白井グループがAI配車システムを用いた紙おむつの効率的回収事業を開始
PR TIMES / 2021年11月18日 13時57分
~凸版印刷が八王子市と町田市で実施する東京都モデル事業に参画~
白井グループ株式会社(東京都足立区 代表取締役:白井 徹)は、凸版印刷株式会社(東京都文京区 代表取締役:麿 秀晴)が受託した東京都モデル事業「家庭用紙おむつの効果的回収と完結型リサイクル事業*1」に参画し、八王子市と町田市において紙おむつリサイクルの低炭素型回収コースをAI配車システムを用いて最適化します。
*1:令和3年度東京都モデル事業「使用済み紙おむつのリサイクル推進に向けた実証事業」の一つとして採択されました。
家庭から廃棄される紙おむつは、従来、可燃ごみとして回収されていました。本事業では、紙おむつの素材であるパルプとプラスチックを再生原料にリサイクルします。このため、従来の可燃ごみとは別の車両で回収し、再生工場まで運搬する必要があります。八王子市と町田市は本事業では紙おむつ回収のモデル地区を各々設定し、従来の可燃ごみと紙おむつを両市の委託企業が回収します。
白井グループは、両市において、紙おむつのみを選択的に回収した場合の最短ルートを、2014年から実用しているAI配車システム*2で計算します。これらの結果を総合して、両市をまたぐ広域回収のシミュレーションを行うとともに、両市が各々全域に適用した場合の必要車両台数を試算します。
*2:同システムは約2000の排出事業者が回収依頼する可燃ごみ、不燃ごみ及び資源物を、排出曜日ごとに異なる約150コースをAI配車システムで計算し、2014年から手作業に比べ10%以上の削減効果を出しています。
一般的に、リサイクルを推進するために、廃棄物を種類ごとに分別排出する取り組みが全国の自治体で進められています。この実効性を高めるためには、 (1)一括して回収後に再度分別する、(2)種類ごとに車両を配車する、の二つの方法があります。いずれの方法も実態としてはさらなる経済性の向上が重要になっています。(2)の分別回収では、紙おむつに限らず、廃プラスチック等にもこのことが当てはまります。このような分別回収のケースについて、最も経済的なコースで回収することで、追加の車両や重複ルートを省くことができます。このため、移動に伴う二酸化炭素排出量を削減できます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/45922/11/resize/d45922-11-47f9e4bf70ca0492d134-2.png ]
白井グループは、廃棄物処理依頼の電子化*3、RFIDとブロックチェーンを用いたトレーサビリティ検証*4を進めています。それらの成果を統合して、令和4年度からは静脈物流のさらなるDX化を加速していきます。
*3:経済産業省・新連携事業:事業名称「デジタル資源循環」,URL: https://gomi.tokyo
*4:令和3年・事業系廃棄物3Rルート多様化に向けたモデル事業の中で「革新的IoT型DX管理による資源循環の見える化促進事業」(受託統括企業:ダイナックス都市環境研究所)
【白井グループについて】
社名 :白井グループ株式会社
代表 :白井 徹
所在地 :東京都足立区入谷5-16-28
URL :https://www.shirai-g.co.jp/
事業内容 :
白井グループは、「都市の静脈インフラを再構築する」ことをミッションとして掲げ、ITやAIなどを積極的に活用し廃棄物ビジネスの革新を目指しています。具体的には、廃棄物処理を受け付ける情報プラットフォーム事業や、配車台数を削減するAI配車システムなどを事業化しています。今回は社会として廃棄物量を削減するためのサーキュラーエコノミー事業です。
[画像2: https://prtimes.jp/i/45922/11/resize/d45922-11-3779a44747633d758c5f-1.jpg ]
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