国産キウイプロジェクトが新たなステージへ。MIKO JAPAN、待望の新品種発表と生産農家の募集
PR TIMES / 2024年10月25日 10時0分
キウイフルーツ(以下、キウイ)の輸入・販売を行うMIKO JAPAN株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役 石川真理子、以下MIKO JAPAN)は、2021年から「国産キウイプロジェクト」を始動し、日本国内向けに開発されたキウイとその生産農家の支援を行っています。
この度、プロジェクト初の提携農園「狭山ベリーランド(埼玉県狭山市)」で、オリジナル品種「Yanoon 7」が二度目の収穫時期を迎えました。収穫されたオリジナルキウイは、2024年10月10日まで、公式オンラインストアにて予約販売を行いました。
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また、MIKO JAPANから待望の6倍体のグリーン系キウイフルーツである「Yanoon 11」「Yanoon 18」をリリースいたします。この2つは特に高糖度で食味のよさが際立つ品種で、今年の7月に出願が受理され、2025年から栽培が開始できるよう苗の生産をはじめています。
1. 狭山ベリーランドで「Yanoon 7(FS-112)」二度目の収穫!
本プロジェクトでは、2023年から埼玉県狭山市の観光農園「狭山ベリーランド( https://www.sayama-sb.com/ )」と提携を結び、オリジナル品種「Yanoon7(FS-112)」の栽培に取り組んできました。キウイ栽培専用アプリや小型選果機を導入し、剪定作業や想定収量の数値提示といったデータ管理や、選果の効率化によって、スマート農法への支援を行ってきました。
今年、二度目の「Yanoon 7」収穫を迎えた「狭山ベリーランド」栽培責任者の森田泰平さんにお話を伺いました。
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狭山ベリーランド 森田泰平さんから
今年の夏は雨が少なく高温だったので、夏場は灌水(かんすい)をしたり、実にも葉をかけて日差しが直接実に当たるのを防ぎました。栽培一年目の実は緑色が多かったのですが、二年目になって目指していた黄緑色の実が成るようになりました。食味もよくなってきています。
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ニュージーランドで主流のストリンギング(翌年に実をつける予定の枝を選定し、棚の上方に吊り上げておく栽培方法)によって、葉全体に日の光が入るようになり、葉のつき方が良くなってきました。その分樹も良くなっているので、来年は品質や食味はさらに向上すると思います。来年以降も栽培方法をマイナーチェンジしながら、実の大きさや糖度などをさらに向上できるように努めていきたいです。
国産ミコスイートキウイは約一カ月の販売期間なので、その間に多くの方に召し上がっていただき、この味を消費者の方はもちろん、生産者の方にも知っていただくことで、キウイ栽培の担い手が増えていったら良いなと思います。
MIKO JAPAN国産事業担当から
狭山ベリーランドでキウイの栽培研修をしておりますが、一年を通して見ると、農家さんの苦労を感じることが多く、今年も工夫して栽培されたことが伝わってきます。今年収穫されたキウイは20度近い糖度で、本当に美味しいものができているなと思います。ストリンギングの効果で実の付き方もどんどんよくなってきているので、来年以降の出来も楽しみです。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/122750/6/122750-6-c6ccc89d24ecbf3ff67f48df5955b5e5-1300x867.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ストリンギングの様子
日本での消費量が年々増えているキウイですが、生産者の高齢化や木の老木化などで需要に対して生産量が増えていないのが現状です。加えて、日本のスーパーで目にする多くは外国産。日本の農家さんが栽培した美味しいキウイもあることを知っていただき、日本の方にたくさん消費していただく、キウイ業界が盛り上がる流れができると嬉しいです。農家さんの新規参入から栽培後の販売支援までをMIKO JAPANがサポートさせていただいて、キウイを栽培してくださる方が増えてくれることを願っています。(MIKO JAPAN国産事業部 フィールドマネージャー木村)
