多様性社会のための頭と心のエクササイズ
PR TIMES / 2017年8月14日 9時15分
~最新のワークショップで心のバリアフリーを学ぶ~
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて政府が策定した「ユニバーサルデザイン2020行動計画」では、共生社会を実現する柱として「心のバリアフリー」が位置づけられました。障害をはじめ多様な差異を持つ人々が、互いに尊重しあいながらそれぞれの力を発揮することのできる組織を作っていくことは、これからの企業にとっても非常に重要な課題です。本セミナーでは、体験型の最新のワークショップを通じて、社会や組織の中で異なる者同士が建設的な関係を築いていくための発想やコミュニケーションのヒントを提供します
今回のプログラムは、東京大学EDIPプロジェクトで開発されました、ゲーム型のワークショップを通じて、多様性やバリアフリーについて体感的な理解を促すためのワークとなっています。
報道関係各位
2017年8月14日
一般社団法人コ・イノベーション研究所
一般社団法人コ・イノベーション研究所(本社:東京都墨田区、代表理事:橋本大佑)は、「多様性社会のための頭と心のエクササイズ~最新のワークショップで心のバリアフリーを学ぶ~」を、ワークショップのプログラムの開発を行った東京大学先端科学技術研究センターの星加良司先生を招き実施ていたします。
2017年8月21日(月)18時20分より 東京体育館第二会議室にて開催致します。
是非ご取材のご検討頂けますようよう、ご案内申し上げます。
【URL】http://coil.or.jp/coil_seminar_vol_07.html
[画像1: https://prtimes.jp/i/25895/7/resize/d25895-7-456841-0.jpg ]
COILセミナー VOL.7
多様性社会のための頭と心のエクササイズ
~最新のワークで心のバリアフリーを学ぶ~
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて政府が策定した「ユニバーサルデザイン2020行動計画」では、共生社会を実現する柱として「心のバリアフリー」が位置づけられました。障害をはじめ多様な差異を持つ人々が、互いに尊重しあいながらそれぞれの力を発揮することのできる組織を作っていくことは、これからの企業にとっても非常に重要な課題です。本セミナーでは、参加型のワークショップを通じて、社会や組織の中で異なる者同士が建設的な関係を築いていくための発想やコミュニケーションのヒントを提供します。。
開催日 平成29年8月21日(月)
時 間 18時20分~20時40分(開場18時10分)
開 場 東京体育館第二会議室
東京都渋谷区千駄ヶ谷1-17-1
<ファシリテーター>
星加良司 東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター講師
<アシスタントファシリテーター>
飯野由里子(東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター 特任研究員)
主 催 一般社団法人コ・イノベーション研究所
協 力 公益社団法人日本フィランソロピー協会
定 員 25名
参加費 5400円(税込)※介助者無料
ファシリテータープロフィール
[画像2: https://prtimes.jp/i/25895/7/resize/d25895-7-299812-1.jpg ]
星加良司
東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター講師。東京大学文学部卒業、同大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(社会学)。東京大学先端科学技術研究センターリサーチフェロー、同特任助教を経て現職。主な研究分野はディスアビリティの社会理論、多様性理解教育。著書に『障害とは何か』(生活書院、2007年)、『合理的配慮』(有斐閣、2016年【共著】他
■Peatix(ピーティックス)にてお申し込み
http://ptix.co/2uwyxJL
・上記のURLへアクセスして、フォーム入力&送信してください
■「本ワークショップを開催するにあたって」
橋本大輔(一般社団法人 コ・イノベーション研究所 代表理事)
東京2020年に向け、2月に政府から「ユニバーサルデザイン2020行動計画」が発表されました。
http://www.kantei.go.jp/…/ud2020kkkaigi/pdf/2020_keikaku.pdf
この中では、パラリンピックのレガシーとして共生社会を実現するために取り組む施策やその方針が細かく記載されており、その中でも「心のバリアフリー」が重視されています。
この行動計画によると、心のバリアフリーは下記の3つです。
1.障害の社会モデルを理解する
2.差別的な対応を禁止し、合理的な配慮を推進する
3.ダイバーシティ&インクルージョン
例えば、障害の社会モデルとは障害当事者の障害ではなく、障害当事者が参加に困難を抱えるようにデザインされた社会に障害がある、という考え方です。つまり、社会とは圧倒的多数派である健常者のためにデザインされており、障害当事者は、少数派であるために困難(選択肢の制限)に直面しており、それは無意識に多数派向けの社会を構築する側にも責任の一端があるということです。つまり、無意識にそういった社会を構築してしまう障害当時者以外にも責任の一端があるということです。
しかし、そうは言ってもなかなか概念以上の理解をすることは難しいです。これと反対の考え方として、医学モデル、という考え方があります。障害当事者が直面する課題は、その人自身が持つ障害(疾患)に原因があるという考え方です。例えば、車いす使用者が段差があることで、その先のお店にいけない、という課題に直面したとき、社会モデルでは、社会に原因がある(スロープをつけよう)と考えますが、医学モデルでは個人に原因がある(歩けないならリハビリ訓練して歩けるようにしよう)と考えますので、対策が異なります。
実は、「障害理解」と名の付くセミナーを行っている障害当事者においても、言葉上は社会モデルの話をしていても、その人自身は実は医学モデル的な理解しかしていない場合が少なくありません。そういった理解の方が講師をするセミナーを受講すると、それを聞いている人も医学モデルで理解をしてしまいます。多くの「障害者はかわいそう」というイメージを助長するセミナーはこれに該当します。しかし、これは、障害当事者も含め、医学モデルの呪縛を断ち切るのがとても難しいことを意味します。
言葉だけではなく、しっかりと社会モデルを理解することはとても難しいですが、今後、この研修や教育は、企業や学校で大きく展開されていきます。そこで、内閣官房では検討委員会を立ち上げ、こういったことをどのように教えていくかという「汎用性のあるプログラム」を発表しています。http://www.kantei.go.jp/…/tokyo2020_s…/udsuisin/program.html
この中で、体験型のゲームを活用して心のバリアフリーを学ぶプログラムが紹介されています(パターンB)が、その体験型のゲームがどのようなものかは詳述されず、東大の問合窓口へのリンクが記載されているのみです。
今回、実施するワークショップは、この担当窓口でもあり、実際に体験型プログラムの開発を行った東大先端研の星加良司先生に、その体験型のプログラムを実施していただきます。
多様性理解は、本来、障害者だけを対象とするものでなく、その他さまざまな対象を含めて行うものです。今回は、アシスタントファシリテーターに東大の飯野由利子先生(フェミニズム研究者:LGBTのご専門)をお招きし、障害だけではなく、広く多様性について、体験型のゲームを通して最新のワークで学んでいただきます。
貴重な機会ですので、是非、ご参加ご検討ください。
[画像3: https://prtimes.jp/i/25895/7/resize/d25895-7-856241-2.jpg ]
橋本大輔(一般社団法人 コ・イノベーション研究所 代表理事) 筑波大学で障害児教育専攻後、ドイツで障がい者スポーツの指導法を学び、専門資格を取得。2009年に帰国し、障がい者の孤立防止、社会参加促進を目的としたプログラムの開発・普及・指導者の育成を行う。2016年、「一般社団法人コ・イノベーション研究所」を設立。障がい者に限らず、一般企業や大学等にもプログラムを提供するとともに、各地でセミナー講師を行う。ドイツ障がい者スポーツ連盟公認リハビリテーションスポーツ指導員
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