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LeapMind、ディープラーニングチップ向け開発環境「Blackstar SDK」を8月から提供開始

PR TIMES / 2017年4月20日 11時12分

~ディープラーニングのコンパクト化・シンプル化を実現~

ディープラーニング技術を活用した企業向けのソリューションを提供する、LeapMind株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役CEO:松田 総一、以下LeapMind)は、ディープラーニングの計算処理の高速化、省電力化を手のひらサイズの計算処理装置で実行できる、エッジコンピューティング向けディープラーニング開発環境「Blackstar(ブラックスター)SDK」を8月から提供開始する予定です。



[画像1: https://prtimes.jp/i/16656/12/resize/d16656-12-595636-1.jpg ]

現在、ディープラーニングのような巨大なプログラムを実装し動かすためには、GPUなどを用いた大量のコンピューティングリソースが必要です。今後、IoTデバイスなどの普及によるエッジコンピューティングの世の中を実現するためには、ディープラーニングの計算処理の向上や省電力化、計算処理装置のコンパクト化は必要不可欠な課題となっています。
LeapMindは、ニューラルネットワークをハードウェア用に最適化することで小さいチップの上に高度なネットワークを載せることを実現し、独自に開発したアルゴリズムをチップへ実装したディープラーニング開発環境「Blackstar SDK」を8月から提供開始する予定です。

■「Blackstar」コンセプト概要
Blackstarは、自社独自に開発したアルゴリズムをチップへ実装可能にした独自技術です。手のひらサイズの小型計算処理装置に搭載することを前提としたエッジコンピューティングをCPU+FPGAや、カスタムチップのIPなどで実現します。
様々なデバイスに簡単に接続することができ、デバイスにディープラーニングの知性を与える「脳」のような役割を果たします。デバイス自体に内蔵、組み込みだけでなくWi-fi通信などによる接続も可能です。


[画像2: https://prtimes.jp/i/16656/12/resize/d16656-12-634223-2.jpg ]

さらにビッグデータを必要とするディープラーニング(AI)技術と異なり、LeapMindが提供するディープラーニングプラットフォーム「JUIZ」(年内リリース予定)のアプリケーションストアからBlackstarにディープラーニング専用アプリケーションをインストールすることが可能です。また、アプリケーションによって回路を書き換えることができるため、チップの処理能力を最大限に活用することができます。

■「Blackstar」の特徴
1. 組み込みデバイスなどの低スペック環境でもディープラーニングが利用可能
 GPUより省電力であり、PCI-Expressの広帯域なインターフェイスが必要ないため、ドローンなどのデバイスでも搭載が可能。

2. ディープラーニングを高速に処理できる
 CPUのソフトウェア処理と比べて、FPGAを用いてディープラーニングのニューラルネットワークをハードウェアで実装しているため、通常のソフトウェアよりも速い。

3. ディープラーニング専用アプリケーションが搭載可能
 アプリケーションによって回路を書き換えることができるため、チップの計算を最大限に活用することができ、チップを利用する開発者は、ディープラーニングの知識がなくても用意に高度なネットワークを用いたアプリケーションを開発できる。

■鎌田富久氏のアドバイザー就任に関して
この度、鎌田富久氏が弊社のアドバイザーに就任するとともに、株主として参画していただくことになりました。
鎌田氏は、ACCESS社の共同創業者として、NTTドコモの「iモード」向けの携帯電話ブラウザなど、
CPUやメモリの制約の厳しい家電機器向けに高度な「組み込みブラウザ」を実現し、世界をリードしました。
その経験や知見を活かしてアドバイスをしていただくことで、LeapMindのあらゆる機器への「組み込みAI」の
更なる事業拡大を図ってまいります。

プロフィール:鎌田 富久(かまだ とみひさ)
[画像3: https://prtimes.jp/i/16656/12/resize/d16656-12-226143-0.jpg ]


TomyK代表/株式会社ACCESS共同創業者
東京大学大学院 理学系研究科情報科学 博士課程修了。理学博士。東京大学在学中の1984年にソフトウェアのベンチャー企業ACCESS社を設立。組込み向けTCP/IP通信ソフトや、世界初の携帯電話向けウェブブラウザなどを開発。携帯電話向けのコンパクトなHTML仕様「Compact HTML」をW3C(World Wide Web Consortium)に提案するなど、モバイルインターネットの技術革新を牽引した。2001年に東証マザーズに上場し、グローバルに事業を展開。2011年に退任。その後、スタートアップを支援するTomyK(http://tomyk.jp/)を設立し、ロボットベンチャーSCHAFT(米Googleが買収)の起業を支援するなど、IoT(Internet of Things)、ロボット、AI、宇宙、ゲノム、医療などのテクノロジー・ベンチャーを多数立ち上げ中。

■今後の展望
Blackstar上のディープラーニングモデル精度の向上/計算量圧縮などの研究を更に進め、学習済みパッケージモデルをより幅広くしていきます。またBlackstarを様々なデバイスで適用し普及させていくことで、ディープラーニング技術を生活の中に浸透させ、センサーノードなどの各IoTデバイスがそれぞれ計算をするようなエッジコンピューティングが進んだ世の中へと押し進めます。

■LeapMindについて
LeapMindはディープラーニング技術を「コンパクトに、シンプルに」することで誰でも簡単に使えるプラットフォームを作り、複雑で煩雑な技術を使いやすい形にして実社会に還元させ、世の中を一歩先に進めます。小さいコンピューティング環境でも稼働するアルゴリズムやニューラルネットワークの圧縮/最適化などの技術を保有し、硬貨サイズのCPU環境でもディープラーニング環境を動かせるようコンパクトにすることでIoTやロボットへの技術適用を可能にし「すべてがつながる世界」を実現します。

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※「ディープラーニング」とは
ディープラーニングは機械学習アルゴリズムの1つで, 人間の脳を模した構造をもつニューラルネットワークを多層に重ねた構造をもちます. ディープラーニングの大きな特徴は, 多段に重ねることによって抽象的なテ゛ータの表現を獲得することができる点で, 真の人工知能への第一歩であると考えられております。
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【会社概要】
LeapMind株式会社
本社:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-15-3 土屋ビル3F
代表者:代表取締役CEO 松田 総一
設立:2012年12月
Tel:03-5778-9948
URL:http://leapmind.io

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