2.新品種「Yanoon 11」「Yanoon 18」のご紹介
MIKO JAPANでは各国の優良なキウイ品種を選抜し日本で栽培試験を行っています。
- 消費者に対しては、食味や外観がいいもの
- 生産者に対しては、栽培が難しくなく病気に強く反収がいいもの
- マーケットに対しては、貯蔵性が高いもの
数年かけて様々な観点から品種を評価し、これならば日本の農家さんにおすすめできると判断された品種のみを出願・登録しリリースしています。
今回リリースする新品種「Yanoon 11」「Yanoon 18」は果肉が緑色のキウイです。緑色で主流なキウイといえばヘイワードですが、栽培難易度は新品種どちらもヘイワードと同程度です。6倍体でありながらヘイワードより萌芽・開花時期が一週間ほど早い傾向がありますが、作業が分散できるので、現在ヘイワードを栽培されている園地でも新たに取り入れやすい品種だと考えられます。また、6倍体なので、かいよう病への耐性もあります。ヘイワードと大きく異なる点として、食味が挙げられます。「Yanoon 11」「Yanoon 18」は平均糖度が高く、グリーン系キウイでは味わったことのない甘さが感じられ、食味においては高い評価が得られる品種だと確信しております。
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Yanoon 11
高糖度であり酸が少ないため、グリーン系キウイの中でも稀な強い甘みのある品種。
- 出願番号:第37520号
- 出願名称:Yanoon 11
- 倍数性:6倍体
- 重量:100~110g
- 糖度:18~20%
- 果実の形:円筒形
- 果肉の色:淡い緑色
- 収穫時期:10月中下旬~11月上旬
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Yanoon 18
Yanoon 11と同等の糖度がありながら、ほどよく酸味が感じられるバランスのいい品種。
- 出願番号:第37521号
- 出願名称:Yanoon 18
- 倍数性:6倍体
- 重量:80~100g
- 糖度:15~18%
- 果実の形:楕円形(やや扁平)
- 果肉の色:淡い緑色(追熟が進むと若干黄みがかる)
- 収穫時期:10月中下旬~11月上旬
※日本国内での試験栽培実績2年
これからもMIKO JAPANでは、グリーン系キウイはもちろん、ゴールド系キウイ、果肉が一部赤色のレッド系キウイやサルナシなど、継続して多品種の評価を行っていきます。
3.国産キウイ生産農家になりませんか?
MIKO JAPANは未来の国産キウイの担い手の皆様の新たなチャレンジを応援しております。共にこの業界を盛り上げていけるようMIKO JAPANがサポートいたします。まずはお気軽にご相談ください。
対象例
- 日本でキウイを栽培されている方、キウイ栽培にご興味がある方
- 昨年リリースした「Yanoon 7」の栽培にご興味のある方
- 今回ご紹介した「Yanoon 11」「Yanoon 18」の栽培にご興味のある方
具体的なステップ
STEP1 お問い合わせ後回答いただくヒアリングシートを基に、MIKO品種のご提案
※ご相談いただいた栽培地に適した品種がないなど、ご要望にお応えするのが難しい場合もございます。
STEP2 MIKO品種の試験栽培または本栽培の選択
※試験的に数本だけ栽培するということも可能です(本数等に条件あり)。
STEP3 現地の状況(土壌や設備など)を確認し、栽培開始
※この過程では、弊社はあくまで判断材料の提供のみ行い、 最終的な栽培可否について強制することはございませんのでご安心ください。
本件のお問い合わせ
MIKO JAPAN株式会社
国産事業部 木村 亜左美
E-mail:info@mikojapan.co.jp
国産キウイプロジェクトサイト
https://www.mikojapan.co.jp/madeinjapan
MIKO JAPAN株式会社
2014年設立。社名はオーナーの孫娘「ミコちゃん」から由来。子どもから大人まで、安心安全に毎日おいしいキウイを食べてもらうことをモットーに、チリ産キウイの輸入販売 (取扱い数量約2,000トン)や、国産オリジナルキウイの生産・販売などを手がけています。
https://www.mikojapan.co.jp/
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