鎌倉:世界の企業信用度は9月も小幅下落

PR TIMES / 2018年10月4日 11時40分

鎌倉・企業倒産予測インデックス、67パーセンタイルに下落

2018年10月1日(ニューヨーク):9月の鎌倉の企業倒産予測インデックス( http://www.kamakuraco.com/Solutions/KamakuraRiskInformationSvcs/TroubledCompanyIndex.aspx)は9.31%と前月比0.10%上昇しました。このインデックスは、上場企業39,000社中で1%超のデフォルト確率を有する企業の割合を示しています。インデックスの上昇は、信用度の下落、一方インデックスの下落は信用度の向上を示しています。



9月末時点で、デフォルト確率1%~5%の企業の割合は7.65%を示し、前月比0.13%上昇となりました。デフォルト確率5%~10%の企業の割合は1.15%で、同0.05%下落。デフォルト確率10%~20%の企業の割合は全体の0.41%となり、0.01%上昇、更に、デフォルト確率20%超の企業の割合は0.10%となり、前月比0.01%の上昇となっています。ボラティリティは、インデックスが9月21日の8.93%から9月6日の9.88%の幅で低く留まっています。年間ではインデックスは、1月15日の7%から2月8日の15.19%の幅に収まって変動しています。
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9.31%の企業倒産予測インデックスは、1990年以来計測されてきた過去の信用度において67番目のパーセンタイルになります。9月時点で最もリスクの高い企業として登録された10社のうち、6社が米国企業、残りが各々オーストラリア、英国、香港、オランダ企業でした。1年以内の鎌倉デフォルト確率(KDP)が37.71%のアイコニックス・ブランド社[Iconix Brand Group, Inc. (ICON: NASDAQ)]が、引き続き世界中で最もリスクの高い企業に留まっています。1年以内の鎌倉デフォルト確率(KDP)が、1カ月間に最大の上昇率を記録した企業は、13.33ベーシスポイント上昇したウルトラ・ペトロリアム社 [Ultra Petroleum (UPL: NASDAQ)] で、同社の株価は高い水準のボラティリティを示しました。9月に、タームローンの契約内容変更について、同社の債権者と協議が行われましたが結論には達せず、同社は、現行の契約条件を満たす必要があります。
更に、鎌倉コーポレーションの調査対象の企業の中で9月に3社が債務不履行を起こし、そのうち2社が中国企業、1社がシンガポール企業でした。
[画像2: https://prtimes.jp/i/37838/7/resize/d37838-7-461634-1.jpg ]


世界中で格付けされている全ての企業に対する鎌倉累積期待デフォルト曲線は、1年以内のデフォルト確率が0.10%上昇して0.86%に悪化、10年以内のデフォルト確率は0.12%下落して12.65%に好転したため、縮小しました。
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解 説
解説者:鎌倉コーポレーション 社長 兼 最高執行責任者 マーチン・ゾーン(Martin Zorn)

短期のデフォルト確率は落ち着いています。グローバルベースでのデフォルト件数は低水準に留り、わずかな産業分野に限定されています。鎌倉デフォルト確率のボラティリティは、年初の急騰後は下落を続け、1年以内及び10年以内の累積期待デフォルト率のギャップは、依然として拡大したままです。

今は、現行の景気循環の後期にあるという見解は、衆目の一致するところでしょう。今回の景気回復は長期の景気循環となり、異次元の金融政策が施行された、通常より低い成長を伴っています。この結果、極めて低い名目金利・実質金利がもたらされています。家計部門や企業部門では、比較的健全なバランスシートが保持されていますが、公共部門では、ほとんど全てのレベルで借入超過の状態が継続しています。私は、この数カ月間、何によって景気循環の転機がもたらされるのか考えてきました。政府・中央銀行は景気の転機にどう対応するのか、目下の政治・経済状況が前回の景気転換局面とは異なることを考えればその対応も違ったものになるのか等、いろいろと考えを巡らせてきました。

景気循環の終焉をもたらすであろう要因は、数多く存在します。成長を妨げる金利の上昇、あるいは米国内や世界の政治・経済事情等です。来たる米国の中間選挙はいかなるインパクトをもたらすのか、関税引上げの弊害が米国の消費者やビジネスにも及びはじめるのでしょうか。

何が景気循環の転機となるか定かではないものの、今回の転換局面においては、過去の転換期にも増して、注意深くその兆候を見守る必要があります。過去の景気転換局面では、短期と長期のデフォルト確率のスプレッドが、劇的かつ急速に縮小することを経験してきました。私たちが分かっているのは、長期のデフォルト確率はレバレッジとマクロ経済要因に左右され、セクター毎に異なること、一方、短期のデフォルト確率は主に財務実績と市場要因に影響を受けるということです。ポートフォリオ・マネージャーは、累積期待デフォルト曲線のスプレッドを注意深くモニターする必要があります。特にセクターレベルにおいて、業績評価指標から変化の事前警告を読み解くことが必要です。景気循環後期におけるポートフォリオ運用には、独特な課題がいくつかありますが、最も危険なのは、現実から目をそらして自己満足に陥ることです!

企業倒産予測インデックスについて
鎌倉コーポレーションの企業倒産予測インデックスは、68カ国の39,000社の上場企業のうち、1ヵ月以内のデフォルト・リスクが年率1%超の企業の割合を計測します。1990年1月以来計測してきたインデックスの平均値は14.41%です。鎌倉インデックスは、2015年11月以来、1ヵ月以内のデフォルト確率(年率)を使用しています。このデフォルト確率は、財務指標、過去の株価、マクロ経済要因等の高度な組み合わせに基づいてデフォルト予測を行うJarrow-Chava誘導型デフォルト確率モデル( http://www.kamakuraco.com/LinkClick.aspx?fileticket=Ae-YpOQ9SXQ%3d&tabid=71)のKRIS(鎌倉リスク情報サービス)バージョン6.0によって作成されるものです。

KRISバージョン6.0モデルは、220万件超の観測結果、2,600社超の倒産件数のデータベースを使用して開発されました。定期契約者には、フルモデルのテスト結果やパラメータが含まれるテクニカル・ガイド一式が提供されます。KRISサービスには、鎌倉の先端的な企業リスク管理ソフトウェア・エンジンである「鎌倉リスクマネージャ」にシームレスに搭載可能な他の多くの多彩なデフォルト確率モデルも含まれています。利用可能なモデルには、非上場企業デフォルト・モデル、商業用不動産モデル、米国銀行モデル、ソブリン・モデル等が含まれています。関連データとしては、クレジット・デフォルト・スワップの参照銘柄ごとの取引高、マーケット・インプライド・クレジット・スプレッド、米国市場で取引される全銘柄の社債の価額、等が含まれます。マクロ・ファクター・パラメータの利用契約には、米国国債、ドイツ国債、英国国債、カナダ国債、スペイン国債、スウェーデン国債、オーストラリア国債、日本国債、タイ国債、シンガポール国債を対象にしたHeath、Jarrow、Mortonの期間構造モデルが含まれています。全てのパラメータは、Heath、Jarrow、Morton著の、更にはAmin、Jarrow著の独創性に富んだ論文に従って、無裁定価格方式により算出されています。KRISマクロファクター・シナリオ・サービスの利用契約には、金利やマクロファクターに対するリスク中立シナリオ及び「リアルワールド」実証シナリオが含まれています。

バージョン6.0モデルでは1990年から2014年5月までの区間推定が行われ、近年の信用危機の全体像に関する洞察が含まれています。現在、鎌倉インデックスが対象としている69カ国は、以下の諸国です:アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、バーレーン、バングラデシュ、ベルギー、ベリーズ、ブラジル、ブルガリア、カナダ、チリ、中国、コロンビア、クロアチア、キプロス、チェコ共和国、デンマーク、エジプト、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、香港、アイスランド、インド、インドネシア、アイルランド、イスラエル、イタリア、日本、ヨルダン、クウェート、ルクセンブルク、マレーシア、マルタ、メキシコ、ナイジェリア、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、オマーン、パキスタン、ペルー、フィリピン、ポーランド、ポルトガル、カタール、ルーマニア、ロシア、サウジアラビア、セルビア、シンガポール、スロバキア、スロベニア、南アフリカ、韓国、スペイン、スリランカ、スウェーデン、スイス、台湾、タイ、トルコ、アラブ首長国連邦、英国、米国、ベトナム

弊社が提供する企業倒産予測インデックス、その他リスク関連の論評を日次ベースでフォローされたい方は、下記をご参照ください。

鎌倉コーポレーション CEO ドナルド・ヴァン=デベンター博士
Dr. Donald van Deventer http://www.twitter.com/dvandeventer
鎌倉コーポレーション 社長 マーチン・ゾーン
Martin Zorn http://www.twitter.com/riskmgrhi
鎌倉コーポレーション 公式Twitterアカウント http://www.twitter.com/KamakuraCo


鎌倉コーポレーションについて
鎌倉コーポレーションは、リスク・マネージメントに関する情報提供サービス、計算サービス、ソフトウェア開発のリーディングカンパニーです。1990年、日本の茅ヶ崎で設立され、1998年よりホノルルに本社を構えています。Technology Solutions for Credit Risk 2.0 2018( http://www.kamakuraco.com/KamakuraCorporationRecognizedAsCategoryLeader.aspx) (信用リスクに対するテクノロジー・ソリューション2018年2.0版)によってChartis Reportのカテゴリー・リーダーに認定されたほか、World Finance誌の編集者や読者の皆様により、2012, 2016, 2017年度のワールドファイナンス100社に選出されています。2010年には、Credit Magazine誌の二分野のイノベーション・アワードを受賞した唯一のベンダーとなりました。鎌倉リスクマネージャ(Kamakura Risk Manager)( http://www.kamakuraco.com/KamakuraRiskManagerVersion10.aspx)は、1993年に市販を開始し、現在はバージョン10.0.3まで改良されています。ユーザーが一つのソフトウェア・ソリューション上で、信用リスク、ALM(資産負債管理)、市場リスク、ストレステスト、流動性リスク、カウンターパーティ信用リスク、資本の配分等にフォーカスできる、初の企業リスク・マネージメント・システムです。2002年、KRIS上場企業デフォルト確率サービス(KRIS public firm default service)( http://www.kamakuraco.com/Solutions/KamakuraRiskInformationSvcs.aspx)の提供を開始。2008年、世界で初めて、国家のデフォルト確率サービスであるKRISソブリン・デフォルト確率サービス(KRIS sovereign default service)( http://www.kamakuraco.com/Solutions/KamakuraRiskInformationSvcs.aspx)を発表。2011年初頭に、KRIS非上場企業デフォルト確率サービス(KRIS non-public firm default service)( http://www.kamakuraco.com/Solutions/KamakuraRiskInformationSvcs.aspx)の提供を開始し、2014年には、米国銀行デフォルト確率サービス(U.S. Bank default probability service)( http://www.kamakuraco.com/LinkClick.aspx?fileticket=jFKWm1hKSO0%253d&tabid=104)をそのラインアップに追加しています。

鎌倉コーポレーションは、15億~3兆ドルの資産規模を持つ330社超のお客様に、そのサービスを提供してまいりました。現在、弊社のリスク・マネージメント製品は、世界47カ国でご利用いただいており、米国、カナダ、ドイツ、オランダ、フランス、オーストリア、スイス、英国、ロシア、ウクライナ、南アフリカ、オーストラリア、中国、香港、インド、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、シンガポール、スリランカ、台湾、タイ、ベトナム等、その他多くのアジア・欧州・中近東諸国に及びます。

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詳細につきましては、下記までお問い合わせください。
鎌倉コーポレーション
Kamakura Corporation
住所:2222 Kalakaua Avenue, Suite 1400, Honolulu, Hawaii 96815
TEL:1-808-791-9888
FAX:1-808-791-9898
お問合せ:info@kamakuraco.com
Webサイト: http://www.kamakuraco.com/

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