ユナイテッド・イミュニティ、アステラス製薬子会社Xyphos社とナノテクノロジーを活用した次世代がん免疫薬の共同研究契約を締結
PR TIMES / 2021年1月14日 12時45分
[画像: https://prtimes.jp/i/41228/10/resize/d41228-10-258555-0.png ]
ナノテクノロジー応用がん免疫薬(ナノ免疫薬)に特化した創薬ベンチャー企業のユナイテッド・イミュニティ株式会社(三重県津市 代表取締役 原田 直純)は、難治性がんに有効な次世代がん免疫薬の創製を目的として、アステラス製薬株式会社(本社:東京都中央区)の子会社であるXyphos Biosciences, Inc. (所在地:米国カリフォルニア州)との共同研究契約を2020年12月に締結いたしました。
ユナイテッド・イミュニティ株式会社はナノテクノロジー応用がん免疫薬(ナノ免疫薬)に特化した創薬ベンチャー企業で、京都大学大学院工学研究科と三重大学大学院医学系研究科の長年の医工連携研究の成果を実用化すべく設立され、次世代ナノ免疫薬の基礎研究から臨床応用まで幅広く取り組んでいます。本共同研究は、当社と関連大学が培ったナノ免疫薬技術とがん局所の免疫微小環境の理解(Cold tumor問題)に基づき、現行の治療法では治療効果が上がらない難治性がんにも有効な次世代がん免疫薬の創製に、Xyphos社と共同で鋭意、取り組んでまいります。
以上
本共同研究に対するユナイテッド・イミュニティ株式会社 代表取締役 原田 直純のコメント
ナノテクノロジーを駆使した抗がん剤やがん免疫薬の開発は、海外ではオンコロジー分野におけるホットな領域の一つとなりつつあります。当社独自のナノ免疫薬技術とXyphos社のがん免疫療法技術のシナジーから、臨床有用性の高い次世代ナノ免疫薬の迅速な創製が強く期待されます。
Xyphos Biosciences, Inc.について
Xyphos Biosciences, Inc.は、米国カリフォルニア州サウスサンフランシスコを拠点とし、CAR(キメラ抗原受容体)-免疫細胞療法に関する技術プラットフォームであるACCELTM技術を特徴とする会社です。ACCELTM技術は、受容体を発現させたナチュラルキラー(NK)細胞やT細胞といった免疫細胞(convertibleCAR(R)細胞)と、攻撃標的であるがん抗原を認識する抗体をリガンドタンパクと融合させた抗体-リガンド融合タンパク(MicAbody)を投与して治療する技術です。攻撃対象となるがん細胞の特徴に応じて、MicAbodyを取り替えたり、複数使用することで、convertibleCAR(R)細胞に異なるがん抗原や複数のがん抗原を認識させ、様々ながん細胞を攻撃することができます。従来のCAR-T細胞療法で見られる副作用も低減できると期待されます。同社は、2017年に設立され、2019年12月にアステラス製薬が買収し、アステラス製薬の完全子会社となりました。Xyphos Biosciences, Inc.の詳細については、(https://www.xyphosinc.com/)をご覧ください。
アステラス製薬株式会社について
アステラス製薬は、世界70カ国以上で事業活動を展開している製薬企業です。最先端のバイオロジーやモダリティ/テクノロジーの組み合わせを駆使し、アンメットメディカルニーズの高い疾患に対する革新的な医薬品の創出に取り組んでいます(Focus Areaアプローチ)。さらに、医療用医薬品(Rx)事業で培った強みをベースに、最先端の医療技術と異分野のパートナーの技術を融合した製品やサービス(Rx+(R))の創出にも挑戦しています。アステラス製薬は、変化する医療の最先端に立ち、科学の進歩を患者さんの価値に変えていきます。アステラス製薬の詳細については、(https://www.astellas.com/jp/)をご覧ください。
ユナイテッド・イミュニティ株式会社について
当社は、ナノテクノロジーと免疫療法(対がん・対ウイルス)を融合したナノ免疫薬の実用化を目指す、世界的にもユニークなベンチャー企業です。以下の疾患分野における新薬の実用化に取り組んでいます。
がん:がんの大部分は、標準治療や最新がん免疫薬に抵抗性の難治性がんが占めており、がん分野における世界的な重要課題となっています。当社のT-ignite(R)シリーズを初めとする独自のナノ免疫薬技術は、がんの内部から免疫を活性化し、治療感受性のがんに変換します。これにより、併用する他の免疫薬の奏効率向上や生存期間延長といった効果が期待されます。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19):新型コロナウイルスがもたらすパンデミックによる人命損失、医療崩壊危機、経済後退が全世界的課題となっています。ナノテクノロジーを応用した高性能・安全で流通容易なワクチンを迅速開発し、このパンデミックの終結に貢献します。
本件に関するお問い合わせ先
ユナイテッド・イミュニティ株式会社(担当 原田)
http://unitedimmunity.co.jp/contact/
メール info@unitedimmunity.co.jp
電話 059-231-5484
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
PRISM BioLab、小野薬品工業とのライセンス契約締結のお知らせ
PR TIMES / 2024年4月25日 15時0分
-
KIIがナノテクノロジーを活用した次世代抗がん剤の開発を行うRed Arrow Therapeuticsに出資
PR TIMES / 2024年4月23日 18時15分
-
4月26日、記者会見実施のお知らせ 「第5のがん治療法の確立を目指して」 ~再生医療(間葉系幹細胞)を用いた医師主導治験~
Digital PR Platform / 2024年4月23日 14時5分
-
CDR-Lifeとダッソー・システムズが連携してがん治療を目的とした科学イノベーションを推進
PR TIMES / 2024年4月5日 16時40分
-
コーポレートベンチャーキャピタル「大鵬ベンチャーズ」AMED「創薬ベンチャーエコシステム強化事業」に採択
共同通信PRワイヤー / 2024年4月1日 10時0分
ランキング
-
1サイゼリヤ、ギリギリ「国内黒字化」も残る難題 国内事業の利益率0.05%、値上げなしで大丈夫か
東洋経済オンライン / 2024年4月24日 7時30分
-
2山手線沿線の再開発が進む 「新宿、渋谷、品川」駅の工事はいつ終わるのか
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月25日 7時10分
-
3【速報】1ドル=155円を突破 円安止まらず 日米金利差「縮まらない」見方から円売り・ドル買い強まる
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年4月24日 21時19分
-
4イトーヨーカドー、祖業のアパレル復活なるか アダストリアとの新ブランドが生んだ“相乗効果”
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月25日 10時0分
-
5過度の変動望ましくない、動向注視し万全の対応行う=円安で官房長官
ロイター / 2024年4月25日 11時35分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください