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ブロックチェーン利用の個人データ記録管理フレームワーク “Document Eigen Framework” を開発

PR TIMES / 2018年5月15日 10時1分

~ *GDPR対応の検討を開始 ~

ブロックチェーン・プラットフォーマーをめざすカウラ株式会社(本社:東京都千代田区、CEO:岡本克司、以下「KAULA」)はブロックチェーン利用のドキュメント・データ管理ソリューションを拡張し、個人データの管理・運用アプリケーションを容易に作成するフレームワーク “Document Eigen Framework 以下「DEF」)を開発しました。DEFを利用することで顧客はブロックチェーンの知識に精通していなくても安全で効率的なアプリケーション作成が行えます。今後は、同フレームワークを使ったアプリケーションの開発および実証実験をパートナ様とのコラボレーションを拡充して行きます。



[画像1: https://prtimes.jp/i/24621/8/resize/d24621-7-896299-2.jpg ]


開発の背景
Kaulaは2016年から米国Factom社の独自の自律分散型台帳技術を利用したブロックチェーン・ソリューションの開発を国内でいち早く行ってまいりました。Factomはドキュメント・データの記録管理並びにドキュメント・データをベースにしたプロセス処理を効率的に行うことができ、これまでに保険や医療などの文書管理システムや土地の所有権など公的な記録管理システムに適用されています。昨年にはマイナンバーのアクセス記録の管理アプリケーションへの取り組みをご紹介しました。(https://kaula.jp/ja/2017/06/13/factomwithatrris/

また、Kaulaはドキュメント・データの記録管理アプリケーションのひとつである「自己管理型」個人データの管理システムの構築に取り組んでまいりました。これは、個人本人が登録した個人データを、本人が任意に、自己管理のもとに、サービス提供者に対して利用を許可できる仕組みです。
このなかで、自己管理型個人データの管理アプリケーションに共通のコア機能を抽出し、アプリケーション構築用のフレームワークDocument Eigen Framework 「DEF」を開発いたします。
事業者様は、同フレームワークを使用して独自のアプリケーションを構築・運用することができます。保存されたドキュメント・データの記録の改ざんや消失を排除することができ、記録の一貫性と透明性を担保できます。更に、個人情報の保護することができます。

製品の特長
同フレームワークは、個人データのハッシュ値などをブロックチェーン上に保存することにより、個人データの存在の証跡を確保すると同時に、改ざんを排除します。関与するステークホルダーには読み取り専用のアクセス権を発行します。また、必要に応じて個人データを暗号化して保管します。

第三者への個人データの開示にあたっては当該の個人が責任を負い(自己管理型)、妥当なアクセス権を付与することができ、また同時にプライバシーを確保します。さらに、自己管理モデルの拡張としての信託モデルもサポートします。
[画像2: https://prtimes.jp/i/24621/8/resize/d24621-8-465489-0.jpg ]

    図1:Document Eigen Framework構成図

機能概要


ドキュメントとデータの管理
存在の証跡管理はブロックチェーンで行います。
ドキュメントとデータの実体管理はデータストアで行います。
上記のアソシェーションを管理
ドキュメントとデータの 処理記録の管理
ドキュメントとデータへの アクセス権限の管理
ドキュメントとデータの 変更管理
「訂正、忘れられる権利など」プライバシのサポート(GDPR対応)
データストアは用途にあったものを選択可能

*GDPR(EU一般データ保護規則)への対応も予定しております。
*GDPR(General Data Protection Regulation)は、2018年5月に施行されるEU居住者の個人データの保護に関する新しい規則。個人データの処理と移転に関するルールを定めている。

今後の展開
KAULAは、DEFを利用したアプリケーションの第一弾として医療記録向けに特化した「メディカルパスポート(Medical Passport)」の実証実験およびそのリリースに向けた取り組みを行っております。メディカルパスポートは、利用者が登録した健康や医療に関わる各種データ(以下、保健データ等)を利用者が任意で医療機関や各種サービス提供者へ提供できる仕組です。
DEFを利用することで、ブロックチェーン、個人データの管理、データへのアクセス管理、プラバシーの保持などの特長をもつアプリケーションの開発およびサービスの提供が可能となります。
今回、メディカルパスポートの開発および実証実験において、パートーナー様を募集いたします。

提供開始:2018年6月下旬
提供形態:月額利用料を申し受けます。

また、その他の種類の自己管理型個人データアプリケーションの構築はお問い合わせください。

■カウラ株式会社の概要
名称:カウラ株式会社(KAULA, INC.)
URL:https://kaula.jp/
本社:東京都千代田区神田神保町2-9
概要:世界のブロックチェーンの先進企業や団体と連携し、ブロックチェーン・アプリケーション構築コンサルティング、記録管理やIoT分野でのサービスの開発、及びブロックチェーン教育事業を展開。
・Enterprise Ethereum Alliance(EEA)メンバー
・Factom Community TestNet "factomtokyo" の運用

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