルとなると述べました。

 そして最後に、自分に責任を負った上での「意思決定」について熱弁しました。高倉氏は、現に日本法人代表取締役を務める中で、欧州本社との意見の相違によって、高倉氏の意見を何回も反対されたことがあります。それでも、高倉氏は自分の仮説を押し切り成果を上げてきました。そのような背景で最も大事であったのは自己責任における意思決定であったと言います。それほど自身が持てるほどに、自分にできるすべてのことを行い、熟考して決断できるだけの努力があることがビジネスパーソンとしての価値になると、参加者に伝えました。


Comfort Zoneは一流のビジネスマンとのリアルな対話を通じた気づきの提供、また表情解析・行動解析データをもとに、学生一人ひとりのキャリアデザインをサポートしていきます。



登壇者プロフィール


[画像5: https://prtimes.jp/i/48085/6/resize/d48085-6-108560-4.jpg ]


高倉 豊 氏

経歴
・株式会社 博報堂
・元 パルファム・ジバンシー 日本法人 代表取締役
・元 イヴ・サンローラン・パルファン 日本法人 代表取締役
・元 タグホイヤー 日本法人 代表取締役
・元 シスレー 日本法人 代表取締役
・元 エスティ ローダー株式会社 ダルファン事業部 ジェネラル マネージャー
・元 ウブロ 日本法人 代表取締役
・現在は、ビジネスコンサルタントや教育者として活躍。

著書
・口紅は男に売り込め! 有名ブランド再生人の非常識な3原則
・4つのブランドを立て直した 八方塞がりを打破するマーケティング
・結果を出す人は「ブリコラージュ」で考える



株式会社 Comfort Zone 概要



代表者     :高師 修平
本社所在地   :〒104-0061 東京都渋谷区東1-3-1 常盤松ロワイヤルハイツ503
事業内容    :・人材育成事業「Scale Management」
          http://scale-management.cfz.co.jp/
         ・コンサルティング事業
資本金     :8,000,000円
設立      :2012年12月18日
URL  :http://cfz.co.jp/

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