終活を実行している方は5%! きっかけは「家族に迷惑をかけたくないから」と約62%が回答
PR TIMES / 2020年10月9日 16時15分
相続弁護士ナビでは、15歳以上の男女1000名を対象に、終活に関するアンケートを実施しました。アンケート結果をもとに、終活の実施状況・取り組み内容・終活を始めるべきタイミングなどの調査内容を紹介します。
■アンケート結果サマリー
実際に終活をしている方は5.2%と非常に少ないが、約50%の方は興味を持っている
全体のうち無宗教者が占める割合が圧倒的に多いものの、宗教信仰者の方が終活を意識している
終活では「預貯金・保険・貴重品などの管理」に関する取り組みが最も多い
終活を始めるきっかけは「家族に迷惑をかけたくないから」という理由が多い
終活に関する相談は、専門家よりも親友・友人にする方が多い
終活を始めるタイミングは「興味を持ったとき」という回答が多いが、実際に興味を持っていても実行にまで移せていない方も多い
■実際に終活をしている方はわずか5.2%
終活の実施状況について尋ねたところ、「実際に終活をしている」という回答はわずか5.2%という結果でした。
ただし「終活をしてはいないが興味はある」という回答も46.2%あり、全体の約半数は終活に興味を持っていることが分かります。
[画像1: https://prtimes.jp/i/32382/10/resize/d32382-10-287453-0.jpg ]
終活はしていないが興味はある:46.2%
終活をしておらず興味もない:34.9%
終活を知らない:13.7%
終活をしている:5.2%
■全体の85.3%が「宗教を信仰していない」と回答
[画像2: https://prtimes.jp/i/32382/10/resize/d32382-10-934806-1.jpg ]
宗教の信仰に関する調査では、「何も信仰していない」という回答が85.3%(853名)、「宗教を信仰している」という回答が14.7%(147名)という結果でした。
ちなみに無宗教者のうち「終活をしている」「終活に興味がある」と回答したのは413名(48.5%)、宗教信仰者の場合は101名(68.7%)と、無宗教者に比べて宗教信仰者の方が終活を意識している傾向があります。
宗教を信仰している:14.7%
宗教を信仰していない:85.3%
■終活では「預貯金・保険・貴重品などの管理」に関する取り組みが最多
「終活をしている」「終活に興味がある」という方を対象に、現在取り組んでいる内容・興味のある取り組みを尋ねたところ、「預貯金・保険・貴重品などの管理」という回答が61.5%で最多でした。
それに次いで「エンディングノート」が47.5%、「葬儀・お墓」が35.3%と多く、一方で「遺言」は19.0%、「介護」は17.3%、「デジタル遺産」は10.3%と、比較的少ない傾向にあります。
[画像3: https://prtimes.jp/i/32382/10/resize/d32382-10-549877-2.jpg ]
預貯金・保険・貴重品などの管理:61.5%
エンディングノート:47.5%
葬儀・お墓:35.3%
治療方針・延命治療:25.0%
定年後の生活の設計:23.0%
不動産相続:20.0%
遺言:19.0%
介護:17.3%
デジタル遺産:10.3%
その他:2.3%
■終活のきっかけは「家族に迷惑をかけたくないから」が62.5%で最多
「終活をしている」「終活に興味がある」という方を対象に、終活に興味を持ったきっかけを尋ねたところ「家族に迷惑をかけたくないから」という回答が62.5%と最多で、「健康なうちに整理したいから」が57.5%、「いつ何が起こるか分からないから」が56.5%と続きました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/32382/10/resize/d32382-10-767011-3.jpg ]
また「これからの人生をよりよくしたいから」という回答も15.8%あり、終活をポジティブに捉えて取り組んでいる方も若干数いることがうかがえます。
家族に迷惑をかけたくないから:62.5%
健康なうちに整理したいから:57.5%
いつ何が起こるか分からないから:56.5%
人生の終わりについてしっかり決めておきたいから:27.8%
これからの人生をよりよくしたいから:15.8%
家族の相続などで苦労したことがあるから:14.0%
その他:0.5%
■終活で最も選ばれる相談先は「親友・友人」
「終活をしている」「終活に興味がある」という方を対象に、終活の相談先について尋ねたところ、「親友・友人」という回答が32.5%と最多でした。
[画像5: https://prtimes.jp/i/32382/10/resize/d32382-10-225732-4.jpg ]
弁護士や終活カウンセラーなどの専門家に頼るよりも、普段から自分のことをよく知っていて馴染みのある人間に頼る方が多いことが分かります。
親友・友人:32.5%
弁護士・司法書士・税理士・行政書士:25.5%
終活カウンセラーなどの終活専門家:13.3%
お寺・葬儀社:12.0%
自治体:10.5%
その他:2.3%
■全体の39.6%が「終活は興味を持ったときに始めるべき」と回答
終活を始めるタイミングを尋ねたところ、「興味を持ったとき」という回答が39.6%と最多でした。
[画像6: https://prtimes.jp/i/32382/10/resize/d32382-10-375079-5.jpg ]
ただし「興味を持ったとき」と回答した方のうち「興味を持っているけどやっていない」という方も167名おり、終活の重要性を理解していながら実行にまで移せていない方もいることが分かりました。
20代:4.5%
30代:2.6%
40代:3.6%
50代:8.5%
60代:17.6%
70代:11.7%
80代以上:2.7%
興味を持ったとき:39.6%
親の終活を始めるとき:2.7%
その他:6.6%
■まとめ
アンケート結果によると、世間における終活の認識が広がっている一方で、実際に実行できている方はほんのわずかであることが分かりました。
親友や友人の力を借りて進めるのも一つの手段ではありますが、それでも専門家に比べるとサポート力は劣ります。残される家族のためにも、終活をする際は弁護士や終活カウンセラーのような専門家の力を借りた方がスムーズでしょう。
詳しい内容はこちら:https://souzoku-pro.info/magazine/38/
■調査概要■
『相続弁護士ナビ』調べ
実施期間:2020年9月
対象者:15歳以上の男女1000人
調査方法:webアンケート[FN1]
【本件に関するお問合せ先】
株式会社アシロ 担当:編集部
メールアドレス:marketing@asiro.co.jp
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