【エピトマップ株式会社・動物アレルギー検査株式会社】ゼノアック日本全薬工業株式会社とライセンス契約を締結
PR TIMES / 2023年11月14日 18時15分
~アレルギー根治治療薬(動物用抗体医薬品)~
エピトマップ株式会社(本社:神奈川県相模原市、以下epitoMAP)及び動物アレルギー検査株式会社(本社:神奈川県相模原市、以下AACL)は、動物用抗体医薬品(犬用アレルギー根治治療薬:CRE-DR-B(*1))に関し、日本全薬工業株式会社(本社:福島県郡山市、以下ゼノアック)とライセンス契約(以下本契約)を締結致しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/87510/7/resize/d87510-7-000c9d874b1dacc4ac8f-3.jpg ]
本契約に基づき、ゼノアックは日本国内における臨床開発、製造及び販売を独占的に実施することとなり、犬アトピー性皮膚炎に代表されるアレルギー性疾患を対象に開発を推進します。既存薬剤ではアレルギーに因る痒みの緩和が主たる治療効果ですが、CRE-DR-Bによって、アレルギーを起こす原因細胞を排除することで、根本的なアレルギー治療が可能となります。日本発の動物用抗体医薬品の上市を目指して開発に取り組んで参ります。
epitoMAP及びAACLは、受領する一時金・マイルストン・ロイヤリティ(金額等は非公開)を、犬用アレルギー根治治療薬の海外展開、ヒト用アレルギー根治治療薬の開発及びユニバーサルコロナウイルス治療ワクチン(CoV-mMAP(*2))の開発に活用し、早期の事業化に向けて取り組んで参ります。
■ 日本全薬工業(株) 代表取締役社長 福井寿一のコメント
今般ライセンス契約に至りましたCRE-DR-Bは、犬アトピー性皮膚炎の根治治療薬として画期的な役割を果たすことが期待されています。動物アレルギー分野に深い知見を持つエピトマップ株式会社並びに動物アレルギー検査株式会社とのパートナーシップは心強く、今後の密接な協力体制によって一日も早い製品化を目指して参ります。
■ エピトマップ(株)、動物アレルギー検査(株) 代表取締役 増田健一のコメント
まずは、動物用アレルギー根治治療薬のシーズを、業界国内最大手の日本全薬工業株式会社へライセンス導出できたことを嬉しく思います。我々は、ヒトと動物に共通した疾患、共通部位をターゲットにすることで、ひとつの創薬シーズからヒトと動物の二つの医療分野で有効な薬剤の創出を目指しています。ワンヘルス創薬ベンチャーとして、ヒト用及び動物用製薬企業等との連携を加速し、後続のパイプラインの研究開発に努めて参ります。
■ CRE-DR-Bについて(*1)
オリジナル抗体であるCRE-DRは、ヒトと犬のIgEの両方に結合する、極めて稀な抗IgE抗体(*3)であり、また、血中IgEには結合せずIgE産生B細胞に結合することで、IgE産生細胞を直接駆逐します。また、肥満細胞上のIgEには結合しないため、抗IgE抗体医薬の副作用として問題視されるアナフィラキシーショックを理論上回避することができます。これらの特殊性を活かした医薬品開発のため、ヒト化抗体(CRE-DR-H)及び犬化抗体(CRE-DR-B)を作製し、ヒト用及び犬用のアレルギー根治治療薬を開発しています。どちらの抗体もその結合部位は同一であり、犬用医薬品の開発を通してPoCを示すことで、epitoMAPでは、ヒト用医薬品へ向けた開発を加速させていきたいと考えています。
(*3)論文 https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/iid3.531
■ CoV-mMAPについて(*2)
CoV-mMAPは、猫伝染性腹膜炎(FIP(*4))やCOVID-19を含む、動物とヒトにおけるすべてのコロナウイルスをターゲットとしたユニバーサルコロナウイルス治療ワクチンです。すべてのコロナウイルスに共通の部位を選定することで、各種の変異ウイルスや未知のコロナウイルスにも対応することが可能です。また、ワクチン接種や感染時に懸念される抗体依存性感染増強(Antibody-Dependent Enhancement, ADE)を低減化するように設計されています。
(*4)猫伝染性腹膜炎は、猫腸コロナウイルスが突然変異することで発症し、ほぼ100%死に至る病気です。
[画像2: https://prtimes.jp/i/87510/7/resize/d87510-7-91a330ed6949f1448736-4.jpg ]
【epitoMAPについて】
[画像3: https://prtimes.jp/i/87510/7/resize/d87510-7-9494fd29c767d639e648-0.jpg ]
エピトマップ株式会社は、理研人工ワクチン研究チーム(現、新興感染症ワクチン技術研究チーム)の研究成果を事業化するため2020年7月に設立されました。ワンヘルス創薬ベンチャーとして、ヒトと動物双方に効く治療薬とワクチンを開発しています。
URL:http://www.epitomap.co.jp/
【ゼノアックについて】
[画像4: https://prtimes.jp/i/87510/7/resize/d87510-7-7ad76fe38570db7c0059-3.png ]
日本全薬工業株式会社は、動物用医薬品等を製造、開発、輸入、販売する動物薬の国内最大手で、動物用医薬品分野におけるリーディングカンパニーとして全国展開しています。
URL:https://www.zenoaq.com
【AACLについて】
[画像5: https://prtimes.jp/i/87510/7/resize/d87510-7-f79d1ffa7e5ca95530b1-1.png ]
動物アレルギー検査株式会社は、2007年に設立された理研ベンチャーで、犬・猫のアレルギー・免疫検査、療法食販売を主業とし、全国7200超の動物病院へサービスを提供しています。
URL:http://www.aacl.co.jp/
【本件に関するお問い合わせ先】
エピトマップ株式会社
メール:info@epitomap.co.jp
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