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デロイト4年連続の増収、324億米ドルの業務収入を計上

PR TIMES / 2013年9月20日 19時48分

全サービスにおけるクライアントの需要増加が、全ての事業及び地域にわたって成長を促進

幅広いクライアント向けサービスの需要増加に起因し、デロイトは4年連続の増収を計上しました。2013年5月末会計年度におけるデロイト メンバーファームのネットワークの合計業務収入は324億米ドルでした。



同ネットワークは、全ての事業と地域にわたって健全な成長を示しています。クライアントがグロース投資を行い、その複雑性や不確定性に対応する中で、デロイトが提供する能力とサービスに対して大きな需要が生じたためです。デロイトの会計年度末頃に米ドル高が進んだことから、同ネットワークの成長率は3.5%、現地通貨換算ではこれを上回って5.6%となりました。

「私たちの継続的な成長は、クライアント中心のデロイトのアプローチの有効性を証明しています。デロイトは重要な市場、適切なビジネス、そして優秀な人材へ戦略的投資を行いました。その結果、より多くのクライアントが、変化し続けるビジネス環境に即して行動できるよう手助けをしています。」とデロイト トウシュ トーマツ リミテッド グローバルCEO バリー・サルズバーグはコメントしています。「いくつかの地域で経済が大きく変動したにもかかわらず、イノベーションや成長の起爆剤となる要素に投資する上で、クライアントはデロイトが提供する幅広いサービスやアドバイスを求めています」

品質を維持するための努力と戦略上の成功
デロイトは、クライアントの進化するニーズに応え、インダストリーやセクターに特化した世界最高レベルのサービスを提供し、何年にもわたって成長を続けています。デロイトは、困難な環境にあるクライアントに対して、高品質なサービスを提供するため、有望な人材への投資を強化しています。2014会計年度も、こうした独自の強みをもとにクライアントが継続的な成功を実現できるよう支援します。

徹底した監査の品質管理
デロイトは、提供するソリューションやアドバイス、人材に関して、常に品質を重視し、最高の水準が確実に維持されるよう努めています。品質は監査において最も重要なエリアです。監査における品質管理は、一般投資家や資本市場を保護する上で重要な鍵を握っています。デロイトは、その中で重要な役割を果たしていることを誇りとしています。したがって、デロイトは2つの重要な方面に力を入れています。規制当局や世界中のその他のステークホルダーと協力し合って、関係者全てにとっての品質を改善し得る改革を促進すること、そして、私たちの優れた専門性を維持、成長させる方法やプログラムを幅広く開発することです。その上で欠かせないのが、最新世代の監査用プラットフォーム「デロイト オーディット」です。さまざまな機能が総合的に組み合わされたこのプラットフォームは、最も重要な問題やリスクに対して優れた知見をもたらすテーラーメードの監査アプローチを提供します。その結果、拡張可能なコンテンツやテクノロジーを利用して常に質の高い監査を実行すると同時に、世界中のクライアントへ高品質なサービスを提供することが可能になります。

プライオリティーマーケットや買収を戦略的に重視
デロイトは2013会計年度も引き続きプライオリティーマーケットに注力し、これらのマーケットでは現地通貨換算で7%近く伸び、ネットワークのその他のマーケットを圧倒しました。プライオリティーマーケットは、デロイトのネットワーク全体の業務収入の5分の1近くに寄与しましたが、近い将来、その比率を伸ばすと見込まれます。

デロイトは、重要な機能領域や地域で、30近い戦略的買収を行い、より優れたサービスをクライアントへ提供することを目指して、将来に向けて特筆すべき投資を行いました。特に注目されるのは、世界有数の戦略コンサルティングファームであるモニター(Monitor)を買収したことです。これによりデロイトのネットワークは、戦略コンサルティングにおける世界的なリーダーのポジションを確保しました。モニターの人材や資産は世界有数のデロイトの戦略策定力とともに、モニター・デロイト・ブランドのもとで運営されることになります。買収は、2014会計年度にも継続して、デロイトの事業戦略における優先課題となる見込みです。

地域別のメンバーファーム成長率

・アメリカ地域は、全地域中最高となる、現地通貨換算で6.3%の伸びを記録しました。最も成長が著しかったのはチリ  (18.1%)とLATCO(14.3%)でした。ネットワーク中最大のメンバーファームである米国は特に力強い伸びを示し、ネットワーク全体の増収分の80%に寄与しました。アドバイザリーサービスとテクノロジーサービスの大半は二桁台の伸びを示しました。

・ヨーロッパ・中東・アフリカ地域(EMEA)は、5.6%の伸びを記録しました。中でも英国のメンバーファームは、厳しい経済環境の中、8%という堅実な成長を示しました。中東とトルコのファームは力強い二桁台の伸びを報告しています。この伸びは主に、税務及びアドバイザリー業務によるものです。南アフリカと東アフリカのメンバーファームは、合わせて8.3%という堅実な成長を示しました。

・アジア太平洋地域は、現地通貨換算で3.1%の伸びを示しました。その内、インド、モーリシャス、東南アジア、韓国、日本はそれぞれに6.5%以上の堅調な成長を達成しています。

ファンクション・インダストリー別成長率

・2013会計年度に、コンサルティングは現地通貨換算で8.7%と、全ての地域にわたって特に力強い伸びを示しました。この成長は、企業がビジネス機会の模索や投資に意欲的であったことを示唆しています。コンサルティングの中でも、ヒューマンキャピタルやストラテジー&オペレーションサービスは、最も大きな成長を記録しました。

・ファイナンシャル アドバイザリーは、合計で6.7%成長しました。市場先導型の需要が、フォレンジックやリストラクチャリングサービスにおける力強い成長につながりました。同時に、全ての地域にわたって戦略的買収へさらなる投資が行われました。

・監査・エンタープライズ リスク サービス(ERS)は、合わせて2.9%成長しました。ERSは、アジア太平洋地域において二桁台の成長を記録し、EMEAやアメリカ地域でも力強い伸びを示しました。

・税務および法務部門は、合わせて5.6%の成長を記録し、各地域やサブファンクションごとに確実な成長を示しました。特にアジア太平洋地域のメンバーファームは、日本、インド、モーリシャス、韓国といった国々を筆頭に力強い伸びを示しました。2014会計年度にデロイトのネットワークは、テクノロジーベースのサービス、グローバル統合サービスや、グローバリゼーション、テクノロジーの進化、新たな規制がもたらす急速な変化を要因とする課題に取り組むクライアントを支援するためのサービスに投資し、さらなる成長を押し進める予定です。

・インダストリー:ライフサイエンス&ヘルスケアの成長率が最も高く、12.9%を記録しました。次に7.7%の伸びを記録したパブリックセクター、5.5%を記録したマニュファクチャリング、そして5.1%の資源エネルギーが続きます。

世界最高クラスの人材に対する本格的投資
2011年にテキサス州のウェストレークに開設されたデロイト ユニバーシティ(DU:Deloitte University)への投資による米国のメンバーファームの成功を基に、デロイト ユニバーシティEMEA(DU EMEA)が今夏開設され、この地域の需要に特化したプログラムが数々提供されました。こうした、リーダーシップと人材育成への継続的な投資は、デロイトが保有するプロフェッショナルが最先端の訓練を受け、スキルを身につけて、変化し続ける世界へ対応するためにクライアントが必要とする支援を確実に提供できるようにします。70以上の国々から5万人以上のデロイトのプロフェッショナルが、ウェストレークのDUに参加しました。

「クライアントへの優れたサービス提供は、私たちの事業の核心です。DU EMEAは、私たちの人材をプロフェッショナルとして成長させるための投資です。そして、そうした成長を実現する上では、魅力的な学習環境を提供することが重要です」と、DTTLのクライアント サービス タレント部門のグローバル マネージング ディレクターであるロジャー・ダッセンは述べています。「DU EMEAは、各メンバーファームがそれぞれの多様な視点や経験を分かち合って、揺るぎない卓越性を創り出し、それが日々の業務に反映されるようにするための場です」

デロイトは、採用、人材開発、優秀な人材のリテンションを事業活動の推進力として引き続き重視しました。2013会計年度にデロイトのネットワークは、5万1,400人のプロフェッショナルを雇用し、ネットワーク全体では現在20万人を越えるプロフェッショナルが働いており、大きな節目となりました。

目的に基づいたビジネスモデル:地域社会への貢献
デロイトは、未来の社会を形成する上で、ビジネスが重要かつ積極的な役割を果たすと考えています。そして、今年はこれまでで最大規模のスキルや専門性を投じ、目的に基づいたビジネスモデルを反映する2つの画期的な新イニシアチブを通してさまざまな社会問題に取り組みました。

デロイトは、スキルを活かしたボランティア、プロボノ活動、寄付、そして80万時間以上のボランティアといった形で2013会計年度に1億7千万米ドル以上を地域社会へ投資しました。

2013年の4月に、デロイトはソーシャル プログレス インペラティブ(SPI)をはじめとする様々な組織と協力して、「ソーシャル プログレス インデックス」を公表しました。この指標は、一国の発展や競争力は経済的な要素を越えて計測されるべきであるという信念のもと、開発されました。そして、長時間の調査やさまざまな手法を通して、一国のパフォーマンスに影響を与える社会的、環境的な指標を示しています。デロイトは現在抱える最も大きな社会問題を解決するための議論、変革を目指す政府・市民社会・ビジネス界の専門家間のネットワークを構築し、SPIと協力してこの指標を世界的に広めようとしています。

人道的活動セクターを強化し、人道的活動を行う上での備えや対応力を編み出すための革新的なアプローチの一環として、2013年の7月、デロイトは「人道的イノベーションプログラム」を始動させました。このプログラムは、地域、国、世界レベルの人道的リーダー間の協力によって成り立っており、デロイトの幅広いスキルや専門性を活かして、世界中の危機へ国際的に連係された支援の手を差し伸べようとするものです。

「さまざまなビジネスの継続的な成功は、社会の発展と不可分であるとの認識をより一層高めています。しかしながら、今日の社会が直面している課題の多くは、あまりに複雑で広範囲に及んでおり、単独の組織では解決できません。政府、地域の組織、そしてビジネスが手を組んで、前向きな変化をもたらす必要があります」と、サルズバーグはコメントしています。「デロイトでは、2014年も私たちの投資や貢献が変革をもたらし続けることを確信しています」

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