ユーグレナグループ、さらなる生産技術開発と生産性向上を進める施設を石垣島の生産拠点内に新設
PR TIMES / 2018年9月11日 16時1分
~新規微細藻類の開発やミドリムシの効率生産へ、風力発電での社用車運用も~
株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、社長:出雲充、以下ユーグレナ社)とユーグレナグループの八重山殖産株式会社(本社:沖縄県石垣市、社長:中野良平、以下八重山殖産)は、八重山殖産敷地内に、ミドリムシなど微細藻類の先端的生産技術の研究開発を行う「先端生産開発棟」、両社のバックオフィスと実験設備を備えた「総合棟」、および生産設備の安定稼働を支える電気を供給する「電気室」の建設が完了し、10月1日(月)より本格的な運営を開始することをお知らせします。
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ユーグレナグループでは、グループの主要素材であるミドリムシ(学名:ユーグレナ)等の微細藻類の生産を八重山殖産の敷地内にて行っています。今回、微細藻類に関する先端的生産技術の研究開発を行う「先端生産開発棟」を建設(2017年8月28日付リリース)し、また老朽化した八重山殖産敷地内の各施設の刷新を行うことで、ミドリムシやクロレラなど各種微細藻類の生産効率の向上と安定化、ならびにさらなる研究開発および生産技術開発を行ってまいります。
<各施設の役割と特徴>
〇先端生産開発棟:ミドリムシを中心とした微細藻類の生産技術開発を主目的とした施設です。ミドリムシ特有の機能性成分であるパラミロンや燃料利用に可能な脂質など、目的に応じた特定の物質を高含有するミドリムシの生産方法の開発のほか、既存の生産技術研究所では難しかった大規模なテスト生産により、藻類生産工程のオートメーション化による効率的な生産体制の構築や新規微細藻類の生産技術の開発に取り組みます。
〇総合棟:八重山殖産のバックオフィス機能と、研究開発室や品質管理室などの研究や分析、実験スペースを備えた施設です。ユーグレナ社の要素技術の研究施設である既存の生産技術研究所と連結させることで、研究開発、品質管理、生産技術開発、先端的技術開発に携わる両社間のコミュニケーションをより深め、各機能の強化と連携、融合を促進します。
〇電気室:台風等に起因する一時停電への対応や各機械装置、設備の消費電力をモニタリングする自家発電システムを完備しており、生産設備稼働に不可欠な電力の安定供給や省電力化を推進することで、エコで安定的な微細藻類の生産を実現します。
また、上記のほか、フードセーフティやフードディフェンスの観点より、外部からの侵入や異物混入を防ぐための外壁を新築し、安心かつ安全な食品工場としての体制を強化しました。
なお、敷地内に、風力発電ベンチャーの株式会社チャレナジー※の垂直軸型マグナス風力発電機を2018年8月に設置し、実証試験を開始しています。この風力発電による電力をユーグレナ社の社用電気自動車に使用する予定です(2018年10月より開始予定)。※ユーグレナグループが運営参画する「リアルテックファンド」の投資先。
ユーグレナグループでは、八重山殖産敷地内の新施設の完成により、ミドリムシを含めた微細藻類のさらなる生産技術開発および革新を進め、素材の安定供給と低コスト化の実現、そして需要増加に伴う市場ニーズ多様化への対応を行っていきます。
<新生産体制概要>
■場 所:八重山殖産株式会社(沖縄県石垣市)
■新 設:総合棟、先端生産開発棟、電気室、コンプレッサー室、塀工事
■着 工:2017年8月
■竣 工:2018年8月
■本格稼働開始:2018年10月
■投資金額:約13億円
■面 積:建築面積:1,503.72 m2、延床面積:2,031.48 m2
<株式会社ユーグレナについて>
2005 年に世界で初めて石垣島で微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成功。石垣島で生産した微細藻類ユーグレナ・クロレラなどを活用した機能性食品、化粧品等の開発・販売を行うほか、バイオ燃料の生産に向けた研究を行っています。2012 年 12 月東証マザーズに上場。2014 年 12 月に東証一部市場変更。経営理念は「人と地球を健康にする」。
<八重山殖産株式会社について>
「世界中の人々の健康に貢献する企業」「沖縄が誇る美しい自然と調和、共生する企業」を理念として、クロレラ等の微細藻類の培養・生産を行っています。品質管理・品質保証の国際規格FSSC22000の認証、KOSHER(コーシャ)、HALAL(ハラール)の認証取得を取得し、安全で衛生的な高品質のクロレラ食品を世界に提供しています。 以上
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