第9回「日本FP学会賞 受賞論文」発表!!

PR TIMES / 2014年9月16日 11時43分

~9月13日(土) 慶應義塾大学 日吉キャンパスにて~

 個人の資産設計や資産管理といったファイナンシャル・プランニングの理論的基盤となるパーソナルファイナンスの学問的体系の確立を目指している日本FP学会(会長:貝塚啓明)は、9月13日、慶應義塾大学 日吉キャンパス内で、栄えある第9回「日本FP学会賞」(日本FP協会共催)を発表、受賞者を表彰いたしました。

 今回、以下の論文が選ばれました。

 ■優秀論文賞
 冨田 有哉氏(とみた ともや/あいおいニッセイ同和損害保険株式会社)
 論文名:巨大災害リスクとCAT ボンドリターンの時系列分析 
     -保険市場と資本市場におけるCAT ボンドの可能性-
 
 ■審査委員賞
 荒木 千秋氏(あらき ちあき/株式会社三菱東京UFJ銀行)
 論文名:家計の金融資産選択について

 「日本FP学会賞」は、日本FP学会が、パーソナルファイナンスに関する分野で独創的で優れた研究を表彰し、若手研究者・実務家への支援を通じて、当該研究の振興に資するとともに、将来に向けたパーソナルファイナンス研究の担い手の育成を目的としたものです。2006年9月に第1回の賞を発表し、今回が9回目となります。
 今回も応募の中から厳正な審査が行われましたが、優秀論文賞が1点となり、最優秀論文賞、各奨励賞は該当者なしという結果になりました。なお、前回に続き、各奨励賞に次ぐ賞として、審査委員賞を設け授賞することとしました。
これにより1点が選出され、表彰状、研究奨励金がそれぞれ授与されました。

 表彰式では、貝塚 啓明日本FP学会会長によって各賞受賞者への表彰状、研究奨励金目録の授与が行われ、受賞者の皆様には会場からの暖かい拍手が送られました。
 また、貝塚 啓明会長が各受賞論文の祝辞を述べ、伊藤 宏一日本FP学会理事が講評と次回への期待を込めたコメントで締めくくりました。

 今回発表いたしました、受賞論文要旨及び第10回「日本FP学会賞」の概要は次頁以降をご覧ください。

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受賞論文要旨
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■優秀論文賞
巨大災害リスクとCAT ボンドリターンの時系列分析-保険市場と資本市場におけるCAT ボンドの可能性-
冨田 有哉(とみた ともや)

 本稿では Swiss Re 社のCATボンドインデックスを用いてCATボンドリターンと伝統的資産(株、債券)のリターンについての時系列分析を行い、さらに巨大災害の発生とCATボンドリターンの関連性についての分析を行った。CATボンドは伝統的資産との相関が低く、比較的低リスクで安定した高いリターンが得られるということを示すことができた。また、VARモデルでCATボンドリターンと伝統的資産のリターンとVIX指数との回帰を行った結果、CATボンドリターンはそれらの影響をほとんど受けないことがわかった。つまり、CATボンドは伝統的資産とは異なる資本市場とは独立した動きをするため、CATボンドを保有することによって高いポートフォリオ分散効果を得ることができると言える。実際、巨大災害の発生により元本を毀損することもあるが、2008年の金融危機の影響は比較的軽微であった。CATボンドは再保険市場の引受キャパシティを補完するツールとして期待されているだけでなく、投資対象としても魅力的な商品であり、資本市場においても大きな期待ができる。

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