長野県飯綱町のふるさと納税が2年で500%増!
PR TIMES / 2021年2月26日 15時15分
~秘策はまちづくり会社と農家の地域密着サポート~
*共同リリースのため、飯綱町と重複して配信される場合がございますが、あらかじめご了承ください。
2020年度に長野県上水内郡飯綱町に寄せられたふるさと納税の寄付額が、3億円超えと過去最高となりました。
同町のふるさと納税業務を代行するのは、地元の閉校した小学校を再活用した施設の運営を主目的に、2019年に設立されたまちづくり会社(株)カンマッセいいづな(本社:長野県上水内郡飯綱町、代表取締役:土倉武幸)です。
これまで町は、ふるさと納税業務を東京に本社を置く企業に委託していましたが、2019年度から町内事業者である(株)カンマッセいいづなが受託。変更からわずか2年で大幅アップを成し遂げたのには、地元のまちづくり会社ならではの地道な秘策がありました。
[飯綱町ふるさと納税額の推移]
2018年度:約5,800万円
2019年度:約1億6,000万円(前年比約3倍)
2020年度:約3億円(前年比約2倍)
[画像: https://prtimes.jp/i/61512/9/resize/d61512-9-324144-0.png ]
飯綱町の返礼品は、その8割が名産品であるりんごです。しかし、ふるさと納税に協力するりんご農家は、50軒にも満たない状態でした。その理由を調べてみると、ふるさと納税は、選果や箱詰めなどの作業を自身で行う必要があり、人手が足りない小規模農家や高齢の農家は参入できず、寄付者はいても、協力農家不足で返礼品のりんごが足りない、という不本意な状態であることがわかりました。そこで、(株)カンマッセいいづなが取り組んだのは、地元企業ならではの顔が見える密なコミュニケーションでした。
秘策1.農家さんの負担をバックアップした
カンマッセいいづなが複数の小規模農家のりんごを買い上げ、箱詰めから出品までを請け負うことで、農家の負担を軽減。これにより、返礼りんご不足が解消したほか、農家にとっても新たな販路による増収となり、喜ばれました。次年度は、こうした農家さんを増やしていきます。
秘策2.農家さんとのコミュニケーションを増やした
地元農家さんに安心していただけるようにと、ふるさと納税説明会の開催や農家めぐりなど、直接、顔を合わせる機会をつくる丁寧なコミュニケーションを心がけました。これにより、徐々に農家さんから販路の相談や新商品の提案などが寄せられるように。例として、市場では引き取ってもらえない小玉のりんごに困っていた農家に、都会向けに、「丸かじりにオススメ!として出品してみよう」とアドバイスしたところ、数日で完売することができたというケースがありました。その後は、ことある毎に顔を出してもらえるようになるなど、地元からの信頼を得ることができてきています。こうした地元に寄り添ったコミュニケーションが少しずつ実を結び、協力農家を増やすことにつながりました。
秘策3.定期便により販売回数を増やした
飯綱町のりんごは、青森県に比べて生産量は少ないものの、りんご栽培の北限といわれる標高の高さと寒暖差で、身が引き締まって味が良いとその名を馳せています。りんごは秋のイメージですが、夏に収穫できる早生種、秋の初めの中生種、ふじなどの晩生種と収穫時期は幅広く、町内では約50種類が栽培されています。めずらしいりんごが旬のタイミングで届く定期便は、寄付者にとってはお楽しみとなり、人気となりました。
また、飯綱町は米も美味しく、皇室献上米に選出された特Aランクで、隠れた名産品として人気があります。この美味しい米が1か月ごとなど定期的に届く商品を増やしたところ、巣ごもり需要もあって人気商品となました。これは、農家にとっても定期的な収入につながっています。
株式会社カンマッセいいづなについて
飯綱町のまちづくり会社として、2019年5月に設立。いいづなコネクト両施設の管理・運営のほか、町の活性化とイメージアップに向けた事業を行っている。社名のカンマッセは、「かんます」という長野地域の方言から。意味は、かき混ぜる。老若男女、地元と移住者、地域、未来など、あらゆるご縁をかき混ぜてつないでいく、という心意気を表している。
【会社概要】
会社名:株式会社カンマッセいいづな
所在地:長野県上水内郡飯綱町大字赤塩2489
代表者:土倉武幸
設立:2019年5月9日
URL:https://canmasse.co.jp
事業内容:まちづくりに関わる全般
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