リアルでたくさん褒めて欲しい!新入社員の実態が明らかに【2020年新入社員意識調査】
PR TIMES / 2020年9月9日 15時45分
中堅中小企業の経営・人材・組織戦略をサポートする(株)カケハシ スカイソリューションズ(本社:東京都新宿区、代表:中川智尚)が2020年新入社員140名に向けて意識調査を実施したところ、会社や先輩とリアルでの関わりを求め、上司からは自身のポジティブな面に注目してほしいという新人の実態が明らかになりました。
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7月・8月に実施した新入社員意識調査の結果によると、「新型コロナウイルスの影響がなくなり、以前の生活スタイルに戻った場合、今後はどのような働き方をしたいですか」という問いに対し、もっとも多かった回答は「基本的に出社したいが、必要に応じてテレワークがあってもよい(38%)」。次いで「毎日出社したい(24%)」となっており、実に62%の新入社員がテレワークではなく出社して仕事をしたいと考えていることが分かりました。
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また、「各種研修についてオンライン研修と対面研修のいずれを希望するか」という問いに対して、自社の会社概要を学ぶ研修についてはオンライン希望者が半数を越える一方で、マナー研修や所属部署の仕事研修については対面で受講したいという新人がそれぞれ61%、75%と多数を占める結果となりました。企業のハード情報はオンラインでも学ぶことができても、所作・視線・空気感・微妙な言葉の言い回しなどオンラインで学ぶことが難しいと感じる項目や対話が重要になる研修項目については、リアルの場で学びたいという新人が多いことが分かります。
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さらに、オンライン研修に参加したことがある新人にそのメリット・デメリットを聞いたところ、メリットとしては「移動する必要がなく準備がないので楽だった」と回答した人が約73.3%と最も多く、「移動する必要がなく時間に余裕があった」と答えた人(68.2%)と合わせて、移動がないことが最大のメリットと感じていることが分かりました。一方で、デメリットとしては4割以上の受講者が「肩・腰・目など肉体的に疲れた」と回答しており、オンラインで受講することで身体的な疲労を感じていることが分かりました。また「生活環境と仕事環境が同じでメリハリがつけられなかった」と回答した新人が31%、「研修内容がわかりづらいと感じた」という新人が28.6%おり、自宅で研修を受講することの難しさが浮き彫りになりました。
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仕事においても研修においても、オンライン・対面それぞれのメリット・デメリットがありますが、入社当初からテレワークを余儀なくされオンラインで新人研修を受講した今年の新入社員は、効率重視のオンラインよりも対面で既存社員としっかりと向き合って成長していく環境を求めていることが今回の調査から明るみになりました。
コロナ禍で「出社する意味が見出せない」とテレワークを推し進める既存社員がいる一方で、このような新人の気持ちを無視することなく、オンラインとオフラインを上手く使い分けてモチベーションの維持と成長スピードの促進につなげていく必要がありそうです。
では今年の新入社員の仕事や会社に対する考え方についてはどうでしょう。
「今後、会社や仕事に求めているもの、会社や仕事を通じて得たいもの」について尋ねたところ、例年通り9割以上の新人が「成長・スキル」と回答しており、新入社員の成長意欲が伝わってくる結果となりました。次いで求めるものは「お金(66.3%)」となっており、成長した先にはしっかりと稼ぎたいという思いが伝わってきます。また4割近い新人が「充実した福利厚生」を求めていました。「福利厚生が充実している=働きやすい」と捉える人も多く、企業としては対応が求められる項目かもしれません。社員との飲み会については、オンラインでもリアルでも求めるのは少数派でした。
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また、これから仕事をおこなう上でのスタンスについては、約8割の新入社員が「仕事もプライベートもバランスよくしたい」と回答しており、「一人前になるまでは仕事優先で頑張りたい(25%)」「できればプライベートを優先させたい(10.7%)」を大きく上回る結果となりました。残業については、「繁忙期には残業があっても仕方ない」と考える新人は37.9%で、バランスを重視しながらもやるときはやるというスタンスが伺えます。一方で約四人に一人(24.3%)は「残業はしたくない」と考えていることも分かりました。これらの結果から、“ワークライフバランス”や“働き方改革”という言葉が(意味を正確に把握しているかはさておき)新入社員にも大きな影響を与えていることは想像に難くありません。企業としては、それらの言葉の本来の意図や意味、またその先にあるものをしっかりと提示しながらも、労働時間だけで管理・評価する体制を見直す時期にきているのかもしれません。
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現時点で不安や心配なことについては、「仕事を行う上でのスキル」と回答した新人が66.4%、「ビジネスマナー」と回答した新人が45.7%となっており、入社早々、自身や先輩のテレワークが続き教わる機会が減少したことが影響しているのか、スキル面での不安が大きいことが分かりました。また3割以上の新人が「職場の方とのコミュニケーション(人間関係)」について不安を覚えていることも特徴的だと言えます。リアルでの接点が減り、ちょっとしたコミュニケーションや雑談の機会がなくなったことで、人間関係の構築が難しくなってきているのかもしれません。上司や先輩社員は、指示・指導、業務連絡の域を超えたコミュニケーションを意識して新入社員と接触していきたいものです。
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具体的にはどのようなコミュニケーションを求めているのかというと、「自分の個性や長所が活きるようサポートして欲しい(58.6%)」「良いところがあれば褒めて欲しい(48.6%)」のように、ポジティブな面に注目したコミュニケーションを求める新人が多く、褒められて育ってきた世代であることが顕著に表れています。
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最後に、仕事で失敗することに対しては、不安を「感じる(50%)」「やや感じる(33%)」と合わせて8割以上の新人が不安を感じていることが分かりました。
しかし、仕事をするうえで失敗は誰もが経験することであるという前提においては、失敗を「成長につながるので、どんどんチャレンジしていきたい」と前向きに捉えている新人が75%を占めました。失敗は成長に欠かせないものです。失敗を咎めるのではなく、チャレンジした姿勢やそこに至るプロセスに着目することで、“失敗することは不安だけれど、それでも成長するためにチャレンジしたい”という新人の意欲を削ぐことなく、また新たなチャレンジができる風土を醸成することが求められているのかもしれません。
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*2020年新入社員特徴のまとめ*
・オンラインよりリアルのコミュニケーションを求めている
・時には残業もやむを得ないが、仕事とプライベートのバランスを大切にしたい
・先輩や上司からは自分のポジティブな面に注目してもらいたい
・失敗することに不安はあるが、成長のためにチャレンジしたい
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・調査日:2020年7月10日~8月21日
・調査対象:カケハシ主催新入社員研修参加者140名
■会社概要
社名:株式会社カケハシ スカイソリューションズ
代表者:代表取締役社長 中川 智尚
本社所在地:東京都新宿区神楽河岸1-1 セントラルプラザ7F
事業所:大阪支店、名古屋営業所
設立:2011年6月
事業内容:新卒採用支援、中途採用支援、社員研修、CI・広告制作、地域活性化
コーポレートサイト:https://www.kakehashi-skysol.co.jp/
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