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メンター・グラフィックス、XS Embeddedを買収、オートモーティブ向け製品ラインを拡充し、量産開始(SOP)までの時間を短縮

PR TIMES / 2014年7月9日 10時31分

メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社: 米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス)は、自動車システムアーキテクチャおよびハードウェアのリファレンスプラットフォームのテクノロジリーダーであるXS Embedded GmbH(本社: ドイツ連邦共和国バーデン=ヴュルテンベルク州、以下XSe)を買収したことを発表しました。



XSeは、カーエレクトロニクス設計業界において、過去10年以上にわたり20件にも上るハードウェアおよびソフトウェアの専門知識を集約させる自動車開発プロジェクトに携わってきた直接的実績を持ち、オートモーティブグレードのハードウェアとソフトウェアを提供することによりシステム設計と検証を加速するパイオニア的アプローチをもたらし、量産開始(SOP)までの時間を短縮します。本買収により、ADAS(Advanced Driver Assistance Systems)、ドライバ情報システム(DIS)やインフォテイメントなどの個々のドメインを統合していこうとするトレンドの具現に求められる、機能横断型コラボレーションに対応するメンター・グラフィックスの体制が整いました。

現代の車載システムは、高品質なグラフィックス、用途別専用オーディオ、マルチメディア、モバイルデバイスの統合やコネクティビティなどの機能を組み合わせることにより、機能豊富な組込みシステムのテクノロジの枠を押し広げています。設計課題は山積で、車両あたり数百万行にもおよぶコード、ドメインを超えた機能集約、重要視される安全性とセキュリティ、そしてヘテロジニアスのマルチコアSoCの使用などが列挙されます。このような課題は、顕著なコストプレッシャーや、従来は数年であったシステム開発のライフサイクルと消費者が期待する最新テクノロジの恒常性とのギャップにより、ますます深刻になっています。「XSeは、自動車分野での深いノウハウと、オートモーティブレディのリファレンスボードおよびソフトウェアモジュールであるAXSBのようなユニークなIPで認知されています。XSeが持つハードウェアおよびアーキテクチャ設計のノウハウとメンター・グラフィックスのAndroid、Linux(R)、AUTOSAR、セキュリティとハイパーバイザソリューションを含む広範囲に及ぶオートモーティブテクノロジを組合せることにより、SOPまでの時間を短縮しつつ、より高い柔軟性を提供することができます。」メンター・グラフィックス、Embedded System Division、General Manager、Glenn Perryは、上記のように述べています。

XSeは、実製品に限りなく近いレベルの見本品質を実現したリファレンスプラットフォームをTier1サプライヤに提供するという新しいアプローチを採っています。Tier1サプライヤは、このユニークなオートモーティブレディのリファレンスプラットフォームを活用し、SOPまでの時間を大幅に削減できるだけでなく、アーキテクチャの最適化の改善やソフトウェアの分割、最終的には設計コストの削減を実現できます。この達成のために、XSeは主要半導体ベンダとパートナ関係を構築し、例えばテキサス・インスツルメンツのJacinto 6プラットフォームベースのXS AXSBなど、真にオートモーティブグレードのハードウェアを提供するとともに、ハードウェアに対してすぐさま移植、最適化できるように設計された柔軟なソフトウェアスタックであるXS OPTstack(R)に代表される最適化済みIPの統合を行っています。

「メンター・グラフィックスのAndroid、ハイパーバイザ、セキュリティ、AUTOSAR、NucleusソリューションをXSeのオートモーティブレディのソリューションと組合せることで、今日設計が進んでいる最も洗練された車両に求められる完全な車載ソフトウェアのインフラストラクチャに対応できるようになります。次世代ADASシステムは、統合車載ソフトウェアのインフラストラクチャを必要とする端的な例であり、市場に対してEnd-to-Endのソリューションの先駆者であることを誇りに思います。」XSe、Managing Director、Rainer Oder氏は、上記のように述べています。

メンター・グラフィックスの組込みソフトウェア事業部について
メンター・グラフィックスの組込みソフトウェア事業部は、自動車、産業機器、スマートエネルギー、医療機器、家電を含むさまざまな用途の組込み製品開発を支援しています。商用利用およびカスタマイズ可能なLinuxベースのソリューションとして業界をリードするSourcery(TM) CodeBenchとMentor Embedded Linuxは、最新のプロセッサやマイクロコントローラを搭載した組込みシステムの開発を支援します。Nucleus RTOSの小さなフットプリントとローパワー設計は、リアルタイム制御システムの開発に大きなメリットをもたらします。メンター・グラフィックスが提供する組込みソフトウェア関連製品およびサービスについての詳しい情報は、http://www.mentorg.co.jp/embeddedをご覧ください。

メンター・グラフィックスについて
メンター・グラフィックス・コーポレーションは、世界中で成功を収めている電子機器メーカー、半導体企業、電子システム構築ベンダのニーズに応える製品をはじめとし、コンサルティングサービス、受賞歴を誇るサポートサービスを提供する、電子ハードウェアおよびソフトウェア設計開発ソリューションのグローバルリーダーです。1981年に設立されたメンター・グラフィックスは、過去12ヶ月間の売上高としておよそ11.5億米ドルを計上しており、本社はアメリカ合衆国オレゴン州ウィルソンヴィルに所在しています。メンター・グラフィックスについての詳しい情報は、http://www.mentorg.co.jpをご覧ください。


Mentor GraphicsはMentor Graphics Corporationの登録商標です。その他記載されている製品名および会社名は各社の商標または登録商標です。
登録商標Linuxは、全世界における商標保持者Linus Torvalds氏から排他的ライセンスを受けているLMI(Linux Mark Institute)からの許諾により使用しています。

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