1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

【日本タレント名鑑】バラエティ番組から若手俳優が消えた!?若手俳優ブレイクルートの変遷を探る!

PR TIMES / 2014年11月19日 14時42分

「日本タレント名鑑」を発行するVIPタイムズ社が、40年以上タレント情報を取り扱ってきた強みや知見を活かし、芸能界を様々な切り口で分析するコンテンツ「タレメreport」。第四弾となる今回は「バラエティ番組から若手俳優が消えた!?若手俳優ブレイクルートの変遷を探る!」を公開しました。



1970年の創刊以来、各メディアの制作現場にて愛用されている『日本タレント名鑑』を発行する株式会社VIPタイムズ社(本社:東京都渋谷区 代表取締役:井草睦子)が、新しいコンテンツとしてスタートした「タレメreport」の第四弾として「バラエティ番組から若手俳優が消えた!?若手俳優ブレイクルートの変遷を探る!」を『日本タレント名鑑webサイト』( http://www.vip-times.co.jp/ )で公開しました。

***********************************************************

バラエティ番組から若手俳優が消えた!?若手俳優ブレイクルートの変遷を探る!

一昔前の若手俳優の売り出し方と言えば、バラエティのひな壇前列に「イケメン班」として配置されたり、番組内のワンコーナーを任され、レポーターなどでお茶の間に顔をうり認知を上げて、CM出演⇒ドラマ出演、というのがひとつ定番の流れでした。

現在も女性タレントにおいてはその手法はいまだ王道です。『ロンドンハーツ』などは、過去に小沢真珠のブレイクのきっかけになりました(現在はバラエティアイドルの登竜門としての色が強く、女優さんの活躍が少ないのが残念ですが)。また、南明奈・岡本玲・高梨臨・波瑠・桐谷美玲と、そうそうたる顔ぶれ、さらに朝ドラ主演女優の杏、最近話題の鈴木ちなみまでをレポーターとして起用していた『めざましテレビ』など、朝レポはバラエティからドラマ界への大きなルートのひとつといえるのではないでしょうか。ところが、男性俳優に置き換えると、一転してこの公式が当てはまらないのです。

■話せて若くて元気!なだけではもう弱い!?

若手お笑い芸人の数が増えているにも関わらずお笑いネタ番組が減少し、さらに「話せて若くて元気」その上面白い!という男性タレントが十分に存在している事もあってか、バラエティ番組での若手俳優の露出のチャンスは地上波から減りつつあるように思います。

バラエティ番組の構成も「大御所・芸人・ビジュアル班(男)・ビジュアル班(女)」といったレギュラースタイルから、「大御所・中堅芸人・若手芸人・ビジュアル班(女)」、敢えて追加するなら女性お笑いタレント、そして番宣班でイケメン枠は事足りる・・・という状況に変わってきています。若手俳優が座っていたビジュアル班(男)のイスは、いまや面白くて元気な若手芸人達に取って代わられたと言えるのかもしれません。

少し前までは、ネタ番組にアイドルや若手俳優が混ざりコントなどをしていましたが、現在はコント番組も減少し、内村光良の『LIFE』、志村けんの『志村座』程度しか思い浮かびません。ひな壇に番組宣伝以外で男性俳優が並ぶというのも、あまり見られない現状です(ぱっと思い浮かぶのはだいぶ前のWaT(小池徹平とウエンツ瑛士)の姿です)。

中には、『笑っていいとも!』がデビューとなった要潤やDAIGO、俳優と言うよりもトークと料理の腕やパフォーマンスで話題になった速水もこみちなどもいますが、あくまで彼らは卓越した個性があってヒットした印象が強く、若手タレントブレイクの「王道ルート」となる可能性はあまり感じられません。

最近では『TBSオールスター感謝祭』で、見事な走りと話術で注目を浴びた和田正人なども、バラエティで成功した例と言えますが、彼の場合は下積みも長く、すでにNHKの朝ドラに出演していましたので、あくまでブレイクの後に「バラエティきっかけでさらに一段階段を昇った」といった感じでしょうか。

現在、若手俳優がバラエティに出演するのは、一部のバラエティに強い事務所に所属する俳優や、ヒーロー俳優が『逃走中』のような、男らしさや運動神経などの魅力が伝わる番組に出演するケース、クイズ番組などで知的魅力を伝えるために出演するケース、あとは番宣での参加が主になっています。若手俳優のバラエティ出演が昔に比べ、あまりに減少していることもあり、逆に若手でバラエティでの露出が目立つと「ゴリ押しでは?」とネットで評される始末です。

■逆境を力に!実力派ぞろい、粒ぞろいの若手俳優陣!

まだドラマ・映画などでの露出の少ない若手俳優が、バラエティ番組で個性や魅力を伝えられるチャンスは確実に少なくなり、一見、若手俳優には苦しい状況にも感じられますが、これが意外に俳優界をいい方向に導く結果にもなりました。バラエティという道が狭くなり、必然的に活躍のチャンスが舞台や映画に限られ、積極的に賞レースやオーディションに力が入るようになったため、本来の俳優業に専念することができるようになったといえます。結果「実力派」と呼ばれる若手俳優が増え、より魅力的で惹きつけられるような演技に魅せられる事が多くなったのではないでしょうか。

たとえば、朝ドラの第二イケメン(定着しましたね)朝市役の窪田正孝も、デビューこそフジテレビの深夜ドラマの主演ですが、お世辞にも大ブレイクとはいかず、その後『時空警察ヴェッカー』『ケータイ捜査官7』『古代少女ドグちゃん』などの特撮ドラマなどに出演されていました。
一昔前なら、事務所の一押し俳優がキー局主演後に、深夜や地方局の特撮ドラマに出演するなどあり得ない話でしたが、現在は「とにかく実績と経験値」という“実力主義”がより強くなったといえるのではないでしょうか。窪田正孝も、特撮時代に三池監督に見出され、その後の映画への主演へと繋がりました。三池監督のその後の活躍は語るまでもありません。

ドラマでブレイクする前にバラエティ番組に定期的に出ていた若手俳優が全くいなかったわけではありません。『ラジかるッ』でアシスタントをしていた斎藤工などは、『テニスの王子様』などのミュージカルや、『戦国鍋テレビ』などのコント仕立てのバラエティに出演し、下積みをしながらバラエティで顔を売るというチャンスを得た、数少ない俳優の一人です。俳優としての下積みもしっかりしたうえで、バラエティでのコメントなどにもキレがあり、マルチに活躍できる才能を開花させました。

現在、バラエティ番組でレギュラーを持っている若手俳優というと、フジテレビ系「バイキング」で活躍中の山本涼介あたりでしょうか?初バラエティ初レギュラー。キュートなルックスに185センチの長身というギャップが可愛い彼。あえて古風なルートを行く彼が、バラエティをきっかけにブレイクする若手俳優として、改めてこの道を切り開いてくれることを期待せずにはいられません。

文/藤原ゆうこ

企業プレスリリース詳細へ
PRTIMESトップへ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください