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阿寒湖アイヌシアター「イコㇿ」の演目「イオマンテの火まつり」がフルリニューアル!!

PR TIMES / 2021年3月22日 13時45分

火の媼神(オウナガミ)「アペフチカムイ」をテーマに、最新の映像技術と音楽で、まったく新しい物語として再生された阿寒ユーカラ「火のカムイの詩(ウタ)」、2021年GWより公演開始!!

アイヌ文化の普及啓発活動に取り組む阿寒アイヌ工芸協同組合(北海道釧路市阿寒町 代表理事:西田正男)と釧路市は、アイヌ文化への注目が国内外から集まる中、より多くの方々がアイヌ文化に触れ、より深く理解してもらうため、阿寒湖アイヌシアター「イコㇿ」の演目「イオマンテの火まつり」をフルリニューアルし、新たな演目、阿寒ユーカラ「火のカムイの詩」として、2021年ゴールデンウィークより公演を開始いたします。



[画像1: https://prtimes.jp/i/53776/7/resize/d53776-7-834899-0.png ]

阿寒ユーカラ「火のカムイの詩」は、2019年より公演している演目、阿寒ユーカラ「ロストカムイ」に引き続き、阿寒アイヌ工芸協同組合理事の床州生が舞台監督を務め、映像制作はWOW、音楽はKuniyuki Takahashi、脚本・演出は坂本大輔が担当。ナレーションには、阿寒湖在住のフチ(尊敬される媼(オウナ))山本栄子、火の媼神「アペフチカムイ」として渡辺かよ。「アペヤテンナ」など四宅ヤエフチが語り残した神々の物語「オイナ」を、ヤエフチの孫である平良智子が語り継ぎます。

[画像2: https://prtimes.jp/i/53776/7/resize/d53776-7-559898-1.png ]

「オイナ」とは阿寒湖に伝わるたくさんの叙事詩(ユーカラ)のひとつで、カムイ自らが語る詩として、阿寒湖で大切に引き継がれています。「火のカムイの詩」の主題詩である「アペヤテンナ」は、火の媼神「アペフチカムイ」の物語。内陸にある湖から危機の知らせがアペフチカムイのもとに入るが、再三の懇願にも耳を傾けず、刺繍を続けるアペフチカムイ。沖の神「レプンカムイ(シャチ)」からの願いで、やむなく刺繍をやめ、湖へ向かうというストーリー。ただ、四宅ヤエフチのオイナでは、6度目の懇願であるレプンカムイの願い以外は語られていません。この語られていない願いの部分を、「火のカムイの詩」では、「フンコフンコ」「カララト」という別のオイナを用いて創作。ひとつのストーリーとして、まったく新しい物語として、再生しました。

[画像3: https://prtimes.jp/i/53776/7/resize/d53776-7-468530-2.png ]

「火のカムイの詩」で語られるオイナ「アペヤテンナ」「フンコフンコ」「カララト」の伝承者、四宅ヤエフチは、明治37年に道東の白糠町「サシウシ」で生まれる。夜になるといつも、父がサコロベ(英雄の物語)を語り、ヤエが合いの手を入れ、いつしか自身も記憶していったそうです。その性格は明るく、アイヌの歌を歌い、踊り舞い、手先が器用で、何より抜群の記憶力を持ち、アイヌの精神を貫いてきました。アイヌとして少しも恥じる生活をしていないことを誇りに、昭和55年、阿寒湖でその生涯を終えました。「火のカムイの詩」では、ヤエフチの孫であり、阿寒アイヌシアター「イコロ」の現役の唄い手、踊り手でもある平良智子がオイナを引き継ぎ、阿寒湖にまたアイヌの物語を残します。

「火のカムイの詩」
https://www.youtube.com/watch?v=IV176F24CcQ
※なお、この取組みは国のアイヌ政策推進交付金を活用し、阿寒アイヌ工芸協同組合、釧路市が協力し進めたものです。

■阿寒ユーカラ「火のカムイの詩」が先行オンライン配信された、阿寒ユーカラ「ウタサ祭り」の総視聴者数が2万人超を記録!!

2021年2月13日(土)、14日(日)の2日間に渡り、阿寒湖アイヌコタンで開催した阿寒ユーカラ「ウタサ祭り」。2日間の総視聴者数は2万人を超えました。また、本演目を無料先行オンライン配信し、延べ3,747人(ライブ配信とアーカイブでの配信の合計)もの方々にご覧いただき、大変な好評を得たところです。

14日に行われた、ライブセッション、ドキュメンタリーの模様は、3月23日(火)25:00~26:00、スペースシャワーTVにてオンエア予定。また、DAXのYouTubeアカウントでは、ライブセッションをアーカイブ予定です。
SPACE SHOWER TV:https://www.spaceshowertv.com/program/special/2103_dax.html
ウタサ祭り特設サイト:https://utasamatsuri.jp
[画像4: https://prtimes.jp/i/53776/7/resize/d53776-7-641905-3.png ]


阿寒ユーカラ「火のカムイの詩」

公演開始日:2021年4月29日(予定)
上演時間:約30分
当日入場料:大人(中学生以上)2,000円 小学生 700円
※団体予約、新型コロナウイルス感染症の状況により公演日時、公演内容が変更になる場合があります。予めご了承くださいませ。

■チケット購入方法
購入先:阿寒アイヌ工芸協同組合HP、阿寒湖アイヌシアター「イコㇿ」窓口および阿寒湖温泉街の旅館、ホテルのフロント、阿寒湖アイヌコタンの各店舗
阿寒湖アイヌシアター「イコㇿ」(阿寒湖温泉アイヌコタン内)
TEL:0154-67-2727 / FAX: 0154-67-2657/ Email: akanainu@gmail.com

■上演会場:阿寒湖アイヌシアター「イコㇿ」概要
日本初のアイヌ文化専用劇場として2012年にオープン。国の重要無形文化財・ユネスコ無形文化遺産である「アイヌ古式舞踊」等を上演し、年間約6万人の観客を動員しています。

名称:阿寒湖アイヌシアター「イコㇿ」
所在地:北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉4丁目7-84
座席数(通常時):332席+ 後部立見観覧数:120人
※現在は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、十分な距離を確保した座席配置とするため、減席対応をしております。
HP: https://www.akanainu.jp

■阿寒湖温泉とアイヌ
阿寒湖温泉は、火山と森と湖が織りなす豊かな原生的景観を有する「阿寒摩周国立公園」内に位置し、日本の先住民族であるアイヌの人々と日本人がともに暮らしてきた歴史があります。現在も約120人が暮らす北海道最大規模のアイヌコタン(集落)があり、自然と共存してきたアイヌの人々の暮らしやそこから生まれた音楽や歌、踊りを継承してきました。また、アイヌ文化ガイド「Anytime,Ainutime!」(https://anytimeainutime.jp/)や阿寒湖アイヌアーティストのブランド化プロジェクト「AKAN AINU ARTS & CRAFTS NEXT」(https://akanainu-next.jp/)、阿寒ユーカラ「ウタサ祭り」(https://utasamatsuri.jp/)など様々な取り組みを進めています。

<本件に関するお問い合わせ先>
■演目に関するお問い合わせ
・阿寒アイヌ工芸協同組合
・電話番号 0154-67-2727
・メールアドレス akanainu@gmail.com

■アイヌ政策推進交付金に関するお問い合わせ
・釧路市産業振興部阿寒観光振興課(天内・平野)
・電話番号 0154-67-2505

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