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FATFのトラベル・ルールの準拠対応にあたってCoolBitXとEllipticがワンストップソリューションの提供を開始します

PR TIMES / 2021年6月10日 10時45分

ブロックチェーンのセキュリティ基盤を提供するCoolBitX Ltd.(本社:台湾、CEO:Michael Ou、以下「CoolBitX」)と、暗号資産のマネーロンダリング対策ソリューションを提供するElliptic Enterprises Limited.(本社:英国ロンドン、CEO:Simone Maini、以下「Elliptic」)は、FATFが定めるトラベル・ルールの準拠対応に向けた業界初(注1)のソリューション「Sygna Bridge」及び、業界を誇るブロックチェーン解析を通じたAML/CFTソリューション、両者サービスの連携を開始したことをご報告いたします。



<背景>
2019年6月に公表されたFATF(金融活動作業部会)の改訂ガイダンス「トラベル・ルール」の準拠対応について、2021年3月31日金融庁が「暗号資産の移転に際しての移転元・移転先情報の通知等(トラベル・ルール)について(要請)」とする内容で、暗号資産交換業協会(JVCEA)に体制整備の要請を出しました。これを受け、国内の暗号資産(仮想通貨)交換業者は2022年4月を目処にトラベル・ルールの準拠対応が求められています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/58672/6/resize/d58672-6-810286-0.png ]



CoolBitXとEllipticのワンストップソリューションについて

トラベル・ルール準拠対応へ向け、CoolBitXは非常に実装しやすく安全に顧客情報の送付を交換業者間で行うための暗号化されたポータルAPI「Sygna Bridge」を提供しております。そして、現在、約8割の国内交換業者とトラベル・ルール の導入へ向け協議を開始しております。

Ellipticは2013年よりブロックチェーン解析を通じた、マネー・ロンダリング/テロ資金供与防止対策(AML/CFT)ソリューションを提供しています。Ellipticが保有するデータは世界中から高い評価を受けており、コンプライアンス・オフィサーが効率よくアドレスのリスク評価を行うことができるソフトウェアを国内外の交換業者150社以上が導入しています。

今回、Sygna BridgeにEllipticのデータを連携することで、顧客送付機能とAML/CFTの両者機能を兼ね揃えた、一体型ソリューションの提供を開始致しました。トラベル・ルールソリューションとしてSygna Bridgeを選定いただいたお客様は、トラベル・ルールの準拠対応及び暗号資産取引のAML/CFTの監視体制をシームレスに実施し、業務効率を大幅に改善できるのが最大のメリットです。


■プロダクトの機能

1. Sygna BridgeのウォレットアドレスフィルタAPI

Ellipticが提供するラベリングデータによって、暗号資産の送付依頼を行う際に受取側のアドレスがプライベートウォレットに該当するか否かを判断するフィルタAPIをSygna Bridgeに実装いたしました。これにより匿名性の高いプライベートウォレットを特定し、さらにEllipticのアドレススクリーニング機能を用いてアドレスのリスクを評価することで、該当するアドレスが違法行為に関与しているか検出することができます。

Sygna BridgeのウォレットアドレスフィルタAPIは、送付側の送付内容を以下の2通りに区別します。
[画像2: https://prtimes.jp/i/58672/6/resize/d58672-6-824433-1.png ]


1. 受取側が交換業者である場合
a. Sygnaに加入するために本人確認とデューデリジェンスを実施
b. トラベル・ルールに従いSygna Bridgeを介して顧客情報を送付します

2. 受取側がプライベートウォレットである場合
a. Ellipticのアドレススクリーニング機能Lensによりリスクスコア0-10を返します

2. ウォレットスクリーニング機能を備えた「Sygna Gate」

近日正式にリリース予定である、Sygna Gateは送付側・受取側・顧客情報及びそのリスクを管理することができるプラットフォームです。Sygna Gateは、顧客情報が送付される際に、ウォレットアドレスのスクリーニングを実施し、リスクの高い取引においては送付を停止する機能を備えています。アドレスのリスク評価は、Ellipticが保有するデータによって判定され0-10のスコアリングに基づきリスクを評価します。Sygna Gateは、コンプライアンス要求事項が一本化されているため、非常に効率よくかつ高度なAML/CFTを実施することができます。


Sygna Gateのご利用プランやデモにご興味ある方は、お問合せ先よりご連絡をお願い致します。

[画像3: https://prtimes.jp/i/58672/6/resize/d58672-6-901838-2.jpg ]


※CoolBitXは、アドレススクリーニング機能以外にもコンプライアンス要求事項を満たす、プラットフォームの開発に着手しています(年内リリース予定)


【CoolBitXについて】
CoolBitX Ltd. (CBX) は台湾を拠点とするフィンテック企業です。安全かつユーザーフレンドリーなブロックチェーンと 暗号資産ソリューションの構築に従事しています。2014年に設立され、2016年に世界初のモバイル用ハードウェアウォレット「CoolWallet」を発表しました。2019年には、暗号資産サービスプロバイダー(VASP)が、世界的な規制基準に則って必要なコンプライアンスデータを平易に共有することが出来る「Sygna」を発表しました。CBXのミッションは、「暗号通貨ユーザーに対して、より安全で活力のある未来を創造するために必要なツールを提供すること」です。

【Ellipticについて】
Ellipticは金融機関や交換業者にブロックチェーン解析を通じた暗号資産のアドレス評価等を行うAML/CFTソリューションを提供しています。2019年にSBIホールディングス株式会社、ウェルズ・ファーゴ(Wells Fargo)他より総額30億円の出資を受け、同時期に国内のサポートを強化すべく日本法人を設立しています。暗号資産のコア技術であるブロックチェーン取引を解析し金融犯罪を特定するAML/CFT分野において、世界から高い評価を受けています。

【Sygna Bridgeについて】
CoolBitXが提供するSygna Bridgeは、FATFのトラベル・ルールの準拠対応にあたって、シンプルで実装しやすく、セキュアに顧客情報をVASP間で共有するための暗号化されたポータルAPIです。Sygna Bridgeは、暗号資産のクロスボーダー取引において実証実験を、SBIVCトレード、MAX& Maicoin、BitoPro、DigiFinex、Onchain Custodian、そしてIndependent Reserveと行い、その有効性が証明されました。また、世界5カ国に渡るVASP26社とサービス利用規約等を締結済です。また、実証実験の結果は、2020年4月FATF担当者や規制当局の担当者らが就任するFATFのコンタクト・グループに展開されました。

(注1)VASP間の取引に関する顧客情報の収集と送付を安全に共有するポータルAPIについて


【本件に関するお問い合わせ】
Sygna 株式会社 担当者:斉藤
E-mail:japan@sygna.io
https://www.sygna.io/

Elliptic Japan 株式会社 担当者:盛本
E-mail:hello.jp@elliptic.co
https://www.elliptic.co/

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