新型コロナウイルス(COVID-19)感染リスク低減のための透明マスクの作り方を公開
PR TIMES / 2020年5月25日 15時5分
口元の見える透明マスク(トールマスク)でコロナ感染リスク低減とコミュニケーションバリアフリー化の両立
特定非営利活動法人インフォメーションギャップバスター (所在地:横浜市港北区 理事長:伊藤芳浩) は、新型コロナウイルス(COVID-19)感染リスクを減らし、かつ、口元の読み取りを可能にする【透明マスク】の作り方を公開することで、コミュニケーションバリアフリー化を推進すると共に、一刻も早く医療用透明マスクが開発されることを願っています。
新型コロナウイルス(COVID-19)の流行により、マスクの使用が強く求められるようになりました。自分の身を守るため、そして大切な家族や友人、周囲の人たちを守るため、マスクはとても大切です。
[画像1: https://prtimes.jp/i/34051/7/resize/d34051-7-505346-2.jpg ]
しかし、口元の動きもコミュニケーション手段の一つとする聴覚障害(児)者にとって、それを覆い隠してしまうマスクは“障害”になるものでもあります。実際、聴覚障害者本人や手話通訳者、ろうあ相談員や聾学校教師などから、マスクのため意思疎通が困難であると感じていることを聞いています。そして、それと同時に耳にするのはコミュニケーションのためにやむなくマスクを外すことへの不安であり、その狭間で葛藤しているとの声です。
[画像2: https://prtimes.jp/i/34051/7/resize/d34051-7-134277-1.jpg ]
生命の安全をとるか、円滑なコミュニケーションをとるか…。本来、これは不安を抱えながら迷い選ぶものではなく、どちらも共に得られるべきものであるはずです。このような不安や迷いを少しでも減らすことができたなら…。その一心で考え出したのが【透明マスク】です。
一方、残念ですがこの透明マスクはより良いマスクが現れるまでの代替品でしかないと考えています。新型コロナウィルス感染症に限らず今後も様々な感染症が流行することでしょう。そういう状況に向け、聴覚障害者にも適した、より効果的で安全性の高いマスクの開発が求められるのではないでしょうか。どのような場合でも聴覚障害者と彼らを取り巻く周囲の人たちが、不安に怯えることなく、いきいきとコミュニケーションをとることができる、そういうマスクが早急に作られることを願っています。
特定非営利活動法人インフォメーションギャップバスターは、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染予防のリスクを減らすための【透明マスク】を広く使用してもらい、感染対策について皆さんに「自分にできることは何か?」を考えてもらうことを目的として、【透明マスク】の作り方を日本語版・英語版共に公開しました。
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=qip-n_Za_Hg ]
似たようなものとしてフェイスシールドがあり、物資不足もあってクリアファイルなどを材料にした作り方が多く紹介されていますが、手作りの透明マスクはまだまだ少ないのが現状です。今回の【透明マスク】の作り方は日本だけでなく、多くの国で活用して頂きたいと願っています。
【広報担当 吉田 将明(ろう者、薬剤師)のコメント】
会見で手話通訳がつくようになったのは素晴らしいことですが、医療現場を含めて手話通訳者の感染対策の状況はどうしているのでしょうか。様々な報道を見ると、マスク着用ばかり目がいっているような印象を感じます。今は、聴覚障害者を取り巻く医療者や手話通訳者、ろうあ者相談員など様々な関係者は大変な時です。きちんと支援するために、セルフアドボカシーとして自分の身を守りつつ、それぞれの役割を遂行する必要があります。そのためには遠隔手話サービスなどを含めた様々なツールを用いつつ、こちらの手作り透明マスクは代替品ではあるものの、物資不足もある中で数ある選択肢の1つになりうると思います。感染対策の知識を十分に身に付け、様々な場面に応じて、最善のとなる対応を皆さん1人1人が考えていくことが大事ではないでしょうか。
透明マスクはハード面でのバリア解消に繋がりますが、問題はそれだけでしょうか。コミュニケーションにおけるソフト面でのバリアが、意外と見落されているように思います。たださえ聴覚障害者は普段から、音声情報が入りにくい状況の中で生活しています。今はコロナ渦により皆さんも余裕がなくなりつつあり、聴覚障害をもつ方へどこまで対応できているのかの懸念もあります。そこも皆さんができることについて、1人1人が考えていくことが大事ではないでしょうか。
一刻も早く新型コロナウィルスが収束することを心から願っております。
[画像3: https://prtimes.jp/i/34051/7/resize/d34051-7-646230-0.jpg ]
【詳細URL:日本語版】https://www.infogapbuster.org/?p=3597
【詳細URL:英語版】https://www.infogapbuster.org/?p=3665
【連絡先】特定非営利活動法人インフォメーションギャップバスター
メールアドレス:staff@infogapbuster.org
【団体について】
特定非営利活動法人インフォメーションギャップバスターは、東京都、神奈川県を中心に全国各地で活動する横浜市港北区の「コミュニケーションバリア」という社会問題の解決をはかる団体です。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
「手話をおもちゃにしないで」人気ミュージシャンの“ダンス”に当事者が怒りの声。モラル以前の根本レベルで無責任さが見える理由/2024年3月トップ5
女子SPA! / 2024年4月23日 8時47分
-
三井不動産、会話を字幕表示可能な透明ディスプレイを日本橋三井タワーに常設
マイナビニュース / 2024年4月19日 9時16分
-
【埼玉県飯能市】遠隔手話通訳サービス「えんかく+(プラス)」を全国の自治体で初めてスタートします
PR TIMES / 2024年4月18日 18時15分
-
ろう者が演じる当事者役 俳優大城桜子さんが演技にこめた思い 映画「不死鳥の翼」20日上映
沖縄タイムス+プラス / 2024年4月18日 15時28分
-
リコーブラックラムズ東京、誰もが楽しめるラグビー観戦環境へ ~第12節 聴覚障がい者向けサービス実施のお知らせ~
PR TIMES / 2024年4月2日 17時40分
ランキング
-
1東京円一時1ドル154円87銭、34年ぶり円安水準を更新…経団連会長「円安過ぎる」
読売新聞 / 2024年4月23日 20時39分
-
2パナ、電動自転車発火の恐れ バッテリー14万個リコール
共同通信 / 2024年4月23日 18時32分
-
3いなば食品、大炎上でも「不買運動」が起きぬ理由 キリンはあれだけ盛り上がったが…どこに違いが?
東洋経済オンライン / 2024年4月23日 18時10分
-
4わずか2年半で消えた「幻のJR新型特急」とは 裏目に出た高性能
乗りものニュース / 2024年4月24日 9時42分
-
5「配属ガチャ」対策を進める企業が、一度立ち止まって考えるべきコト
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月24日 8時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください