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診療明細書をチェックしてお医者さんともっと話そう!連合が「医療」についてのワークショップを開催

PR TIMES / 2018年9月21日 12時1分

歌手のぽこたさんや専門家ら4名が登壇

連合は、医療について考えるイベント「教えて!医療の摩訶不思議! 診療明細書って、なんだろう?」を9月12日(水)に毎日ホールで開催しました。



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 当日は、多くの熱狂的な女性ファンをもち、精力的に全国ツアーを行っている歌手の「ぽこた」さん、Webを中心にさまざまなメディアで活躍する「ナオキ兄さん」のお二方と、勝村久司氏(連合「患者本位の医療を確立する連絡会」委員)と真野俊樹氏(中央大学ビジネススクール教授、医師)のスペシャリスト2名を含む4名が登壇しました。会場には医療に関心を寄せる約180名の一般聴講者が参加しました。イベントは上記のぽこたさんと、俳優/振付師として活躍している「ゲッツ」さんによる医療の「あるある」をテーマにしたコントを軸に専門家から解説するという流れで進行し、会場は何度も参加者の笑い声に包まれました。

 最初のテーマ「この紙、なんだろう?」では、診療明細書について勝村氏から「2006年10月以前は病院から領収証さえもらえなかった。現在では、ほとんどの医療機関で領収証と診療明細書の2種類の発行が義務化された。診療明細書には、どのような検査を行い何の薬を出したのか等が詳しく記載されており、患者の『知る権利』は少しずつ広がってきている」と説明がありました。更に診療明細書は、請求ミスや不正請求のチェックになる、セカンドオピニオン等の際に他医に説明しやすい、生命保険金の請求時に診断書の代わりに使える場合があるなど様々なメリットが紹介され、保存することの重要性が語られました。

 続いてのテーマ「医療がわかりづらい理由」では真野氏より経済学の観点からその理由が語られました。まず、基本的に医療費は7割を国が払い3割しか自己負担がないため安く感じられるので、そもそも医療のことを気にする機会が少なかったことと、医療費を国がコントロールしているため今まで経済学者があまり分析してこなかったことを挙げました。その上で「医療費が年々増大し国の財政が圧迫されている。今後は考えなくてはならない」と語りました。更に、患者側が費用の基準が分からなかったことについて、「診療明細書などで患者側にも判断基準ができつつある。これからは医師にお任せではなく、患者側も気になった点は医師に質問してほしい。そのことが医療の発展につながる」と述べました。

 続いて、「なぜ『労働組合』の連合が医療についてのイベントを実施するのですか?」というナオキ兄さんからの問いかけに、勝村氏は「連合は患者本位の医療を実現するため、患者の立場、労働者の代表として国の審議会に出席し、医療政策に関わっているからです」と述べました。

 また、イベントの模様はネット上で生中継され、視聴者からコメント投稿などが多数寄せられました。
その中から「診療明細書を要求しても貰えなかった場合、どうすればいいか?」という質問には、勝村氏が「患者が請求した場合には医療機関は出さなければならないきまり。それでももらえない場合は、今後お互い協力して良い医療を作れないと思うので病院を変える等を検討してください」とアドバイスしました。

 会場の質疑応答コーナーでは、「診療明細書をみて、その値段が妥当かをどこに聞けばいいのか?」という質問があり、勝村氏から「医療の値段は国が決めているのでお医者さんに聞いても解決しない。ご自身が受けた医療行為の値段に対して気付いたことがあったら、国に政策提言している『連合』に相談してみてください。そういった声が医療の発展につながっていきます」と回答しました。

 最後に、出演者それぞれから、「お医者さんに気になった点を伝えるという事が大事でその貴重なツールとして診療明細書を利用していきたい」(ナオキ兄さん)、「事故や重い病気にかかった時のために診療明細書はしっかり保存しておきたい」(ぽこたさん)、「皆さんの意見の積み重ねが良い医療を創っていくので意見を言っていきましょう」(勝村氏)、「今はインターネットで誰でも声を挙げやすい時代です。医療についてどんどん意見を言ってほしい」(真野氏)とのコメントがあり、イベントを締めくくりました。

 イベント終了後、ぽこたさんのツイッター(@pokotaegamyer)には、「普段何気なくもらっていた診療明細書の役割がわかりました」、「なかなか知る機会が少ないテーマ。自分で理解することの大切さを学びました」、「毎月定期健診に行かなければならない身としては本当に勉強になった」、「病院勤務しています。患者さんが自分の現状や希望を伝えやすい医療従事者になりたいと思いました」などのコメントが寄せられました。

 連合では、今後も「医療」をはじめ生活に身近な問題改善のため、様々な活動を行ってまいります。

※当日の様子
https://www.facebook.com/jtuc.rengo/videos/724103421273636/

〈この件に関する一般の方からのお問合せ先〉
「連合(日本労働組合総連合会)」広報局
TEL:03-5295-0538  FAX:03-5295-0535
担当:越智

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