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Nexperia、48V車載/高電圧バス回路向けに業界初の80V抵抗内蔵トランジスタ(RET)を発表

PR TIMES / 2021年1月13日 14時45分

スパイクやパルスに余裕を持って対応

必要不可欠な半導体のエキスパートであるNexperia(本社:オランダ、ナイメーヘン)は、業界初の80V抵抗内蔵トランジスタ(RET)ファミリを発表しました。48V車載ボード・ネット(マイルド・ハイブリッド車、電気自動車など)やその他の高電圧回路は大きなスパイクやパルスの影響を受けやすく、以前の50V部品では対応が不可能でしたが、新製品のRETすなわち「デジタル・トランジスタ」は、こうした問題に対し十分な余裕を提供します。



[画像: https://prtimes.jp/i/46678/12/resize/d46678-12-870668-0.jpg ]

RETはトランジスタと同じSOT23(Ptot:250mW)やSOT323(Ptot:235mW)パッケージにバイアス抵抗ならびにバイアス・エミッタ抵抗を内蔵しているため、スペースと製造コストの節減を可能にします。ダブルRET(2つのトランジスタと2つのマッチング・バイアス抵抗ならびにバイアス・エミッタ抵抗)もSOT363パッケージで提供され、全許容損失(Ptot)が350mWで、さらに高い統合度とスペース節減を可能にします。

新シリーズ(NHDTxとNHUMx)はPNP / NPN接合の42製品で構成されています。また、新シリーズはNexperiaの50V製品と同等のバイアス抵抗を組み合わせています。最大電流は100mAで、AEC-Q101に準拠しています。

Nexperiaのプロダクト・グループ・マネージャのFrank Matschullatは、次のようにコメントしています。「EVアプリケーションの設計エンジニアはNexperiaの新しいRETの使用により回路設計の簡素化、PCBスペースの節減、ピックアンドプレース時間の短縮、信頼性向上が可能になることから、自信を持ってシステムの将来を保証できます。これらの新しい高電圧デバイスは48V車載回路ドライバ・アプリケーションのほか、汎用スイッチ/増幅システムやその他のデジタル・システムにもメリットを提供します」。

SOT23、SOT323、SOT363パッケージに封止した80V RETはすでに量産を開始しています。製品仕様の詳細やデータシートについては、http://www.nexperia.com/RETs をご覧ください。

Nexperiaについて
Nexperia(https://www.nexperia.com/ )は世界ですべての電子設計に求められる必要不可欠な半導体やコンポーネントの量産のエキスパートとして、世界をリードしています。Nexperiaはダイオード、バイポーラ・トランジスタ、ESD保護デバイス、MOSFET、GaN FET、アナログ/ロジックICなどの広範な製品ポートフォリオを提供しています。本社はオランダのナイメーヘンで、年間製品出荷数は900億を超えており、各製品は自動車業界が設定した厳格な基準に適合しています。Nexperiaの製品はプロセス、サイズ、消費電力、性能の面で効率のベンチマークとして高い評価を得ており、貴重な電力とスペースを節減し業界をリードする小型パッケージで提供されています。

Nexperiaは数十年間にわたって世界のリーディング企業に製品を供給してきた実績を持っており、アジア、欧州、米国で12,000名を超える従業員を雇用しています。NexperiaはWingtech Technology Co., Ltd.(600745.SS)の子会社であり、広範なIPポートフォリオを有し、IATF 16949、ISO 9001、ISO 14001、OHSAS 18001の認証を取得しています。

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